2007年9月20日

原点。

それにしても、練習試合勝てないね・・・。
相手は、山下とか元Jリーガーが何人かはいるけど半分以上は
アマチュア選手だからね。
柱さんが監督だから、いいチームかもしれないけど
やっぱり負けるのって悔しいよ。
後で、柱さんに聞いたら点を取った相手の10番は学校の先生らしい。
その他にも、昼間は仕事してて夜だけ練習っていう選手もたくさんいるらしい。

そういう現実を聞くと、やっぱり負けちゃいかん。

しかも、ホームだし。
栃木の選手は、バスに揺られて試合してるわけだし。
こっちは、プロでサッカーだけに集中出来る環境なんだから
やっぱり負けちゃいかん。

もう一度考えてほしい。

始めてプロサッカー選手になれた時の喜びを。


小さい頃からサッカーを始めて、中学、高校と続けてきてプロになれた選手。
大学を経てプロになれた選手。
みんな、決して簡単な道のりでプロになれたとは思わないし
苦しいことや辛いことも多かったと思うけど、結果的にプロになれたわけだ。
でも、その過程の中できっと周りにはおんなじように努力して
苦しいこと辛いことを乗り越えてきた仲間がいたはず。
でも、そのほとんどの仲間達は、到底プロにはなれず
同じ努力をしてきたはずなのに、夢を諦めざる得なくなってしまう。
きっと、今、プロになれた選手は、その仲間達より
ほんの少しだけ才能があったり、運が良かっただけかもしれない。
プロになれた選手は、選ばれた人間かもしれないけど
本当のところは紙一重なのかもしれないと、今日の試合を見て感じた。


もう一度、原点に戻ろうよ。

自分が選手の頃、2つ年上の兄貴と酒を飲むたびに
「小さい頃は俺のほうが巧かった」
って毎回始まる。
どちらかというと、努力家タイプの兄貴は、自由奔放にプレーしてた弟が
プロになったのが気にくわなかったのか、自慢だったのか
よくわからなかったけど、いつも
「うんうん」
って黙って聞いてた。
兄貴の後を追い続けて、プロになれた自分と
サッカーを続けたくても続けられなかった兄貴。
兄貴と酒を飲むたびに、いつも原点に戻され新鮮な気持ちになれたことを思い出す。

もう一度、原点に戻ろう。


サッカーが出来る喜びを感じようよ。