本当の…
今日の午後の講義は、小野田寛郎氏による講演。
小野田氏は現在86才。
知っている方もいると思いますが
戦後30年間、フィリピンのルバング島に留まり任務を遂行し続け
昭和49年に、作戦任務解除命令を受け日本に帰還。
現在は、全国各地で青少年育成野外活動の指導や講演会を行っている。
最初は、「30年間ジャングルでどうやって暮らしていたのだろう?」
なんて、安易な考えで講演を聞き始めたのだけど
30年間の様々な体験談や
その時の精神状態や、生死をかけた生き方など
話しを聞くうちに、どんどん引き込まれていった。
ルバング島に情報員として送り込まれてから、最終的に1人になり
30年間、見つからないように生き延びてきた。
始めは、2700発の玉を持って入り、60才までは玉がもつように計算して使い
最後は500発残っていたそうで
その話しだけでも、いかに緻密に生きる為に考えてたかが伺える。
戦争を知らない自分達世代には、真実はわからないし
本当の戦争の意味もわからない。
ただ、過去にあった貴重な話しを聞けたことは良かったと思う。
話し方や顔は柔和な感じで、優しい印象を受け
ピンと伸びた姿勢や身のこなしは、到底86才には見えない。
そんな小野田氏の言葉で
『強くなければ生き残れない』
『優しくなければ社会で通用しない』
本当に強い人の言葉には説得力があった。
戦争とは…
本当の強さとは…
本当の優しさとは…
いろいろ考えさせられた1日でした。
SHIMO(^-^)v