2009年10月15日

本当の…

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今日の午後の講義は、小野田寛郎氏による講演。

小野田氏は現在86才。


知っている方もいると思いますが


戦後30年間、フィリピンのルバング島に留まり任務を遂行し続け


昭和49年に、作戦任務解除命令を受け日本に帰還。


現在は、全国各地で青少年育成野外活動の指導や講演会を行っている。


最初は、「30年間ジャングルでどうやって暮らしていたのだろう?」


なんて、安易な考えで講演を聞き始めたのだけど


30年間の様々な体験談や


その時の精神状態や、生死をかけた生き方など


話しを聞くうちに、どんどん引き込まれていった。


ルバング島に情報員として送り込まれてから、最終的に1人になり


30年間、見つからないように生き延びてきた。


始めは、2700発の玉を持って入り、60才までは玉がもつように計算して使い


最後は500発残っていたそうで


その話しだけでも、いかに緻密に生きる為に考えてたかが伺える。


戦争を知らない自分達世代には、真実はわからないし


本当の戦争の意味もわからない。


ただ、過去にあった貴重な話しを聞けたことは良かったと思う。


話し方や顔は柔和な感じで、優しい印象を受け


ピンと伸びた姿勢や身のこなしは、到底86才には見えない。


そんな小野田氏の言葉で


『強くなければ生き残れない』


『優しくなければ社会で通用しない』


本当に強い人の言葉には説得力があった。


戦争とは…


本当の強さとは…


本当の優しさとは…


いろいろ考えさせられた1日でした。


SHIMO(^-^)v