試合運営を担当している「たかちゃん」と「僕」
試合に備えて定期的にピッチと観客席を見て回る
いろんな角度から、いろんなことを想定しながらね

「たかちゃん、だんだん芝が良くなってきたよね」
「そうだね、冬芝がキレイに育ってきてるからだね」

芝の管理をしてる「おじさん」は大変だ
過密な試合日程の合い間に種まきして
ピッチを使いながら・・・芝を育てなくちゃいけない

う～ん、大変だ！

「たかちゃん、これから冬なのに芝が緑色なのってすごいね」
「うん、小さい頃はさぁ～・・・冬になると芝は茶色だったからね」
「そうだよね、たかちゃんの髪みたいな色してた気がするよ」

雑草色とは言えないけど・・・ぽいよね？

今週に入っていきなり
「広川さん、どうしたの？また坊主！」
「監督が坊主にしたっていうからさぁ～負けてられないと思って！」

なんだか動機はよく分からないけど
そういえば・・・第１、第２クールも「広川さん」は坊主だった
チームの連勝を影で支えた坊主

第３クールに入ると角刈りにしてた・・・というよりされてた
床屋さんに「ベッカムみたいな・・・ソフト モヒカンにしてください」って言ったら
「似合いそうにないから、やめた方がいいよ」って勝手に角刈りにされたらしい

そして第４クールで再び坊主
なんか「いいぞ！バイオリズムがいいぞ！！」って思えた

帰り際に「たかちゃん」が「すばらしく坊主だね！」って
「広川さん」はニヤニヤしてる・・・この時期に主役をもっていくとは

目を閉じて触ってみる
「広川さんの頭」も芝も・・・どっちも「キレイだ！」

どんなことでもいい
なにか・・・起こそうとする「広川さん」に脱帽だ！

そんな「広川さん」の頭を撫で回してたら
まだまだ、できることは・・・「いっぱいある！！」って思った

運営課　　辻上