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2010年01月27日(水)
『2010年柏レイソルサポーターズカンファレンス』議事録(2)


岡田:
期待しています。それでは、ここからは試合運営の話に移りたいと思います。ホームとアウェイが分離されている日立台の導線とフードコートは元に戻らないのでしょうか?J2になっても変わらないんですかね?寺坂さん、お答えいただけますか?

寺坂 利之(以下寺坂):
その件については、メールなどいろんな場面でサポーターの皆様からご意見をいただいております。結論から言うと、大変申し訳ないのですが、何分にも、鹿島戦でのアクシデントから、千葉県警から柏警察署と、警察側からの強力な指導がございまして、「J2であればそんなに危なくないのでは?」とのご意見も一部受けておりますが、我々も数回、警察署に「しっかりとした警備体制を敷くので」と、お願いに上がった経緯もあるのですが、まだ許される状況ではないというのが現状です。まずはサポーターの皆様の安全を第一に考えたいということで、現状では元に戻すということは、難しいという状況です。申し訳ありません。

岡田:
「今年は」無理だということですね?

寺坂:
来年になったらどうなのかといったところもあるんですが、そうなってくると、やはりスタジアム改修の問題に繋がっていくのではと思います。なかなか果々しい答えができず恐縮ですけど、このような状況です。

岡田:
今もお話に上がりましたが、スタジアム改修の問題については毎年皆さんからご意見が寄せられるのですが、河西社長、こちらはどうなっていますでしょうか?

河西:
以前ミスリードするような発言をしてしまった事実があります。ご存知の通り、日立台のスタジアム、土地、全てが親会社(日立製作所)の持ち物で、交渉するのは親会社ということになります。親会社の話ですが、数字を持ち出して大変恐縮ですが、昨年度7000億円を大きく超える製造業至上最大の赤字を出し、今年も、その時から比べたら回復基調ですけれども、今の見通しでは2000億円を越える赤字ということでございます。

今ここで、いつ頃改修するという見通しを申し上げることが出来ないのが、大変申し訳ないのですが、寺坂が申し上げた通り、こういったいろんな問題はスタジアムの改修に起因していると考えています。計画はいくつか作っておりますが、いつ、どれぐらい規模で、ということを明確にお答えできないのが大変申し訳ないのですが、それが実情でございます。

岡田:
では、スタジアムを改修したいという気持ち、思いは、強くあるんですよね?

河西:
私がレイソルに来て、スタジアム改修に向けて具体的に動き出して2年ですが、何とかしたいという気持ちは変わっていません。

桑原:
僕も実況で全国いろいろなスタジアムに行くんですけれども、やっぱり日立台は特別だと思うんですよ、本当に。トラックのない専用スタジアムというのはいくつかありますけれども、最前列とピッチの高さが同じであったり、本当にイングランドのプレミアリーグを感じられるようなスタジアムは日立台だけだと思うんですよね。だから、その良さを残しつつ、改修していただきたいですね。やっぱり、屋根かな〜と思うんですよね。【場内拍手】濡れてらっしゃる方を見ると本当に気の毒に思いますよね。まぁ、僕も濡れてる時ありますけども。集客にも影響があると思いますので、無理をなさらない程度に、ここはぜひ頑張っていただきたいと思います。宜しくお願いします。【場内拍手】

岡田:
いま、桑原さんから集客の話がでましたが、今シーズンはJ2ということで集客が心配ですが、いかがでしょうか?

寺坂:
2006年のJ2の時の入場者の状況は、J1に比べると、特にアウェイチームのサポーターの方に来ていただきにくいというところで、その部分が集客という意味では特に減ってしまったということがありました。今季についてどのような対策をとっていくかは、まだ明確に煮詰め切れていませんが、例えば、遠くから来るチームの県人会に営業をかけてみようかと社内では検討しているところです。どういったことが有効かということを、まだ具体的に導き出せていないのですが、事業としては、やはり収入が必要ですし、そこはしっかり考えていかないといけないという認識は持っています。

岡田:
鈴木さん、この辺のお話はいかがですか?

鈴木:
4年前のJ2の時にとても感じたのは、メディアの露出がきわめて少なくなってしまうことです。専門誌、スポーツ紙、新聞などもJ2になると選任の担当記者もどうなるかわかりませんし。こちらから情報を発して、地元紙、地元テレビ局とか、もう少し頻繁に取り上げてもらうとか、自分たちで発信して、露出を増やすという努力をしてほしいです。

寺坂:
地元紙や冊子などへの記事・広告出稿などは現状も行っています。また今、「ホームタウンパートナー」という地域の中小企業様ですとか、商店様などにレイソルのパートナーになってくださいとお願いをしておりまして、今のところ約30社からご賛同をいただいています。そういったところを通じて、我々の情報誌をお配りするということを考えています。先ほど河西の方からJ2に降格した責任の問題などが出たのですが、我々の情報誌の中に、そういう社長の考え方とか、フロントの考え方とか、思いを盛り込むことで、皆さんにご理解いただくということも考えています。

桑原:
サッカー専門誌で各チームの補強診断が載っていましたが、鹿島アントラーズ、浦和レッズは1ページ位の大きさでした。それに比べて、レイソルはすっごく小さかった。これは悲しいですよね。

岡田:
ここは、びっくりするような結果を出してくれればいいんですよね。例えば、最速J1昇格や、史上初無敗でJ2優勝などはどうでしょう?【会場(笑)、拍手】

河西:
お約束はできませんが、ぜひそうなるように努力したいと思います。先ほどのメディアの件は、こちらのお三方のご協力もぜひよろしくお願い致します。【会場拍手】

岡田:
それでは、私たちだけで話しているのも何なので、皆様からの質問をお受けしたいと思います。パネリストの方のご意見を伺うこともあるかと思いますので、宜しくお願い致します。

河西:
ちょっとよろしいですか。すいません。これから皆様の中からご質問が出るかもしれませんが、質疑応答の前に、ひとつお話させてください。事前に皆様からいただいたご質問を読んでいるのですが、その中で、「監督の交代が遅かったのではないか?」というご意見を多数いただきました。結果として遅かったことは否めないですが、いざ変えようとしたときには非常に時間がかかるということも事実でございます。言い訳になるかもしれませんが、候補を何人か出して調査し、そこから絞り込んで、やっと交渉となります。そこからさらに条件の折り合いなどをつけなければいけません。言い訳がましいのですが、そこも一言お答えしておきたいと思います。

また、「小見が強化責任者になるのはおかしいのでは?」というご意見もいくつか頂戴しております。先ほど責任については私あるいは、寺坂ということを申し上げたのですが、結果的に責任者として小見にやってもらうということを決定したのですが、これは何も今までレイソルにいた小見を責任者にすることによって責任を曖昧にするとか、そういった意味ではございません。もちろん、小見のサッカーに対する情熱、サッカー観、人脈や決断力を買ってのことです。また、来年のレイソルを考えると、いま在籍している選手や監督との信頼関係が非常に強いということを考えまして、決定した訳であります。そのことが、先ほどから出ておりますように、この状況で多くの選手が残ってくれたという結果につながっていると思います。
最後に2点補足させていただきました。以上でございます。失礼致しました。

岡田:
それでは質疑応答に移りたいと思います。では、ご質問がある方は、挙手にてお願いします。指名されましたら、ご質問の前にお名前と可能な範囲でどちらからお越しになられたかを言ってから、ご質問をお願いします。ご質問は、1回につき1問でお願い致します。

質問者A:
船橋市から来ましたAと申します。モバイルレイソルや、ホームページのリリースの件について質問です。オフシーズンの選手移籍のリリースについてですが、チーム間のやり方もあるかもしれませんが、他のチームに比べて遅い気がします。例を挙げると、大島選手がAC長野パルセイロへの移籍が決まりましたが、長野では、柏でリリースされる2〜3日前にHPで発表されていました。クラブ間でやり取りをしているのだと思いますが、なぜそのようなズレが起こるのか疑問です。また練習スケジュールについても早く出してほしいです。その点は、どうにか改善できないでしょうか?

寺坂:
大島選手の件については、クラブ間の調整の甘さがありました。リリースが遅いということについてですが、正式に契約が決まった時点ですぐに出していますし、これ以上速くなるものではありません。わざわざ時間のタメを作ったりもしていません。スピード感について、どういう感じ方をされているのかというのを、他にもご意見があったら、この場でお聞きしておきたいのですがいかがですか?

質問者A:
他のクラブだと、地元メディアに「交渉が煮詰まってきた」など具体的なことが結構載っていることが多いです。他のサッカーのサイトなどでも、結構載っているのですが、それに比べると、クラブだからということもあるかもしれませんが、決まった時点でもっと早めに出してもらえないものかなと思います。

寺坂:
そういうことであれば、迅速に、決まることが決まればすぐに出すということは、お約束します。交渉の途中経過をクラブからお知らせするのは、相手チームのこともあって交渉段階では難しいことです。メディアの方もいらっしゃるので、恐縮なのですが、メディアの方が発信されるその辺の情報は、正確に伝わる場合もあるのですが、その辺を実際にやっているのは我々なので、違った表現もあるのかなと思います。大変恐縮な言い方なのですが、我々の発表を信じていただきたく思います。

質問者A:
(モバイルレイソルは)有料なので、できるだけ早くお願いしたいと思います。(笑)

岡田:
皆さんお金を払っていますので、決まったことについては、迅速にリリースしていただけるということで、お約束をしていただけるということで宜しいでしょうか?

寺坂:
はい。わかりました。

質問者B:
茨城県から参りましたBと申します。先日、あるメディアでの小見さんのインタビューで、今年の目標としまして「1年でJ1に復帰する。ただ、将来のビジョンはその後」という旨の発言がありました。私、それは逆だと思います。クラブとしてビジョンを示すのが先だと思います。さきほどもお話がありましたが、チームの志向するサッカーということで、「ボールの支配率を上げて、自分達から仕掛けられるサッカーを目指す」という監督のお考えをお聞かせいただいたのですが、それは、クラブとしてもボール支配率を上げて仕掛けるサッカーを長く追求していくのか、その辺をお聞かせいただきたい。いつか監督が代わっても選手が代わっても、「柏レイソルはこういうサッカーをして、Jリーグの頂点、世界を目指して行くんだ」というものを示して欲しいと思います。宜しくお願いします。

小見:
最初の方のインタビューの話ですが、その時のメディアに出た話は、言葉足らず、文章足らずだと思います。私が取材を受けた時に言ったのは、「将来のビジョンを先に語りたくない」と。それよりも何しろ、1年で復帰するということをシンプルに考えたいという思いからです。何も考えないで、「ただ、上がれば良い」という言い方をしたのではなくて、「3年後にはこうして、5年後にはこうするというように、言葉や文章にするのは、簡単だが、今は話したくない」ということを取材で話したつもりです。別に、ビジョンがないという訳ではありません。とりあえず、今年の目標をシンプルにしたかったという話をしたんです。

レイソルのサッカーをという話は、先ほどもパネリストの方から出ましたけど、支配率を上げて仕掛けるというのは、一つの表現であって、どこの世界に行っても支配率を下げて勝ちに行くということはないので、自分で言っていて、当たり前すぎると思ったのですが、これからリスタートするという気持ちもあるので、若手選手を含めて選手の質を上げながら、J1復帰できたら、チーム内の代謝も起こるでしょう。毎年、毎年のことをメディアには出していこうと。「3年後にはこうしたい。5年後にはこうしたい」というのは、もちろんありますけど、今は目先のことが本当に大事だと思っていて、「ただ勝てばいい」というものではないと考えています。

岡田:
先ほど、パネリストの桑原さんも似たような質問をされていましたが、今のお話聞かれていかがですか?

桑原:
そうですね。難しいこと振りますね。【会場(笑)】僕は単純に、遠い将来も見据えて、凄く壮大なことを言うと、バルセロナなんかは、誰に聞いてもどういうサッカーをするかということは、ご存知だと思いますし、ユースのカンテラの子供達も、ああいうサッカーをやっているバルセロナというトップチームに入りたいからそこに入ってくるんだと思うんですね。千葉県だけでなく、柏の子供達が、レイソルのトップのサッカーはこうだということを認識して、同じようなサッカーを大人になったら、プロとしてやりたいんだということが見えるようなクラブ作りができれば良いなと個人的に思っているだけなのですが。すいません。出すぎたようなことを。【会場拍手】

岡田:
小見さん。そうなりますか?

小見:
約束しますか?

岡田:
してください。

小見:
私もそのようにしたいです。【会場拍手】

岡田:
今、約束していただきましたので。ありがとうございます。

質問者C:
埼玉県から来た、Cと申します。昨日、長谷川選手の件、発表されたんですけども、完全移籍になったのですが、移籍金は満額いただけたのでしょうか?【会場(笑)・拍手】
モンテディオ山形さんはお金がないイメージだったのですが、いろいろと補強されています。せこい話で申し訳ないのですが、柏も以前にJ2を戦った時より、会員のチケット割引額もせこくなっていて、柏もお金がないと思うので、その辺の所をはっきりとしていただければ、フロントの方も最大限頑張っていただける、私達もこれからも応援していこうという気持ちになれると思うので、お話いただける範囲で、教えていただければと思います。宜しくお願いします。

寺坂:
山形さんの名誉の為にも、しっかりといただきました。【会場拍手】
額面は言えませんが。【会場(笑)】

質問者D:
船橋市から来ましたDと申します。
柏市の方たちにレイソルを本当にアピールできているか常々思っています。特に柏市(自治体)の方がこの舞台に上がって、パネルディスカッションに入っても良かったのではないですか?柏市との関係について、教えていただきたいと思います。是非、社長お願いします。【会場(笑)・拍手】

河西:
柏市との関係が悪いというようには思っておりません。ただ、柏レイソルがこの地域に来たという経緯もございまして、最初から良く自治体と話し合ってという訳ではございません。そういったものが今でも少し残っているのかもしれませんが、柏市との関係は、決して悪くありません。
アソシエイツ、法人会員などで努力しておりますし、私自身も地域の会合などでPRしています。ご指摘の通り、柏市でのレイソルの存在感が薄いというのであれば、もっと私共も努力しなければならないですし、柏市の方、柏市(自治体)の方でも、もっとレイソルを積極的に利用するということをこちらの方から働きかける必要があるのではないかと思っております。

岡田:
もうちょっと、市民の方とか近隣の方が試合に足を運んだり、普通に歩いている人の目に付く黄色いものが、もっとあっても良いと思うので、具体的に進めていって欲しいなと思います。宜しくお願いします。【会場拍手】

質問者E:
東京から来ましたEと申します。先ほど、お話がありましたが、昨年、アルセウ選手がケガをしてしまったから、降格に響いてしまったとか、昨年、試合を見ていて思ったことですが、フランサ選手がいると良いけれど、いない時に、まったく違う戦い方しか出来なくなってしまうなど、今年もまた、絶対に起こり得ることだと思います。誰がいないから出来ないとか、誰がいないから勝てないというチーム作りは、心配に感じています。誰が出ても同じような戦い方が出来るチーム作りを目指していただきたいというのと、

前年の高橋監督が辞められたことですが、色々と準備があって、交代が遅れてしまったということですが、高橋監督を諦めた段階から探すというのではなくて、うまく行っている時から、何かあった時の為に、少しは探していただくとか、リスクマネージメントをもっと気にしていただきたい。フランサ選手は、今後何年も中心には据えられないと思うので、継続して同じ戦い方ができるという方法を探っていただきたいと思います。【会場拍手】

小見:
今のお話はごもっともなことばかりだと思うのですが、監督の問題は、非常に難しい話です。昨年の話ですが、高橋前監督で持つか持たないかというところで、彼のチームへの影響力を考えたりしながら、彼からもヒアリングをして、彼が持ちこたえるかどうかというところをしっかり話しました。そういうこともあって、少し時間が掛かりました。それから、タイミング良く人選出来れば良いのですが、予め用意しておくというのは、監督については非常に難しい問題があります。

選手のことは、ネルシーニョもフランサ頼みのチームにしないとはっきり名言しています。その為に、日本人をどう起用して、どう育てていくか。フランサがいない時に点を取れないのではないかと思う人は、内部にも外部にも思う人がいると思います。そういう意味で、明確なストライカータイプを連れて来ようという意見もありますが、たとえばセンターフォワードは多くても1試合に2人ぐらいしか出られません。その争いを沢山作るよりも、中盤でゲームをコントロールでき、攻撃にも有効に生きてくれるという意味で、外国籍の話ですが、ストライカーを探すよりも、レアンドロという選手にした経緯もあります。

フランサに代わるということは、今の日本人レベルでは難しいかもしれませんが、監督は、はっきり明言しています。ケガしたという理由で、チームが崩れないということは、テーマになっています。アルセウがケガをしたのが降格の要因ということは、いくつもある中の一つの起因だったと思います。それに補足すると、ボランチという要のポジションであったし、高橋前監督は、彼をキャプテンにするとまで信じ込んでいました。ところが、大谷や杉山にケガが相次ぎ、フランサもケガをしていまい、高橋前監督が開幕に考えていた選手が5人位ケガで欠けていたという実情がありました。アルセウの件は、補足させていただきます。

質問者F:
柏市から来ましたFです。レンタル移籍について聞きたいのですが、長谷川選手が完全移籍をしてしまったということもありますし、今シーズンレンタル先から帰ってきた選手がいないと思います。レンタル移籍は、若手選手の出場機会ということもあると思うのですが、現状は、チーム強化に繋がっていない気がしています。レンタル移籍について、どう考えているのか教えて欲しいと思います。

小見:
たまたまそうなっているということもありますし、本人の意思も確認します。先方のリクエストもあります。ネルシーニョ監督になってからは、レンタル選手の試合映像を見せ、残っている選手とも比較します。よくミーティングもしています。選手本人の意思、相手チームの意志、そして監督の意志をすり合わせています。レイソルは、戦力的に余裕がある訳ではないので、レンタルということは、1つは、現時点での監督の中での先発ではないという考え方が多分に入ってくる場合があります。ただ、いざ移籍したチームで先発で活躍しているから戻したいと思っても、レンタルは最低1年ということになっているので、中々戻し難いということもあります。

岡田:
今の話を聞いて、鈴木さんどうですか?

鈴木:
菅沼選手のようにスケールアップするのはいいですが、移籍先と試合をした時に、痛い目にあうことが多かったと思います。【会場(笑)・拍手】
痛い目にあわないようなやり取りはあるのですか?【会場(笑)】

小見:
長谷川は試合に出ましたよね。今年、札幌の石川も出ます。打算的な話ですが、レンタル料をしっかり払ってくれるチームに対して、そういう条件は言い辛いものです。その逆を言ってくる場合もありますが。出場する、しないに関しては、特別ルールが決まっている訳ではないので、それも基準として考えたりします。

質問者G:
フロントからのビジョンが出されていない気がするのですが、経営側から「柏レイソルはこういうクラブにしたい」という具体的なイメージが出ていないので、それを出して欲しいと思います。前回、降格した時に幹部クラスのブログを作っていただけるということでした。情報発信の場が少ないために、不信感が生まれてしまったのではないかと思いますので、対策などを示していただきたいと思います。

河西:
まずは、ブログの話ですが、IT関係の知識が不足しておりまして、ブログについては、考えておりません。【会場(笑)】
お答えになるかわかりませんが、アソシエイツ会員様向けの情報誌がございます。毎号、私の考えをそこでお示しするような形にしていきたいと思っております。ブログも研究してみたいとは思っておりますが、良くわかっておりません。【会場(笑)】
フロントからのビジョンについてのご質問については、先ほど小見が申しましたが、今考えているのは、「1年でJ1に復帰したい」ということであります。こういうクラブでありたいということで言えば、先ほどヨーロッパのチームの話が出ましたが、恥ずかしながら明確なイメージを持っている訳ではありません。いずれにしましても安定した経営とJ1での安定した成績、もちろん優勝を狙える位置だと考えております。そのために何が必要かを示せと言われたら、今はすぐに申し上げられないのですが、経営の安定と成績の安定を両立したチーム、会社を作るのが、私の仕事だと認識しております。

岡田:
フロントの方の情報発信の場というのは、ブログでは無いにしても、何かしらで行っていくということですよね。

河西:
ブログと比べると貧しいものかもしれませんが、それはやっていくつもりでおります。

寺坂:
河西から話がありましたように安定した経営というところは、大きいと思います。皆さんご承知かと思いますが、ある一部のクラブは別かもしれませんが、各クラブを取り巻く経営環境は、非常に厳しくなってきております。そういった中で、どうやって経営の規模を保って、チームの戦力に変えていくかという所は、しっかりとビジョンを持ってやっていかなければならないと感じています。

岡田:
以上をもちまして、サポーターズカンファレンスを終了いたします。
ご質問出来なかった方もロビーに設置してありますご意見箱や公式ホームページでご質問、ご意見を受け付けておりますので、是非、お寄せください。また、イエローハウスも今年も引き続き実施する予定です。是非、ご参加いただければと思います。
柏レイソルは、1/31からは、グアムキャンプが始まります。また、2/21には、フクダ電子アリーナでちばぎんカップが開催されます。皆様、本年もより一層のご声援を宜しくお願い申し上げます。【会場拍手】
本日は、ご来場いただきまして、ありがとうございました。
皆様、お気を付けてお帰りください。ありがとうございました。

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