2009年8月13日

坂道

金沢からバスで柏に向かってます。

今日の試合結果は…


残念ながら青森山田に2-4で負けてしまいました。


前半2点リードしながら、後半で4失点。


今日のゲームも含め、今回の金沢遠征で気づかされたことがたくさんあった。


その中でも、メンタル面、フィジカル面は特に課題が浮き彫りになった。


炎天下での連戦で、肉体的にも、精神的にも厳しいのはよくわかるが


本当に100%の力を出しきっているとは思えない。


技術的には、他のチームより劣ってるとは思わないし、むしろ上。


ただ、高体連のチームはひたむきによく走り、貪欲にゴールに向かう姿勢がある。


よく走る…


サッカーの原点だよね。


この金沢遠征で、試合に負けて走らされてるチームを何チームか見かけた。


連戦のうえ、試合が終わってから走らせるのは


どうなんだろうと、遠目から見ていたりもした。


ある名門高の監督が話してた。


「たまには、理不尽なこともやらせないと強くならん」


実際のゲームでも理不尽なことは起こりうる。


明らかに、ボールを保持し攻撃を仕掛け、華麗に崩し得点をあげても


ラフにボールを放り込まれ、カウンターで失点をしてしまうこともある。


レフェリーのミスジャッジだってある。


サッカーには理不尽な場面がたくさんあって


綺麗なサッカーイコール勝利ではないし


だからサッカーは面白いのかもしれないけど。


理不尽な場面に対応するには


時には理不尽なトレーニングも必要なのかもしれない。


だからというわけではないが


遠征最後のメニューとして


今日の試合が終わったあと


選手全員に坂道ダッシュを課した。


あえて、ナンセンスだと思ってたことをやらせた。


本数を重ねるごとに、泣きそうな顔をして


坂を登ってくる選手達を見て


こっちのほうが心折れそうになった。


坂道はとてもキツかったと思う。


でも、最後まで妥協しなかった。


この夏、金沢遠征で体感し、感じた思いが


彼らの成長となり

どんな困難な状況にあっても

今日の険しい坂道を登るように


前に…


前に進んでいけるように。


SHIMO