2010年9月30日

勝つことと育てること

この間、ロッカールームで一緒になった、マネージャーの宮本拓に聞いてみた。


「拓ってさ…、今までいろんな監督の下でマネージャーやってきてるじゃん。いろんな人見てきた中でさ、ネルシーニョ監督のここはちょっとすごいなってとこあったりする?」


しばし考え、言葉を選ぶ宮本拓マネージャー。


じっくりものを考えてから話すのが彼の特徴だ。


「監督は、ものすごいポジティブですね」


「んっ、それは監督自身がってこと?」


「すべてです。自分に対しても、スタッフにしてもフロントにしても、もちろん選手に対しても。人のネガティブな話しは一切しないです。ものすごいポジティブな人ですよ。」


それってすごいことだな。


ネガティブな発言はせずに、ポジティブな改善点を与える。


そんなことを聞いたら


ここ最近、自分が悩んでたことが一気に解決できた気がした。


最近の自分は、選手に対してポジティブなコーチングができていただろうか?


チームが勝利することに気をとられ


チームの型にはめ過ぎていなかっただろうか?


選手個人のことをちゃんと見てあげて


個人の能力を引き出せていただろうか?


勝つとと育てること。


よく育成の永遠のテーマと言われるけど


改めて痛感した。


もう一度、選手1人の1人のことを見直し


先ずは選手個々が持ってる能力を引き出すこと。


それがチーム力の底上げにつながる。


宮本拓マネージャーの独特の言い回しで


ネルシーニョ監督のこと聞けて良かった。


帰りがけに…


「あっ、下さん…。でもね監督…、家では奥さんに愚痴ってるらしいですよ」


ハハハ…


人間らしい一面が聞けて安心した。


トップもユースも


また、明日も頑張りましょう!


SHIMO(^-^)v