坂道
金沢からバスで柏に向かってます。
今日の試合結果は…
残念ながら青森山田に2-4で負けてしまいました。
前半2点リードしながら、後半で4失点。
今日のゲームも含め、今回の金沢遠征で気づかされたことがたくさんあった。
その中でも、メンタル面、フィジカル面は特に課題が浮き彫りになった。
炎天下での連戦で、肉体的にも、精神的にも厳しいのはよくわかるが
本当に100%の力を出しきっているとは思えない。
技術的には、他のチームより劣ってるとは思わないし、むしろ上。
ただ、高体連のチームはひたむきによく走り、貪欲にゴールに向かう姿勢がある。
よく走る…
サッカーの原点だよね。
この金沢遠征で、試合に負けて走らされてるチームを何チームか見かけた。
連戦のうえ、試合が終わってから走らせるのは
どうなんだろうと、遠目から見ていたりもした。
ある名門高の監督が話してた。
「たまには、理不尽なこともやらせないと強くならん」
実際のゲームでも理不尽なことは起こりうる。
明らかに、ボールを保持し攻撃を仕掛け、華麗に崩し得点をあげても
ラフにボールを放り込まれ、カウンターで失点をしてしまうこともある。
レフェリーのミスジャッジだってある。
サッカーには理不尽な場面がたくさんあって
綺麗なサッカーイコール勝利ではないし
だからサッカーは面白いのかもしれないけど。
理不尽な場面に対応するには
時には理不尽なトレーニングも必要なのかもしれない。
だからというわけではないが
遠征最後のメニューとして
今日の試合が終わったあと
選手全員に坂道ダッシュを課した。
あえて、ナンセンスだと思ってたことをやらせた。
本数を重ねるごとに、泣きそうな顔をして
坂を登ってくる選手達を見て
こっちのほうが心折れそうになった。
坂道はとてもキツかったと思う。
でも、最後まで妥協しなかった。
この夏、金沢遠征で体感し、感じた思いが
彼らの成長となり
どんな困難な状況にあっても
今日の険しい坂道を登るように
前に…
前に進んでいけるように。
SHIMO