栗澤コーチ~~
おつかれいそる。
2月前半号の「REYSOL ZONE」では、新しくコーチに就任した栗澤コーチにインタビューさせていただきました。
2018シーズンの最終戦後、選手としては最後となる日に少しお話させていただいたときに、引退を決意したのはつい最近だったことや、引退を決めるにあたって考えていたこと、これからのことをいろいろ聞き、もしレイソルに残るとしたらまずその辺の話を詳しくインタビューしたいと強く感じたのです。確か、その日のうちにチームの方に、レイソルに残ることが決定したらインタビューさせてくださいとお願いしたと思います。
キャンプ前でまだコーチという立場にも慣れていなかったときにお話をきかせていただきました。今までの選手人生のこと、引退を決めたこと、これからのこと。栗澤選手は決して目立つスター選手という感じではなく、いつでも黒子に徹する、でもなくてはならない選手、そういった印象があります。それは、FC東京から移籍してきたときからずっと印象は変わらずで、チームにとってはなくてはならない存在であったことに間違いありません。おそらくずっとそんなサッカー人生であった、幸せなサッカー人生だったのだろうと感じます。
みんなから愛される栗さんが引退を決めたのは、シーズン終わる少し前だったと言います。
試合にもあまり出られないこともあり、体力的にもベストではなかったこと、そして、栗さん自体が「選手は試合にでてこそ!」という思いがあったからだと言っていましたが、それを引退という決断に後押ししたのが、昨シーズンのチーム状況だったように感じます。監督が2回も変わり、なかなか結果もでない、それは、はたから見ても異様な状況、明らかにチームがぐらついていたと察します。そんな中、歳も最年長だし、経験も豊富な栗さんが、選手に伝えたいことはたくさんあって、状況をなんとか改善したかった思いが強かったようです。でも、自分も同じ選手という立場であったことから何もできない、そんなもどかしさがあったようでした。
選手インタビュー―を何十人としていると、引退していった選手の話もたくさん聞いています。そのほとんどが選手生活に未練を残して引退しています。でも栗さんは「100%やりきった!」と言っていました。それだけ悔いを残さずいつも全力だったということだし、そんな生き方を尊敬します。
これからは選手の気持ちに寄り添えるコーチになるはず。精神的にも支えられる選手が多いのではと思います。今シーズンの楽しみのひとつでもある栗澤コーチの活躍にも注目です!!!