2012年6月27日

人前で話すとき。

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担当:前嶋

皆さん、こんにちは。
今回はU-18の活動を通して、感じたことを書かせてもらいます。

私達サッカーの指導者は、毎日選手の前に立って、コーチングし、会話して選手達と接しています。
この言葉を発したら、どんな反応をするだろう?とか、今日はどれだけの選手の目がこちらを向いているかなとか、話をしながら選手を観察したり、リアクションに反応を伺ったりと、様々なことを考えて接しながら、日々コーチングの向上を目指しています。
時には、緊張して口が回らなかったり、頭の中が整理できなくなってしまって口ごもってしまったり、焦って早口になってしまったり。。。そんなミスをしてしまっては反省しているものなんです。

そうして誰かの前で自分の意思や考えを伝えることは、思ったよりも難しいことを肌で感じながら、でも伝え方が上手くなればなるほど、人前でも冷静に話せれば話せるほど、自分の思いは確実に相手に伝わるようになっていくものです。
そんな経験をしてもらいたいと、U-18では毎週行われる試合の映像を見ながら課題を明確にしていくミーティングの時間の中に、「スピーチ」の時間を作っています。

およそ1人1分ほどでしょうか。
ユースの選手全員が自分を見ている中、自分でテーマを決めて、頭の中で構成して、緊張の中でみんなに自分の意思がどれほど伝わるかを経験してもらっています。
中には、頭が真っ白になって予定と違った話をしてしまう選手。
中には、1分で収まらずに自分の思いを爆発させてしまう選手。
頭の中の文章を棒読みの選手。
様々です。

でも、終わったぁと一息ついたユースの選手達は一様に、人に何かを伝えることの難しさを感じてくれているようです。
そして、もうこのスピーチも今週のミーティングで全員が一通り経験することになります。
その間に、グランドでも選手が前に出て感想を述べたり、誰かがチームの仕事をまとめるために全員を集めて話したり、体育館のロッカーでも誰かが先頭に立ってミーティングを自分たちで行ったこともあるようです。

誰かの前に立って、自分の意見を述べたり、自分の意思を他の人に伝えるということは、難しい以外にも、一歩前に出る勇気が必要だったりします。
それでも、ちゃんと自分の意思を伝えることが出来るということは、サッカー選手にとっても、一人の大人になる上でも、とても大事な要素だと思います。
ユースの選手と過ごして半年が経ちますが、誰かの前で話している姿に変化も見られるようになってきたと思います。

彼らのそうして話している姿を見て、「お、変化してきたかな?」と思って嬉しい自分がいる反面、自分自身は成長してるかな?と考えてしまったりとしていますが、ブログをUPすることをきっかけに今回の「人に何かを伝える」ということは、サッカーの指導者であり、人間形成も担っている私達の立場からしたら、この分野においてもサッカーと同様にもっともっと追求していく必要があるんだなと感じています。


やっぱり皆さんも人前で話す時って緊張しますか?
何かそんな時にうまく伝える方法ってありますか?

明日のトレーニングは今日以上にうまく伝えれるように、また頑張ってみようと思います。
何か良い方法があったら教えてくださいね!