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2006年01月29日(日)
柏レイソルサポーターズカンファレンス議事録 その2

ナラ
続きまして、柏レイソルゼネラルマネージャー 竹本一彦よりご挨拶ならびにチーム強化に関することについてお話させていただきます。

竹本一彦ゼネラルマネージャー(以下竹本)

おはようございます。今年から柏レイソルのGMを務めさせていただく竹本でございます。今日は本当にこの朝早くからカンファレンスにご参加いただきまして
ありがとうございます。私自身、昨シーズン、トップチームのヘッドコーチをしていまして、昨年の結果に対しては非常に深く責任を感じております。昨年一年
のなかで多くの課題、いろんな流れを身をもって体験しております。今年はそのマイナス部分、プラス部分を今年のチームに身近なところから修正しながら、そ
の経験をいかしたいと思っております。これからのご理解とご協力をぜひお願いしたいと思っております。

今年の2006年の柏レイソルのチームスローガンは「タフネス」。タフな選手で、タフに戦い、タフに勝利する。昨年度の反省も含めながら、フィジカル、メ
ンタル面両面でのタフネスを鍛えていきたいと思います。特にJ2リーグを戦い抜くべく、J1と違って、遠征の多さ、試合数の多さ、グランド・相手の戦い方
の違い、あらゆる面で変わった戦いになっていくと思います。そういった面でタフなチームづくりをして打ち勝っていきたいと思います。

チーム指針。今年はレイソルのアルファベットに意味づけをさせていただきました。



R−Re-set

原点に戻って、新しい挑戦の2006年。48試合、タフなJ2リーグ。J1昇格を目指して戦うハートをもった選手たちでチームを構成しました。皆さんも非
常に気になされてた主力選手の移籍、やはりこの契約更改にあたりまして、主力選手はみな責任を感じてチームに残りたいという気持ちは非常に持っていまし
た。同時に、やはりJ1で戦いたい。年齢の高い選手はやはりその貴重な選手生活をJ1で送りたい。ましてや今年はワールドカップイヤー。ワールドカップに
もう一度行きたい、そのチャンスにはJ1がより近い。そういう選択に悩んだ選手も多かった。何回も話をさせていただいて、そのなかでもやはり今年のレイソ
ル、J2の舞台で、J1にあげる作業を第一目標にあげる選手と契約させていただきました。その意味でも、昨年度のレイソルとはやはり違います。しかし、
残ってくれた選手はJ1昇格に向けて根性を入れて戦ってくれる選手だと思っています。



E-Energetic

活発な、精力的なチームの実現。攻守に動き続けるチーム、選手づくり。石崎監督のチームコンセプトはこれからグランド上でみなさんにお披露目していくこと
になりますが、やはり攻守に、攻撃だけではなくて、守備だけではなくて、エネルギッシュに動けるチーム、動ける選手をつくりたい。昨年度はラスト15分、
試合の終盤になって動きが落ちる、特にシーズン終盤はそういう試合展開が多かったと思います。やはり48試合通して、各試合一試合一試合を通してタフな
チーム、ラストの15分でもそこからもう一回動き始める選手たちをつくりあげなくてはいけないと思っていますし、そういう選手に支えられてチームのパ
フォーマンスがより終盤になってあがる。そういう活動的なチームを監督も目指していますし、私もそういう選手を変革してつくっていってほしいと思っていま
す。



Y-Yellow Spirit

日立台を黄色に染めるサポーターと選手、チームカラーである黄色を共有して戦いたいと思っております。日本で一番臨場感のある、この日立台のサッカー場。いい流れでサポーターと選手が一体となって戦っていい結果を残したいと思います。



S-Sincerity

誠実さ。プロ選手として人間性、社会性を高める。各選手に当たり前のことから始めよう、挨拶をする、時間を守る、整理整頓をする。本当に基本的なことです
けれども、そういうことを当たり前のことから始めよう、と。やはり相手を尊重して、感謝の念を持って、選手同士、スタッフ、フロント、そしてサポーターの
みなさん一人一人を大切にして、お互いを尊重しあう精神をもう一度見直していこう、そういう気持ちでこのSincerityを表現しました。



O-Organization

組織作り。選手、スタッフ、フロントのまとまり、そしてサポーターとの連携を深める。いま、社長の小野寺のほうからもお話がありましたけれども、新しい組
織、血の通った組織にしていきたいと。大事なのはコミュニケーション。そのなかで選手、スタッフ、サポーターとの連携がより高まったレイソルにしなければ
と思っています。



L-Love Kashiwa

ホームタウン、地域への変更、愛着。育成、普及での連携強化。これこそ、大事なポイントだと思います。育成組織、普及組織、よりそこに力を注いで、ここのより根ざしたチームづくりをしなければと思っております。

このチーム指針は、On the PITCH、グランド上でも、Off the
PITCH、グランド外でも意識して進めていきたいと思っています。1月20日にクラブの結団式をスタジアムの4階でやりました。フロント全員、今年の外
国籍をのぞく選手(U-19日本代表・柳澤も不参加)、スタッフ、育成の指導者、みんなが集まってこのチーム指針を確認しました。On the
PITCH、Off the PITCHでより一体となったチームづくりをしていかなければと思っています。

さて、今年のレイソルのチームスタッフです。もうすでにご存知の方も多いかと思いますが、監督に石崎信弘。コーチに高、田村。高コーチは昨年度は水
戸ホーリーホックのヘッドコーチをしていました。やはりJ2の経験を持っているコーチです。フィジカルコーチには古邊、松原。新任の古邊は昨年度アルビ
レックス新潟のフィジカルコーチでした。彼も現役時代とアルビレックス新潟のコーチ時代で2度、J2からJ1への昇格を経験しているコーチです。

ヴェルディの監督とコーチ陣がマスコミで騒がれますけれども、やはりヴェルディというのはマスコミのチームで、私もヴェルディには20年間、読売サッカー
クラブ時代から仕事をしていましたけれども、まあマスコミのチームということで派手なところがあるんですが、今年に関しては、柏レイソルのスタッフ、特に
現場の指導者に対しては、実をもった指導者を選びたい、と。彼らは必ずその経験を活かしてチャレンジしてくれると思っております。

そしてGKコーチ、鈴木。アスレチックトレーナーに徳弘。このアスレチックトレーナーには選手の身体作り、とくにタフネスということでシーズンを通しての
身体づくりにあたってもらいます。アビスパ福岡や加茂ジャパン、ちょっと古くなりますけれども1997年から8年、その代表チームにずっとついて、選手の
身体作りに関わってきました。とくに今年の休みなく、ワールドカップ関係なく続くJ2リーグの戦いにおいては選手の肉体の向上、管理が大事になってくるの
で、新任としてここのポジションに徳弘アスレチックトレーナーを置きました。

トレーナー。酒井、荒川、大津、神田、これは昨年と同じでございます。テクニカルスタッフに平川。相手チームのスカウティングを先乗りして行います。そしてエクイップメント、用具の管理をやるんですが、木村、假谷。主務に宮本。通訳、公文というチームスタッフです。

柏レイソル選手一覧がみなさんのお手元にあると思うんですけれども、それとはちょっと違ったかたちで表現してみました。GK、DF、MF、FWとい
うかたちでご紹介したいと思います。4−4−2というかたちで表していますけれども、3−5−2になるのか、まだまだシーズン前ですから、シーズンに入れ
ば使い分けていくと思いますが、概ね、役割としてはこういうところを担っていくということです。

GKに南、ノグチピント、加藤、そして新人の桐畑。ユース育ちの選手です。

DF。左からご紹介します。まずは中谷。名古屋グランパスエイトからの加入です。そして石川。根引、岡山。この岡山という選手は川崎フロンターレからのレ
ンタル移籍。川崎で、そして福岡で、2年連続でJ2からJ1に昇格させた昇格請負人です。今年から背番号3をつけている近藤直也。現在ケガでリハビリ中で
すので、復帰は7月、8月ごろになるかと思います。それから中澤聡太、新人の大河原、小林亮、そして藏川。藏川はJFLのFCホリコシからの移籍です。ホ
リコシではキャプテンをやっていまして、非常にハートの強い選手。5年前にはマリノスに1年間所属していた選手です。鈴木将太。大宮からのレンタル移籍で
す。スピードのある選手です。

中盤。大谷、リカルジーニョ、小林祐三、それからジェフからレンタル移籍の瀬戸春樹。川崎フロンターレからの移籍で山根、サガン鳥栖でのレンタルからの復帰で落合。このあたりの選手が中盤のボランチ、ストッパーを兼ねるかな、と。

それから攻撃的な中盤。パルメイラスから移籍のディエゴ・ソウザ。左利きの大型、テクニシャンな選手です。それから平山。横浜マリノスへの移籍を断って、
残る決断をしてくれた選手です。石舘。左利きです。浜松大学を中退しての加入です。永井俊太。こちらもレンタル席の水戸ホーリーホックからの復帰です。そ
して柳澤。現在、U-19日本代表遠征でカタールのほうに出かけています。ユース育ち。生粋のユース出身なので、こういう選手をチームの将来の中心に据え
ていけたら、と思います。谷澤。背番号が変わっていますが、彼への期待を込めてということです。

FW。山下。現在リハビリ中ですけれども、キャンプから参加します。フランサ。フランサはいろんなチームから、海外のチーム20チームくらいからオファー
があったと聞いております。しかしレイソルで、たとえJ2であってもやりたいと。去年のパフォーマンスに対して非常に反省しておりまして、不甲斐ない自分
しか見せられなかった、どうしても今年レイソルで自分のプレーを見せたいという強い気持ちで昨日、来日しました。午後の練習に早速参加していますけれど
も、そういった強い気持ちがあるのは、何かを見せてくれるかなと思ってしまいますし、見せてもらわなければと思っております。

宇野沢、鈴木、李忠成、そしてエスパルスから移籍の北嶋。彼も先ほどのインタビューにありましたけれども、レイソルでのプレーを非常に楽しみに、喜んでくれていますので、彼にも期待はしたいと思います。

そして新人の長谷川。彼は流通経済大付属柏のエースでしたけれども、高い可能性を持っています。彼ら、長谷川、柳澤などの選手たちにもプレーの可能性を与えたいし、伸びてほしいと思います。

今年のスタッフ、選手は以上です。いろんな質問はまたあとでみなさんからいただきたいと思います。今後とも、一年間、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

ナラ

質疑応答の時間は後ほどとっております。続きましてパネルディスカッションに入りたいと思います。

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