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2006年01月29日(日)
柏レイソルサポーターズカンファレンス議事録 その4

ナラ
そうなんですよね。これ以上はね。新監督・石さんは、個人的には非常によかったなぁと。

河合

ゼネラルマネージャー。実際のところ、新監督ですけれどもね、「この人は絶対ほしい!いや、でも石崎さんでもいいや」みたいなね。そういうところもあったんですか?

竹本

ヒディングでも呼びたかったんですけれども(笑)。いや、それは冗談ですけど、石崎監督でもいいや、っていうところはないんですけれども。やはりチームが
移り変わる、はっきり言っていまはボトムの状況のなかで。昨年当然皆さんもご覧になっていましたけれども、外国籍選手と監督、日本人選手、といいハーモ
ニーがつくれなくて、それは私も非常に責任を感じているところなんですけれども。チームというのは、お互い血が通って信頼しあっている状態というのは負け
ても苦しいときでも、もうひとつ盛り返していこうという力が出るんですけれども、それがブツブツブツブツ切れかけていくと、非常に苦しくなるものなんです
ね。

石崎という男は選手たちの信望といいますか、今度練習を見に来ていただければと思うんですが、ひとりひとりに対してコミュニケーションを熱くとる人間でし
て。広島弁でいつも「のうのうのうのう」言っていますが、端正なマスクでもありませんし(笑)、言い方も骨っぽいといいますか、男っぽいといいますか。
チームの輪であるとか、こういうボトムな状況のときに「わしがやったるのう」と選手をまとめてくれる精神的な強さを持っています。自分としては、そういう
彼の人間的な温かみが、いまこのチームには必要なんじゃないかな、ということがありまして、地味ですけれども彼を選びました。まあ、地味な印象を受けます
けれども、熱い男ですし、理論もしっかりしていますし。

河合

じゃあいまは正解だったと。

竹本

これは当然、結果が出てこなければいけないので、それは戦い方とかチームの結果で判断しなければいけませんし、それは当人も良くわかっていますし。ベスト
な補強だったとは思っていませんけれども、逆にベストな補強だったからといっていい結果がついてくるかはこの世界わかりませんので。ただベストなチームづ
くりを、自分のベストな力を出してやっていこうという確認は出来ていますので、あとは出来れば皆さんと一緒に、石崎を応援してもらって、見ていても何かが
伝わってくるチームにしていきたいと思います。それで、結果がついてきたら一番だと思います。

ナラ

パッパラーさん、石崎さん反対?

河合

いや全然。

ナラ

そうでしょ。結構いいですよね。去年とかヴェルディに決まっていましたけれども、いいなぁと思って。

河合

僕は全然知らなかったですけれども、広報日記を読んでいるうちに「いいひとなんだな」と思うようになりました(笑)。

ナラ 今、チームスタッフとかチーム編成の話になりましたけども、(会場の)皆さんの中にもいろいろな意見をお持ちの方がいらっしゃると思います。質問のある方は挙手にてお願いいたします。お名前をおっしゃっていただいて、一人1質問とさせていただきますが、どうぞ。



◎質疑応答

質問者

それでは社長さんの件で。他のクラブでは、札幌とか社長のブログとかあったりして、他ではマリノスとかレッズもそうなんですけど、やはり社長の顔がよく見
えるというのがあります。今、ホームページでは横井さん、種蔵さん、飯田さんの広報の3人が思い切りプレッシャーを感じてコメントしているのに対して、社
長は(顔が)見えなくて、たまにコメントが出てるだけだったものですから、社長自ら、公式サイトで定期的にコメントを寄せていただけるようなことをぜひと
もやっていただきたいと思っています。(会場拍手)

小野寺

いつも後ろに顔が隠れて、たまにしか出ていないということですけども、今私が言いましたように、ひとつとして「開かれたクラブ」ということを申しておりま
すから、今後、2ヶ月にいっぺんになるのかわかりませんが、定期的に私の言葉でやっていきたいと思っております。(会場拍手)

河合

あの…2ヶ月にいっぺんは少ないと思いますよ(笑)。社長のブログっていうのは想像つかないんですよ、年齢的にも。昨年も、「監督室から」っていうのが
あったじゃないですか。これが全然更新されないんですよ。(会場拍手)更新されて、早野さんの言葉が聞けていれば、もう少し違ったと思うんですよ。

小野寺

わかりました、頻度については考えます。

ナラ

やはりコミュニケーションを取りたいですからね。

岡田

「社長室から」というのをつくって、定期的に更新してください。パソコンが苦手だったら横井さんに打ってもらえばいいですから。

質問者

松戸市から来ております、Gと申します。いつもゴール裏の中心部ではなくて、ちょっと外れたところで応援しております。パッパラー河合さん、大好きです。われわれサポーターの気持ちを代弁してくれて。(会場拍手)

やはり、反省なくして前進なしと思っております。ちょうどタイムリーなことに、サッカーマガジンやサッカーダイジェストで、移籍した主力選手の「裏側を語る」みたいのが出ちゃいまして、皆さんにとっては不本意だと思いますけど。

先ほど社長も言っていたように、「チームがひとつになれなかった」という反省があったと。しかし社長は続投する、フロント改革を行う、と。そこで、フロント改革について、もう少し具体的に語っていただきたいと思います。

小野寺

フロント改革ということですけども、私ども組織は、今まではどちらかというと縦列という感じでしたが、フラットな状態にして、柔軟な組織にしていきたいというのが一つでございます。

それから、強化部のほうですけれども、今まではチーム統括部ということでして、スカウトと強化と、ふたつぐらいしか(職務を)置いておりませんでした。今後は、運営と、下部組織を含めた統括という意味での強化部を、今、つくっております。

それから、先ほど言いましたように、皆さまのお声を反映させるようなセクションをつくる準備をしております。そういう意味で、今までの固定化した概念では
なく、フレキシブルに動ける組織に変えて、皆様との接点を多くする、皆様のご要望に応えられる組織にするということをやっている最中でございます。

質問者

我孫子在住のHと申します。ただいま55歳なんですが、還暦までにはJ1昇格ができるかなと思っております。

小野寺社長にお聞きしたいんですが、98年から03年までに、1シーズンで再昇格を果たしたチームがございますね。それを全部おっしゃることはできます
か。そのチームが、どういう状況で、どういう共通点があったか。そういうことがおわかりになっていなければ、1シーズンで再昇格するということは非常に難
しいと思うんですね。(会場拍手)

ナラ

昇格したチームに共通すること、ですね。

小野寺

サンフレッチェ広島がございますよね。それからレッズがございますね。セレッソ、それから、京都もですね。この中で共通していることと言うのは、主力選手
が残ったということです。それは理解しておりました。先ほど申し上げましたように、(今回のレイソルは)大量の選手が離れていったということがあります。
もちろん、竹本GMに全部任せていたというわけではございませんで、一緒になって選手と面談し、話し合いをたびたび重ねてきました。それで1月に返事をも
らうというときに、皆J2ではなくJ1でやりたいと。それがワールドカップイヤーであり、または自分の年齢であり、何としてもJ1でやりたいと。というよ
うなことで、このような(大量離脱という)結果になったわけです。1年で再昇格したチームというのは、現有戦力を残して上がったというのは知っておりま
す。

もう一つの考え方としては、新しいチームでやるんだ、という強い意志の連中を集めて、もう一度戻るというのも一つの考え方ではないかと思います。(会場拍手)

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