最後なんですけども、ディエゴ選手について、ここで少し経過をご説明させていただきたいと思います。
先ほどもありましたが(新体制発表会の席での質疑応答で、昨季限りでディエゴ選手との期限付移籍が満了し、今季の契約はないことを明言した)、契約満了で
帰るということになりました。これは昨年の活躍を考えれば、当然われわれも、サポーターの皆さんも、そして今年のチームの構成の中でも(契約を)考えてい
ました。しかし12月の最初から契約交渉をしていく中で、韓国の蔚山現代というチームがディエゴを獲得したいと、こういうこともあったようです。われわれ
の提示した条件、そしてディエゴもレイソルでやりたいという気持ちが強かったんですけども、そういう中で、いろいろなものが動いていってしまいました。
レイソルも、行けるところまでは当然、条件を考えました。ディエゴのほうも来たいということでいろいろとやっていたんですが、間に立っている人間、ディエ
ゴ本人ではありませんが、そういう人間との交渉の中で、1ヶ月以上の交渉の中で、やはりどうしても、どうしても決裂してしまうような状況になってしまいま
した。本当にこれは私も残念ですし、皆様の期待を裏切ったという面では、何とも言えないところです。
その後、ディエゴがどこに行くかはまだ決まっていないと思いますけども、ディエゴのレイソルでやりたいという気持ち、レイソルもディエゴをチームに入れて
構成していこうということが、出来なくなってしまったということを、ここに報告するしかありません。
新しく外国籍選手の獲得に今、動いています。何とか新しい道を拓いて、昨年以上のチームをここにいる皆さんとつくっていきたいと思っていますので、そこをご理解いただきたいと思います。
どうもありがとうございました。
岡田
ありがとうございました。続きまして質疑応答に移ります。出席者は引き続き、レイソル側からは小野寺社長、竹本GM、寺坂取締役に出席していただきます。
そ
れでは質問のある方は挙手でお願いいたします。係員がマイクをお持ちいたしますので、お名前をおっしゃってご発言ください。お一人でも多くの方にご発言い
ただきたいため質問は一人につき1回に限らせていただきたいと思います。ご了承ください。では質問のある方は挙手でお願いいたします。
質問者
市内在住のHと申します。J1復帰、おめでとうございます。そして、ありがとうございました! 愛する柏レイソルが、J1とJ2を行き来するような、エレ
ベーターチームにはなってほしくない、2年目で大健闘した、川崎フロンターレのような、あの路線でいってほしいと思います。
そこで一つだけ質問させてください。ずばりディフェンス面でのことです。率直に申し上げまして、J1で戦っていけるのか疑問を持ち、質問させていただきま
した。昨季のレイソルの失点は、48試合で60失点、これは
13チーム中6位で、平均すると1.25という失点でした。これは思ったより悪い数字だなと思って調べてみると、J1J2がスタートして以降(昇格チーム
で)ワースト3という成績でした。個人的には、レイソルには守り通すサッカーではなく、石さんのサッカー、前から攻撃的に奪いに行くプレッシングサッカー
で行ってほしいと思ってるんですけども、正直、今の陣容で大丈夫かな、と思い質問させていただきました。岡山選手や小林祐三選手は確かにいい選手ですが、
J1には個人で局面を打開できるスーパーなFWがいます。バルサのテュラムを取ってくれとも、千葉のストヤノフを取ってくれとも言いませんが、DFの構
成、現有戦力で行くのか、現有戦力を鍛えていくのか、もしくはディエゴの抜けた穴にDFの選手を補強していくのか、そういった展望の部分について伺いたい
と思いまして、質問させていただきました。
竹本
ご指摘の通り、DF面のことは考えていかなければならない部分です。
DFラインの中に外国籍の選手を入れていませんが、それは石崎監督のほうで、やはりコミュニケーションの面を考えて、日本人選手で行きたいという考えがあ
ります。これから補強とか、そういうことはいろいろと考えていっております。で、やはり個人の力というものはDF面では大きいということはあります。その
上でより人材を入れていきたいと思いますが、やはり去年からやって来た選手の伸びしろ、その辺を加味していきたいと思っています。
ディエゴ選手がチームを離れます。その上で、中盤と言うところに選手を補強する計画を進めています。その選手が、J2ではなくJ1が舞台ということで、攻
撃的な面が多い選手なのか、守備ができる選手なのか、その割合としては守備が多い選手が、現実を見たら必要ではないかなと話しています。
そしてアルセウ選手なんですけども、アルセウ選手はパルメイラスでボランチ、3バックのディフェンダーもできる選手です。相手のボールを取る、相手を止め
る能力が高い選手なので、アルセウ選手をディフェンスラインで使うということも考えておりますので、その場合には、中盤の部分にどんな選手を入れるべきな
のかと考え、守備的な選手ということで、石崎監督と話をしております。
質問者
市川市からまいりましたSと申します。ハード面で質問させていただきたいと思います。先ほど社長が、今年度の平均入場者数13000人を目標にとおっ
しゃってまして、確かにそれくらい入ったら嬉しいんですけども、昨年4対1で勝った(21節の)ヴェルディ戦が11021人、3対3の(47節)横浜FC
戦が11234人、PKストップで勝った(49節の)仙台戦が10654人、逆転負けを喫したホーム最終札幌戦が11471人。行かれた方はわかると思う
んですが、かなり混んでました。私も朝から並びましたが、直接席には入れずに、隙間に入れてもらって入れました。これに13000人来ていただくとして、
ゴール裏のチケット完売では、やはり入れないんですね。公称は15900人ですけど、完売したら見れないと思うんですよ。しっかり席を取ってる方は朝の6
時とか7時から並ぶとか、徹夜とか、それはすごいと思うんですけど、金曜の夜遅くまで仕事をして、普通の家庭を持っている人に、土曜の朝からそれはやはり
無理だと思うんですね。チケットを買えなかったならともかく、買ったのに見るべき場所で見れなかったというのは、試合の結果以前に悲しいところがあると思
うんですね。
今シーズンは始まってしまいますが、今年は夏に中断期間があります。出来ればそこまでに、終盤の観客数が増えるときに向けて、どうやって対処していくの
か、具体的に考えていただきたいと思うんですよ。イエローハウスで伺ったところ、やはり席詰めをお願いするしかないとのことでしたが、席詰めでは無理だと
思うんです。市原臨海のゴール裏のように、当面何とかして増やすのか、今のままで詰め込むのかの2択だと思うんですね。詰め込むとしたら、個人個人のモラ
ルに頼ってやるのか、それとも整理券とか抽選券とか、今の人にどう具体的に詰めさせるのか。もう一度確認すると、何とか仮設でも増やすのか、今のところに
詰め込むのか、詰め込むなら何らかの具体的な策を利用するのか、その3択でお答えいただきたいと思うんです。
小野寺
ただいまのご質問、券を買ってもその席に入れないというのは大変申し訳ないと思っています。ゴール裏とか、スタンド(の増設)をすぐにというのはなかなか
申し上げられませんので、先ほど申し上げたように、長期的な営繕計画を含めてやっていく中で対処していきたいと思います。それでご了解いただければと思う
んですが、どうでしょうか。
質問者
わかりました。私も頑張って朝早くから並びます。
小野寺
申し訳ございませんが、ご協力お願いいたします。