11月の日立台
気温もめっきり下がり、だんだん冬が近づく。
なぜだか毎年、この季節になると寂しさを感じてしまう。
仕事で青森へ行った際、実家に寄った。
前の日も仕事で遅くなり、実家に1泊したが滞在時間数時間。
朝早く柏に戻る為、駅まで両親に送ってもらった。
「まったく、いつ来てもゆっくり話す時間もない」
と、ぼやく父親。
車中、お互いの近況の話しをしたり、仕事の話をしたりで
あっという間に駅に着く。
車から降りる間際、少しためらいがちにお袋が聞いてくる。
「来年も柏にいれるの?」
選手時代から、この時期になると毎年聞いてくる言葉だ。
「どうだろうね・・・」
「まっ、なんとかなるんじゃん」
いつもこんな感じで誤魔化す。
ずっとプロでやってきて、親として心配するのは当然のことだと思う。
親にしたら、いつまでたっても心配の種なんだろうな。
プロとして、今年1年の評価が来年につながる。
それは、毎年のこと。
心配する親の気持ちも分かるが、今は、残り少なくなったシーズンを
最後まで気を抜かずに仕事することに集中する。
選手然り。
シーズン終了まで、あと僅か。
残りのシーズン含め、最後まで頑張る。
それが、選手の一人一人の評価につながる。
誰一人、気持ちが離れることなく、最後まで一緒に戦う。
未だ、降格圏内にいることは変わらない。
ファン、サポーターのため、家族のため、
なにより自分自身のために、
最後まで一緒に頑張ろう!
SHIMO