続きまして2007年のレイソルの編成方針です。「挑戦〜進化しつづけるタフネス」というスローガンのもとに編成。
(1)『勝ち点45を目指し、J1に挑戦する』
(2)『石崎サッカースタイルの継続・発展』
相手ボールを奪う積極的な守備、攻守に全員が連動する躍動感、常に勝ちきる勝利への強い意志、常に100%で取り組むチームの規律、雰囲気。気構えだと思います。そこをより継続し、発展していきたい。
(3)『若手選手の強化』
今年チーム編成をしていく上で考えたことですが、(上記)(1)(2)を目指しながらやはりレイソルの24歳以下の選手をより鍛え、若手選手の成長を源にJ1でのチームの安定・チーム力の成長につなげていきたいと考えています。
現在所属の24歳以下の若手の選手は、以下の通りです。
GKは桐畑。昨年U-19アジア予選で代表に選出。DFは左から石川。昨年終盤でレギュラーを獲り、大事な試合で得点。現在U-22代表としてカタール遠
征中。山崎【現レイソルU-18】。昨年U-17アジア予選で代表に選出。左サイドバックで出場。真ん中は小林(祐)。U-21代表候補に入っている。大
島 本年ユースより昇格、U-19選抜。近藤。まだ23歳。2年間苦しいリハビリを経て、昨年最終戦で90分間戦うことができました。レイソル育ちとして
もレギュラーとなってチームの大きな力となってくれれば大きい。2年目の大河原、右サイド小林亮、今年新人の阿部(嵩)。MFで堀田【現レイソルU-
18】U-17代表にも選ばれています。石舘。今年2年目、昨年選手会長も務めた大谷、比嘉【現レイソルU-18】、昨年J2リーグで11得点、愛媛FC
より復帰する菅沼。現在U-22代表としてカタール遠征中。柳澤。昨年U-19アジア予選で代表に選出。今年一番鍛えないといけない選手。右サイド、鈴
木。昨年かなり成長しました。そして今年は結婚して独り立ちしないといけない谷澤。合同自主トレにも参加して気合を見せています。FW李忠成。日本への帰
化も今月中に成立するかもしれません。長谷川、今年東福岡高校からリバープレート、ニューウェーブ北九州を経て加入した池元。こういった選手たちが、24
歳以下で在籍していて、この選手たちをなんとか伸ばしてJ1に通ずるチーム作りをしたいと思っています。
(4)『即戦力の補強』
先ほど新人選手の説明をしましたが、この選手を選ぶときには、チームのリーダー役、または先ほどの若手選手たちのプロサッカー選手としての強いメンタリ
ティー、見本となるような人材を探したいというところまで考えて、即戦力の補強にあたりました。
どのポジションを補強するのかというところで、昨年は2位になりましたが、やはり失点が60点ある、リーグ全体で6番目の成績である。そこをなんとか強化しなくてはJ1では戦えない。
GK。いま南が戦っているが、彼になにかあった時のバックアップ、それよりもやはりライバル争いができるような選手として補強しました。
センターバック。1対1に強く、リーダーになれる選手。去年は多くは岡山と小林(祐)がセンターバックのポジションを勤めてくれました。非常によくやって
くれました。しかし、J1で戦うためにはここを強化しなくてはいけないと判断しました。
ボランチ。攻守に強く、巧い選手。去年リカルジーニョが終盤素晴らしいプレーを見せてくれました。しかし契約満了でブラジルに戻りました。そこのボランチに山根と組んでより攻守に安定できる選手を選びました。
攻撃面。サイドアタッカー。スピードを生かして縦にプレーできる選手。平山、谷澤というテクニシャンもいますが、縦に勝負できる選手を狙って補強を考えました。
FW。攻守に運動量があって、石崎サッカーの前線からの守備を意識でき、ゴールを決められる選手ということで考えました。
今
日現在の契約選手です。GK、南、加藤、桐畑、水谷。DFは3バックでも4バックでも対応できるよう考えています。(左から)石川、去年は少し出番がな
かったので今年は頑張いくという意識が高くなっている中谷、近藤、岡山。川崎フロンタ—レから完全移籍で加入し、レイソルで燃え尽きたいといってくれてい
ます。新人の大島、名古屋から古賀、小林(祐)、右サイドは昨年終盤大事なところで点を作ってくれた、点をとってくれた藏川、まだまだ伸びる小林(亮)、
阿部(嵩)。阿部は右サイドだけでなくボランチもできるユーティティーな選手です。
MF。左サイド すごく意識も高くなってより頑張ってくれるであろう平山、そして菅沼、ボランチ アルセウ、山根、大谷、石舘、永井、柳澤。そして清水よ
り完全移籍でレイソルに来て、練習でもチームを引っ張ってくれる佐藤。右サイド鈴木、谷澤。
FW。8名。フランサ おととい再来日。今年は昨年下半身の怪我が多かったので、自ら筋トレに励むとコーチングスタッフに言っています。一年間プレーをし
たい、安定したプレーをしたいと言ってます。李、北嶋。北嶋も12月にひざの手術をし、リハビリ中ですがすぐに合流できる。ですから先ほど(第1部と第2
部の間に流したVTRで)あんな暗い顔をしていました。阿部(吉)。トップもできますし、両サイドができます。縦に強い選手です。高さの大久保、ドゥンビ
アはコートジヴォアール・オリンピック代表に呼ばれているようです。報告を受けています。長谷川、池元。
1月20日現在、このメンバーで石崎サッカーを継承して戦っていきたいと考えています。
(5)『メディカル体制の強化』
昨年怪我人が非常に多く、心配させたり、グラウンドで監督を悩ましたりしていました。まず、怪我に対応するのではなく、怪我に強い鍛えた体力作りへの取り
組みを今年は体力強化とともに選手に求めていく。どうしても怪我はします。その中で怪我人のピッチへの早期の復帰を取り組んでいきます。
ことしはメディカル&コンディショニンググループとしてこういう体制を組みました。チーフトレーナー徳弘。その下に3つのセクション。リコンディション
治療は荒川トレーナー、大津トレーナー、神田トレーナーという経験豊富な3人。リハビリテーション 怪我人の現場への早期復帰。そこを酒井トレーナー。そ
して今年新しく作ったのがアスレチックリハビリテーション&トレーニング ということで体作り、グラウンドへの早期復帰の手助けということで宝崎アスレ
チックトレーナーを増やしました。この体制で新しい風を吹かせていきます。(提携している)船橋整形外科がドクターを派遣してくれまして、トレーナー陣と
選手の関係をより深めていきたいと考えています。
(6)『育成組織の活性化』
クラブ育ちの人材、コーチ・選手であり、クラブの中で積極的にこういう人材を生かしたい。できればトップ選手の中にも東葛地域、千葉県の地元出身の選手たちをより育成させてあげたいと思っています。
2007年のスタッフです。監督石崎信弘。新しくコーチ石川 健太郎。レイソル選手でもありました。昨年はU-15の監督をしていましたが今年はトップ
チームのコーチです。そして田村コーチ。GKコーチはロビンソン。ブラジル人です。ベルマーレ、ガンバで指導経験をもっています。ガンバが初優勝がした時
のGKコーチです。そういう経験を選手の中に入れて欲しいと思って人選しています。フィジカルコーチに
古邊、松原。テクニカルスタッフ、相手チームの分析に平川、ポルトガル語通訳、公文、新しいポルトガル語通訳の木村、フランス語通訳、伊藤、そしてトレー
ナー陣 徳弘、酒井、荒川、大津、神田、宝崎、エキップメントスタッフで木村(将)、假谷 主務・マネージャーで宮本。
大
事な育成普及グループもコーチスタッフもかなり換えました。チーフに佐々木、U-18監督に芳賀、東洋大学の監督でした。コーチ渡辺、吉田。U-15監督
に千野。Jr.ユース年代のスペシャルな指導をこの(東葛)地域でやっている人材です。コーチ 村井、酒井。U-12監督、増本。コーチ、チェ、ジェフ千
葉より新たに茂垣を入れました。GKコーチ。松本。レイソル育ちで川崎フロンターレで仕事をしていました。コーチ 井上。
普
及グループも、取り組むスタッフを増やしました。チーフに池田。コーチ4名。前ユース監督の清川、皆さんご存知、昨年は営業としてフロント業務をしっかり
学んでくれた薩川が今年から指導者人生をスタートします。そして昨日(1/19)現役を引退をし、普及のコーチとして指導者人生をスタートさせた根引、そ
れと秋谷。育成グループのアスレチックトレーナー 近藤。こういったメンバーでトップチーム含めて乗り切っていきたいと思います。