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2008年11月06日(木)
『2008 第9回イエローハウス』議事録

 去る10月31日(金)に開催いたしました「2008第9回 イエローハウス」の要旨をお知らせいたします。

■日時:2008年10月31日 金曜日 19:30?21:00
■会場:日立柏サッカー場内会議室
■参加者:サポーターの皆様9名、吉田事業本部長 以下5名

事業本部本部長 吉田 憲司(以下:吉田):
過日の鹿島戦の件につきましては、緊急の対策として、ご案内の通りの運営方法をとらせていただきました。ご不便とご迷惑をお掛けすることになりましたこと、ご容赦をいただきたいと思います。来年に向けましては、皆様からのご意見も踏まえ、フードコート始め、レイソルホームパーティーの各種イベントにつきましてもアットホームで手作りというコンセプトを大切にする姿勢で、最良の実施方法を探って行きたいと思って居ります。

また重ねて、横浜戦での二重発券のトラブルについて、お詫びをさせていただきたいと思います。この件につきましては、現在、対象となられる方を全てフォローアップして、手当てをさせていただいております。郵送でお詫びさせていただきますとともに、お電話で1件ずつご説明をさせていただいております。メールなどでもご心配の問い合せがございましたが、ローソンチケットさんのシステム上の問題ではないかとのご心配につきましては、システム上の問題ではございません。今回の原因は、人為的なものでありまして、私どもとローソンチケットさんとの間での、連絡、確認ミスが要因でございます。今後は、同様のミスを起こさないようなチェック体制の新たな仕組みづくりを急ぎ行っております。何卒、ご理解をいただきたいと思います。

(参加者A様):
まず、声を大にして言いたいのは、10月25日からのフードコートの実施形態については、反対であるということです。ただし、これに固執する訳ではなく、先ほどのお話のように来年に向けて検討していただければと思います。フードコートが無くなったということは、事情はどうあれ、日立台特有の雰囲気が損なわれてしまったということです。これは非常に残念であり、これまで大切にして来たコンセプトが他チームの心無いサポーターに踏みにじられたと思っています。非常に悔しいです。鹿島戦の件で警察が介入し、色々な指導があったと推測される中で、区分けするなどの策は見事であったと感じています。

今後、フードコートを元通りにしていく中で、解決しなければならないことが3つあると考えています。1つは、スタッフの対応です。問題を起こしたサポーターが一番いけないとは思います。警察を呼ぶのも致し方ないとは思うのですが、呼ぶ前に沈静化させる策は何かなかったのかと思います。警備、スタッフの方の教育とトラブルの際の対応マニュアルの見直しが必要ではないでしょうか。2つ目として、10月29日付読売新聞のコラム「インサイド」にもありましたが、Jリーグなり、鹿島にアピールをする必要があるのではないでしょうか。その後の鹿島のサポーターズミーティングの議事録も読みましたが、一部サポーターの意見は、鹿島に対しては悪いことをしたが、レイソルに対しては何ら悪いことをしたという主旨の発言はなかったように思います。同じサッカーを愛するサポーターであるのであれば、これは改めてもらいたいと思います。最後に来季のあり方については、先ほど、再考されるとのことでしたので、その中で、より良いものを作っていただければと思います。

運営グループ 境原 貴洋(以下:境原):
現場のスタッフについては、事件が起こってしまってからはマンパワーが大事だと感じております。1人で大勢を相手にするということは物理的にも不可能であると思います。大事なのは、事が大きくなる前に察知し、収束させなければならないということだと思います。運営サイドとしても、警備会社を含めお話をさせていただきました。我々としても相手クラブともっと情報交換をすべきだと感じました。

(参加者A様):

今回のように特別な意識を持って警備などにあたらなければならないクラブもあるという認識を持っていただかなければならないと思います。

(境原):
私自身、認識が甘かったと思います。実際には、後手に回ってしまったとの反省もあります。今後はどのクラブに対しても、同じ気持ちで臨まなければならないと感じています。2つ目のアピールに関しては、事件の内容を時系列にまとめた詳細な報告書を関係各所に提出させていただいております。

(参加者B様):
サポーターを無期限入場禁止にしたり、ホームとアウェイを分離するなど、これまでの様な対処方法ではもう駄目だと思います。Jリーグ全体で、もっと危機感を高めていかなければならないのではないでしょうか。

(境原):
もっともなご意見だと思います。我々ができることにも限界があります。最終的には、Jリーグ全体で考えていかなければならないと思います。とはいえ、レイソルとしては、アットホームで手作りの運営を大切にしていきたいと思っていますので、できればルールでがんじがらめにしたくはないとの思いはあります。できればJリーグ全体で、対策のためのハードを強化していくのではなく、サッカーを愛する皆さんのモラルを強化していくべきだと思います。

(吉田):
先日の読売新聞の論調が明確に訴えているのはクラブの姿勢かと思います。確かに、根絶をするために向かい合うのは誰かと言えば、それはクラブだと思います。鹿島さんには、問題の原因を根絶するという姿勢がありますか、という論調でした。そのためにも我々がやらなければならないことは、一体何があったのかを詳細に明らかにし、関係各所に知っていただくということだと思います。

(参加者C様):
アウェイの試合を見に行った時にも、トラブルがあった時の警備や対応が甘いと感じる時があります。ハードをがっちりするよりも、トラブル時の対応など、ソフト面をきっちりしていくことが重要なのではないでしょうか。

(参加者D様):
トラブルを起こす人は、どのクラブのサポーターにもいると思うので、クラブごとにやっていては、抑えきれないと思います。ですから、Jリーグ全体で連携してやっていかなければならないと思います。

(参加者C様):
これまで観戦したことがない人にとっては、Jリーグは危険だという印象を与えてしまうのではないでしょうか。

(参加者B様):
警察が入っている中でサッカーの試合が行われているのは、おかしいと思います。自主警備として、警備員がいるのは分かりますが、警官に守られなければ、サッカーができないということは、絶対、おかしいと思います。06年から始めたレイソルのこの素晴らしい運営環境は、絶対、世界に発信できると思います。今回の運営方法の変更は残念ですけど、レイソル独自の観戦マナーをもっと厳格にして、問題を起こす人は、強制的に退場させるなどの措置が必要ではないでしょうか。トラブルを起こしたいだけの人は、排除するしかないと思います。Jリーグとして、罰則規定があると思うのですが、どのような場合に適用されるかなどの明確に見えていないので、抑止力がないと思います。具体的な例があれば、抑止力があると思います。Jリーグには、具体的な罰則などの運用規定を作って欲しいと考えています。

(境原):
罰則規定はございます。その規定に準じて、入場禁止などの措置をとらさせていただいています。抑止力として考えた場合は、具体的に開示する必要もあるのかもしれません。

(参加者B様):
Jリーグも公益法人ですから、具体的な責任があると思います。社会的責任があるので、もっと公開していく必要があるのではないでしょうか。今回の大旗の件でも、仮に勝点が剥奪されるという明確な罰則があれば、周りの人が止めたはずです。そういった意味でも、抑止力は絶対必要だと思います。

(参加者F様):
アルコールがトラブルの原因になることもあると思うので、スタジアムでは、販売しないということはできないのでしょうか。

(境原):
確かに、海外では、スタジアムで販売していないところもありますが、色々な事情もありますので、すぐに販売しないということにはできないと思います。様々なことも含め、モラルアップしていかなければならないのではないでしょうか。

(参加者D様):
仮に、アルコールの販売を禁止しても、持ち込んでしまう人がいるのではないでしょうか。手荷物検査を強化するなどの必要が出てくるのではないでしょうか。

(吉田):
これまでのお話をうかがっていると、レイソル独自の運営規定を厳しくしていくというのは、一つの方法かもしれませんね。レイソルには、アットホームで手作りという明確なコンセプトがあります。罰則規定を厳しくすることも必要ですが、事前に防止するという方法が、それ以上に賢明だと思います。レイソルの運営は、明確なコンセプトに基づいて運営しているということを、皆さんにご理解いただきたく努力をさらに徹底していく中で、これに見合う形での運営規定の見直しを行うこともあり得ると思います。フードコートについては、他のクラブのサポーターの方からも、是非、実施して欲しいというメールも頂戴しております。我々も、これまで、大事にしてきたものですから、途中で諦めることはしたくないと考えております。知恵を出し合って、継続できるように考えて行きたいと思います。

(参加者A様):
フードコートは、アウェイサポーターの友達にも非常に評判が良かったです。やはり、入場してからも、交流を持てるということは非常に良いことだと思います。

(参加者G様):
先ほどのレイソルの運営のコンセプトを、チケットを購入するときに、その都度見てもらえる様にできれば良いのではないでしょうか。他のチームにもリンクさせてもらい、事前にコンセプトを理解してもらえれば良いと思います。昨年までは、あまりスタジアムに来ていなかったので、正直、ホームとアウェイのサポーターが交じり合ってしまうことについて、心配しておりました。しかし、実際に経験してみると、本当に良いことなのだと感じました。これは、他のクラブにもやってもらいたいので、他のクラブでも出来るような形をレイソルが発信できていければ良いのではないでしょうか。

(吉田):
今後検討していく上で、今のご提案は、非常に有効であると思います。アットホームで手作りということは、常に頭の中に入れてやってきておりましたが、それを随所でアナウンスして来れたかというとまだまだではなかったかと思います。今後は、もっとアピールしていかなければと感じました。

(参加者D様):
以前は、どのクラブもアットホームな雰囲気であったと思うのですが、いつのまにか、ぎすぎすした雰囲気になってしまったのだろうかと感じています。

(参加者B様):

敵味方に別れるのは試合中だけで、試合前、試合後はサッカーを愛する人たちなので、仲良くできれば良いと思います。

(参加者H様):
先日から柏レイソルタッチャンを始めたと思いますが、加盟店やサポーターの反応はどうですか。

企画グループ 熊谷 宰(以下:熊谷):
先日の横浜戦でご登録いただいた会員数は、約1,000名です。加盟店の方も、初めてのシステムで、使いきれていないところも多々あると思うのですが、自分が住んでいる街にレイソルがあり、この様なサービスがあるのであれば、一緒に有効的に利用していきたいとの声をいただいております。サポーターの方にも、まだまだ、ご理解いただけてないと思いますので、残りのホームゲームでも、キャンペーンを行っていきたいと思います。

(吉田):
タッチャンについては、正直なところ、じわじわと浸透して行ってくれればと思っています。運用しながら、改善すべき点を改善して行きながら、会員数、加盟店数を増やしていきたいと思います。それが、レイソル、地域のスタイルなのではないかと思っています。多少なりとも、地域のお役に立てるのではないかと考えております。

(参加者C様):

このシステムは、良いと思います。街の商店などは、レイソルが試合をしている時間に営業しているので、レイソルとの接点が少ないのです。私も商売しているのですが、周りの方にレイソルのことを話しても、あまり興味を持ってもらえません。レイソルとコミュニケーションを取るうえで、タッチャンは非常に良いと思います。

(熊谷):
まずは、ファン・サポーターの皆さんに、加盟店に行ってもらいたいと考えています。やはり、加盟店の方に実感してもらえないと、中々、広がらないと考えています。加盟店の方にもシステムに慣れていただくと、もっと効果的になると思います。

(参加者I様):
アウェイの試合を日立台でパブリックビューイングを行うことはできないでしょうか。

広報・ホームタウングループ マネージャー 河原 正明(以下:河原):
スカパー!さんの権利の問題もあるのですが、年に数試合はやって良いルールになっていると思います。スタジアムでやる場合は、ビジョンの運営にあたり、それなりの費用が発生してしまいます。条件として、映像装置があって、スカパー!が受信できるということになります。スポンサーが付けば可能かもしれません。有料での実施は、レギュレーションを確認してみないと分かりません。クラブが実施するのであれば、2006年の湘南戦のような状況の場合になるのではないでしょうか。

(参加者D様):
残りの2試合に関して、現在の運営方法で気になることがあるのですが、メインスタンドからフードコートに行く導線で、ホーム側ゴール裏の選手駐車場を通ることはできないでしょうか。車椅子の人などは、大変ではないでしょうか。もう1点は、急な雷雨などの場合、アウェイサポーターの避難、誘導はどの様に考えているのでしょうか。

(境原):
避難、誘導に関しては、緊急時の場合は、ホーム、アウェイと言っている場合ではないと思いますので、レイソルの場合、スペースがあまりありませんので、同じ場所に避難してもらうのは、いたしかたないと考えております。ホーム、アウェイが混在する場所については、警備員を配備することを考えております。

メインスタンドからの導線ですが、車椅子のお客様については、クラブハウス横を通っていただく導線を考えておりました。問合せがあれば、係員をアテンドさせていただき、通っていただくことを考えております。通常の導線として提供させていただくことにつきましては、車の往来もございますので、申し訳ないのですが、現実的には、難しいと考えております。横浜戦からの3試合は、皆様にご迷惑をお掛け致しますが、ご理解、ご協力をお願いしたいと思っております。来シーズンに向けては、改めて、考えて行きたいと思っております。

(吉田):
以前のイエローハウスでご意見をいただいておりました席種のレイアウトについては、やるべきであると考え、検討しております。皆さんが常日頃考えてらっしゃることを、できるだけ実現できれば良いと考えております。まず、レイソルのサポーターの皆さんが来場していただき、楽しめるような環境作りをしようという方向でやらせていただいております。

来季に向けては、イエローハウスでいただいたご意見も反映させてながらやっていきたいと考えております。良いご提案も沢山いただいていますので、少しずつですが、やっていきたいと考えております。

(参加者I様):
スタジアムでリユースカップの使用はできないのでしょうか。

企画グループ 中島 真夕(以下:中島):
リユースカップは、以前に検討したことがあるのですが、非常にコストが掛かり、設備上の条件もあるため断念いたしました。今使っている紙コップについては、数年前は、焼却処分していたのですが、環境面を考えて、2年前から、100%リサイクルするようにしております。

遅くまでご参加いただき、ありがとうございました。

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