2018年6月19日

韓国キャンプ3日目&サカイW杯へ

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担当:大重正人

韓国での3日目。昨日一昨日の猛暑が一変して、朝から曇り空。時折小雨が落ちてくることもあり、肌がジリジリ焼けるような暑さはありませんでしたが、それでも少し蒸し暑さを感じるような最高気温25度の一日でした。

10時からの午前練習の前には、ミーティングでこれから取り組んでいくサッカーの形やイメージを共有し、すぐにピッチでのトレーニングで実践されます。ピッチ上でも加藤監督が時間をかけてポジショニングやチームの動きを伝え、そのまま実戦形式へ。それぞれがそれぞれのポジションで、果たすべき役割をしっかりやり遂げようという積極的な姿勢が良く伝わってきます。

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選手同士のコミュニケーションも多く、声も良く出ています。監督がそこに加わる様子もあります。全体練習の時間はきっちり区切られ、2部練習が続いていることもあってか、どちらかといえば短めではありますが、その分の質は濃密です。選手たちの表情を見れば、身体への負荷も相当かかっているように映ります。

「そりゃキツいですよ。でもキャンプだから」。最年長のベテラン栗澤選手は苦笑しながらも、充実の表情も見せます。「望さんのやりたいことの基本的なトレーニングだと思いますが、こういうことが実際の試合で生きてくる。みんなが声を出しているのも、一人一人が責任をもってプレーしていることの証拠。俺もしっかりやるから、お前もしっかりやれよ、ということだし、妥協すれば周りから声が飛んでくる」。ベテランも若手も関係なく、新たなサッカーに取り組み、そして競争が生まれています。

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午後練習のあとには、居残りのシュート練習。日立台でも見られる光景は、ここ昌原でも変わりありません。加藤監督自らが球出しし、ボギョン、ヤマ、アタル、セガワ、リクが次々とシュートを放ち、それをキリたちGK陣も必死になって立ちはだかります。こうしたトレーニングのひとつひとつが、実となり幹となっていきます。

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さあ今夜は、ついにワールドカップ、日本代表の初戦です。21時からのコロンビア戦、時差のない韓国からも日本のみなさんと同じように応援しています。柏市富勢出身、レイソルアカデミーから世界へ羽ばたいた酒井宏樹選手、ついに初めてのワールドカップのピッチに立ちます!!

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2018年6月18日

韓国キャンプ2日目

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担当:大重正人

ここ昌原のサッカーセンターは、インターネット環境がすばらしく整っていて快適な生活を送っています。しかし今朝方、日本からのニュースには本当に驚きました。大阪北部を中心に、関西地方を大きな地震が襲いました。尊い命が失われたことにご冥福をお祈りいたします。レイソルの選手では亀川選手や江坂選手が関西北部の出身です。亀川選手に聞いたところ、家族には連絡をすぐにとったそうですが、大変心配な表情でした。これ以上被害が広がらないよう、また交通機関やライフラインの不通などで乱れている皆様の生活が一日も早く元に戻るようにお祈り申し上げます。またレイソルのホームである千葉県でも連日地震が続いているので、こちらもどうぞご注意ください。

梅雨に入っている日本とは違い、こちら韓国は、もうすでに夏が来たようなカンカン照りの太陽が降り注いでいます。今日の最高気温は28度、立っているだけで玉のような汗が出て、携帯やパソコンといった機器を屋外にそのままにしていようものなら、すぐにオーバーヒートしてしまうような晴天と暑さです。選手たちにとっては大変にタフなコンディションですが、この暑い日本の夏を勝ち抜いていくには、これ以上ない環境が整っているのではないでしょうか。

午前午後の2部練習がずっと予定されています。今日は午前も午後も全体的には1時間ほどとコンパクト。しかしです。常に走り、考え、ボールを扱い、いかにボールを動かすか。ウォームアップからのトレーニングがひとつひとつに、実戦でどう攻めどう守るかという要素が詰まっているように感じます。そして大変にハードです。常に走り、動くという練習で、体力面やフィジカルは自然と上がっていくのではないでしょうか。写真を見れば、その様子を感じていただけると思います。顔の陰影が強いのは、それだけ日差しが強いということです。

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最後に、今日の夕方、移籍のリリースがありました。古賀太陽選手がアビスパ福岡に育成型期限付き移籍することになりました。昨年はリーグ戦9試合カップ戦5試合天皇杯2試合に出場も、今季はACLの2試合のみ。飛躍を誓うプロ2年目、ここでひとつ新たなチャレンジに踏み出す決心をしました。「成長した姿をまた皆さんに見て頂けるよう、新しい環境で力一杯頑張ってきます」。

福岡は現在J2で4位、首位から勝ち点3差、J1昇格争いの真っただ中にいます。そんな強いチームからオファーをいただけたことはチャンスですし、だからこそ簡単に試合に出られるような環境でもないでしょう。U-18の大先輩、輪湖選手もいます。チーム内の競争、そして昇格を争う厳しい状況で、福岡のチームの戦力になれるか。ここで自分の力を出し切って、出場経験やJ1昇格に関われたとしたら本当に大きな財産になるでしょう。成長できるかどうかは自分次第。必ずや大きく成長して、レイソルを明るく照らす太陽になってほしいと心から応援しています!!

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2018年6月17日

韓国キャンプ1日目

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担当:大重正人

2014年以来、4年ぶりの韓国キャンプ、昌原(チャンウォン)サッカーセンターに来ています。今日から11日間の夏季キャンプがスタートしました。ワールドカップ期間中の長い中断期間を利用してのもので、2010年、2014年に続く3回目の昌原です。南アフリカ大会もブラジル大会もここから日本代表を応援したことを思い出します。ポルトガルへ向かう田中順也選手を見送ったのもここでした。

2010年はJ2優勝、2014年は終盤の7連勝でACL出場権を獲得できましたが、最後にすばらしい成果を得られたワールドカップイヤーの昌原キャンプ、今回もシーズンの最後に大きな結果を手にするためのきっかけにしたいところです!!

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今朝は8時に日立台を出発して、成田から飛び立ちました。韓国南部の釜山市、金海国際空港までは2時間ほどのフライト。ACLと同じように練習用具と選手スタッフ個人のバッグ、100個以上と一緒になっての大移動ですが、全員でテキパキと動き、何のロスもなく、15時前にはサッカーセンターにたどり着きました。

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到着早々、このセンターのみなさんから歓迎をいただき、加藤監督と、故郷に錦をかざるボギョンキャプテンが花束をいただきました。軽食をとり、17時からさっそくトレーニングをおこないました。今日はキーパー陣がフィールドに混ざっての練習でしたが、キリの抜群の言葉で自然と雰囲気が明るく盛り上がります。

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ランニングやストレッチで身体をほぐし、ボール回し、ロンドなどボールを使って1時間ほど。ほどよい気候の夕暮れに選手たちはグラウンドからなかなか帰らず、思い思いにボールを蹴りあい、リラックスした表情で初日を終えました。

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明日からは午前午後の2部練習。また2度、トレーニングマッチも予定されています。この11日間、1回1回のトレーニングやゲームがすべて実となり力となるように。チーム一丸となって、より良いキャンプになるよう取り組んでいきます!!

2018年6月 6日

天皇杯2回戦

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担当:大重正人

まず、雨が降り続く肌寒い平日のナイトゲームにもかかわらず、2429人のご来場をいただいてありがとうございました。「サポーターの人たちに何かを感じてもらえるような、そんなサッカーを見せたい」という加藤望監督にとって初のホームゲーム。今日はテレビ中継がなかったので、この三協フロンテア柏スタジアムに足を運んでくださった方だけが、今日の6-0という試合の目撃者です。今日のチームや新しいサッカー、まだチャレンジの入口ではありますが、おのおのいろいろな感じ方をされたと思います。

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試合の流れを言えば、この天皇杯初戦、周りを見渡せば格上のJ1クラブが思わぬ苦戦を強いられた試合が本当にたくさん起こった中、立ち上がり1分での伊東選手のゴールは、まず大きな大きな先制点になりました。その後、VONDS市原にもチャンスがあり、身体を張った守り、GK桐畑選手のビッグセーブがなければ、他会場のような苦戦もあったかもしれません。そんなムードを前半終了間際、伊東選手の見事なクロスを江坂選手が合わせ、この2点目の試合の行方に大きく作用しました。伊東選手は1ゴール3アシスト、相手のゼムノビッチ監督から「ロシアに行っていてもまったくおかしくない、すばらしかった」と称えられるほどのプレーでした。

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キャプテンのボギョンはこう試合を振り返りました。「リーグ戦よりも気持ちが落ちたり、これくらいで良いだろうという甘い気持ちがあってはいけないと思っていた中で、幸先よく先制点を取れて、選手達も良い緊張感を持って試合に入れた。相手がどうこうというよりも自分達がどれだけ90分間体力的に持つかに焦点を当ててプレーしていた。自分達が良いプレーをしながら、体力的にも持ったことは良いことだった」。

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ボギョン選手が言うように体力持久力が求められ、さらに前への推進力は攻守とも上がっているように感じます。もちろんこれまでも縦への勢いがありましたが、それが個のパワーだけでなく、チーム全体で作り出していこうという意思を感じました。加藤監督は「トレーニングで取り組んだことがどれだけ出せるかのチャレンジだった。選手たちは真剣に向き合って取組み、いろんな課題や成果も見られた試合だった。選手たちが非常に頑張ってくれた。11人のグループで描く絵を、どういう絵をかいて、それを行動に移せるか。まだまだスムーズではないところも含め、色々確認できた」と監督としての2戦目から、今日の結果を受けてさらにその先へのステップをもう描き始めていることと思います。

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ここからチームは14日までオフ、2日間日立台で再始動し、17日からは韓国でキャンプを張ります。次戦は、今日の勝ち上がった山形との天皇杯3回戦が7月11日水曜にあり、リーグ戦は7月18日水曜にホーム日立台で再開します。この1か月間、さらにレイソルが変われるかどうか。自分たちとしっかり向き合い、毎日毎日、常に全力を出し続けられるか。その積み重ねの成果を期待しながら7月に向かっていきたいと思います。

2018年6月 5日

明日は天皇杯2回戦

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担当:大重正人

まず今日は嬉しいニュースが飛び込んできました。伊東純也選手がJリーグの5月月間ベストゴールを受賞しました。5月12日、三協F柏での川崎戦、前半32分のゴールでした。右サイドのDF小池選手へボールが渡ると、相手DFとの駆け引きでサイドではなくゴールへ直線的に走り出すと、そこへすばらしいスルーパスが入ります。「縦を切られていたんで、相手の間で受けようと。リュウとはいつも練習していました」という息の合った狙い通りのプレー。

それだけでなく、ターンしながらのトラップが何よりも素晴らしく、相手DFの背後を取りGKのポジションもしっかり視野にとらえながら、左隅へ流し込みました。Jが単に速いだけの選手ではないということを改めて示したファインゴールでした。ただこの受賞を伝えたところ「うーん、でも勝ってないですからね。。。」とちょっと苦い表情。やっぱり喜び全開というわけではありませんでした。何より勝ってこそのゴール、勝利が一番というのは選手自身も強く思っていることです。神戸戦のように素晴らしいゴールを最高の勝利に。これからもレイソルサポーターの期待を一身に受けて、もっともっと活躍を待っています。おめでとう!!

さて、明日、約2週間ぶりの公式戦を戦います。天皇杯の2回戦、千葉県代表のVONDS市原FCをホーム日立台で迎え撃ちます。VONDSは現在関東リーグに所属するクラブチームで、古河電工の千葉事業所のサッカー部を母体としています。近年は関東リーグの上位を常に争い、JFL昇格までもうすぐ手の届くところという力のあるチームです。実際に、天皇杯1回戦では2つ上のカテゴリー、J3のブラウブリッツ秋田を1-0で破り、2回戦へと駒を進めました。

元川崎のレナチーニョ選手、千葉や広島などで長年活躍を続ける山岸智選手、またレイソルアカデミー出身の3選手がいます。24歳のMF峯勇斗選手、さらに今春卒業したばかりのDF森大輝選手、MF落合陸選手が所属。森選手と落合選手は1回戦も途中出場し、勝利にも貢献しており、日立台凱旋なるかという大きな楽しみもありますね。

ただ我々はJ1クラブとして、このラウンドで敗れるようなことは許されません。加藤望監督体制となっての2戦目、5月20日の名古屋戦は3-2と苦しみながら初陣を飾ることができましたが、勝利はもちろんのこと、前回からの変化や向上、積み上げなど、内容面での巻き返しへの兆しを少しでも多く感じたいところです。加藤監督は試合前の取材対応でこの試合に向けてコメントしました。

「まだまだ入口の部分、土台を作るうえでの考え方をみんなに理解してもらうようなところ。ただ、誰が出ても役割が変わらず、最低限のベースはやりながら、その上で個人がプラスアルファ、特徴を出せるか、という考えの下で取り組んでいます。VONDS戦ですが、相手は働きながら、というような環境で、あれだけサッカーに打ち込んでいる。サッカーに対する姿勢は逆に相手から学ぶべきものがあるのではと思っています。

今の柏の選手たちが、相手のような境遇だとして、しっかりと自分の力を発揮できるメンタリティがあるかどうか。レイソルには上回っている選手ももちろんいるが、ひたむきさやサッカーに対する強い思いを持って、自分の人生を懸け、先が見えづらい環境でも懸命にやっている選手たちと、どれだけ対等に戦えるか。試合はいつも上手い選手が勝つわけではないし、時々の運で結果が左右されることもあるけど、その運を持ってこれるかどうかのちょっとした差をどれだけ理解できているか。そこが一番大事なところで、伸びていく選手やチームであるかどうかの差は、まずそこだと思っています

ACLにつながる大会ではありますが、まず目のための一戦を成長していくためのステップにしなければいけない。ACLを経験させてもらって、結局日本で一番にならないといけないんだと感じました。あの舞台で勝つチームはやはり各国で1位になったチームで、特に香港に行ったときにそれを痛感しました。傑志が香港で1位になったというのは必ず理由があって、最後にああいったパワーを出せたりというのもそうだし、やはりその国で1位にならないと戦えない場所だと痛感した。まず自分たちの立ち位置はいまリーグ9位で、上ばかりを見るよりも、そこから一歩一歩、足元を固めて、一つ一つ上に上がっていって、1位になって初めて勝負に打って出られるところ。自分たちの力を見つめないといけない。決してあきらめているわけでなく、しっかり通過点を通って、自分たちを見失わないようにやっていきたい」

監督はこうした思いを、日々の練習や言葉をとおして、選手たちに感じ取ってもらい、成長できる毎日にしてしなければいけない、そう伝えようとしていると思います。もちろん勝負、勝利へのこだわりも強く求めています。いかに試合で発揮できるか。19時キックオフ、雨天のタフな試合が予想されますが、加藤レイソルのホーム初陣、選手たちが懸命になって戦うところを応援、サポートいただければと思います。

2018年5月20日

名古屋戦(中村航輔選手の容態について)

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担当:大重正人

まず、皆さん大変心配されている中村航輔選手についてのお知らせです。加藤望監督は試合後の会見で「ドクターが確認中。最初ちょっともうろうとした感じはあったが、意識ははっきりしていました」とお知らせしました。ラストプレー、航輔らしい本当に勇敢な飛び出しで、チームに勝ち点3をもたらしてくれましたが、空中でバランスを崩してそのままピッチに落下。担架で運ばれ、そのまま病院に向かい、検査を受けました。結果は、脳震盪、頸椎捻挫という診断を受けました。本日は大事を取って入院し、経過を観察することになりました。24日からの日本代表参加をふくめ、今後の状況が分かりましたら、また追ってお知らせさせていただきます。

アディショナルタイムを少し残しての試合終了というレフェリー判断となり、また航輔のアクシデントで騒然とした試合後になってしまいましたが、この試合は3-2で勝利。航輔をはじめ、身体を張ったプレーを続けた選手たちと加藤望監督の初陣を勝利で飾ることができました。

加藤監督がもたらした変化。いろいろある中で、私にとって最もインパクトが大きかったのは、キャプテンの交代です。今日キャプテンマークを巻いたキムボギョン選手が大谷選手からバトンを受け継ぎました。ボギョンは昨年の加入以来、チームの主力として欠かせない存在でしたが、今年は勝利した試合のあとに「このままじゃいけない」とチームメイトを叱咤するなど、リーダーシップも発揮していました。代表、イングランド、ACL優勝など、レイソルでは随一の世界経験を持ち「勝てるチーム」の強さを身をもって感じ取り、レイソルに伝えようとしてくれています。そして副キャプテンとしてサポートするのが栗澤選手とクリスティアーノ選手。2人も十分な経験とチーム内での信頼を集める存在です。そして大谷選手の存在感は役柄に左右されるものではないでしょうし、プレーヤーとしてまた一つ成長するための好機になるのではないでしょうか。

練習から全力を出し切ることを求めてきた加藤監督。それは、試合で最低限やらなければいけないことですし、練習でできないことは試合ではできません。「今週のトレーニングでは守備をどういう風に構築していくかという狙いの部分を1週間やれるだけやった」。ボールホルダーへの強いアプローチ、攻守の切り替え、前線からのアタック。これが実ったのが、まさしく1点目と3点目でした。1点目は失いかけたボールへの小池選手の守備から、3点目は相手のバックパスにプッシュした伊東選手から。これを江坂選手がしっかりと蹴りこみました。これを逃すか決めるか。決定力不足という課題を抱えていたレイソルの今日の結果は間違いなく変わっていました。ストライカーがしっかり自分の仕事を果たしてくれました。

あれだけ獲れなかったCKからの得点も生まれました。ヘディングを合わせたのは中山雄太選手でした。「実は昨日の練習で同じようなシチュエーションがあって、決められなかった。あれがあったから決められた」。練習での失敗を生かすことができました。また今日は中盤、ボランチでの起用に応えました。加藤監督は「彼のいいところ、ボールをしっかり引き出せてしっかりつなげるところをチームの中心と考えていて、彼の将来も含めて期待するところが大きく、今回頑張ってもらった」とその意図と期待を明かしました。雄太が勝負したいと明言していたボランチ、ここにも新しい変化が生まれていきそうです。

航輔が負傷したお知らせの反響の大きさに改めて驚いています。ツイッターやネット上でのコメントは、レイソルサポーターの方はもちろんですが、対戦相手だったグランパスの方、またそれ以外のクラブを応援している方からも本当に多くの心配と安堵の声をいただいています。「レイソルの中村航輔」、それは私たちの誇らしいことですが、他クラブの方からも力を認めてもらっていて、だからこそ日本代表に選ばれているのだと改めて今日思い知りました。レイソルという枠を超えて認められる存在なのだと。今日の出来事は大変ショッキングでしたが、でも最も起こってほしくないような状況ではなかったので、何とか回復して、ロシアへ行けるように祈るばかりです。これからも中村航輔選手への応援をどうぞよろしくお願いいたします。

2018年5月19日

加藤監督初陣&航輔代表へ

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担当:大重正人

加藤望監督の体制に代わり、約1週間。変化が感じられます。「バチバチと戦うような練習が増えている」と選手たちが言うようにトレーニングの内容はもちろん、この新しい体制で自分の力を出し切って、もちろん試合に出たい、自分を使ってほしいという気持ちが伝わってきます。声も良く出ています。「選手それぞれがいま持っているもの、練習から常に出してほしい」。加藤監督の要求、求める姿勢をチーム全体で表そうとしている感じがします。明日日曜日、アウェイ名古屋戦が「加藤レイソル」の初陣になります。

試合に向けた監督のコメントです。「監督が変わったことで、選手たちからはいったいどんなことをするんだろう、何を言うんだろうと、求められているように感じていて、それに自分も応えていこうという思いです。名古屋戦については、培ってきたことの延長線上にあるものもあれば、新しく加わるものもあるし、選手たちは迷わないように、力を発揮できるような形を考えて臨みたいと思います。

この1週間で大枠のところを伝えてきて、今度はそれを90分間どう作っていくのかいうところに試合を重ねて進んでいきたい。選手たちが一生懸命取り組んでくれているという手ごたえは感じています。名古屋という相手にどう戦うかは、まずは自分たちがやろうとしていることをぶつけられるか。そして自分たちの持っている武器をいかに使っていくか、というところになっていくと思います」。練習で見えてきた変化、メンバー選考で見せた変化、そして試合の90分で見せる変化。とても楽しみですし、選手もベンチも「勝ちたい」という気迫を前面に押し出した試合を期待したいと思います。

昨日、日本代表入りした中村航輔選手に向けても、監督の言葉がありました。
「このクラブから代表選手が選ばれたことは本当に名誉なことです。レイソルとはまた違ったものを背負ってやらなければいけないし、それなりの覚悟をもってプレーしてほしい。うちのチームの代表だということも示してもらいたい。負けたくないという気持ちが人一倍強い。サッカー選手として最も大事なものを持っているし、それをコントロールして、これからの糧にしていってほしい」。

そして中村航輔選手です。昨日の取材には大変多くのメディアに囲まれました。ちょうど1年前の5月に初の日本代表入りし、そして「常にワールドカップに出たいという思いは変わらなかった。その素晴らしい場所に行ける可能性があることを光栄に思います」。明日の名古屋戦を最後に、日本代表へ合流。5月30日のキリンチャレンジカップを経て、31日に本大会メンバーの発表が予定されています。まずは無事に、そしてしっかりと力を示して、柏から世界へ飛びたってほしいと思います!

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