2022年5月14日

30周年記念マッチ

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担当:大重正人

多くのチャンスを作りながら、1本のセットプレーで敗れてしまったという本当に悔しい試合でした。選手たちはなおさらそうでしょう。シュート数は18対6と圧倒し、サヴィオ選手のFKと、最後の三丸選手の決死のヘッドが惜しくもゴールマウスにヒットし、また細谷選手や小屋松選手のビッグチャンスも相手GKの好守に阻まれました。

もちろん悔しさしか残らない試合ではありましたが、ガンバがベストの布陣で臨めない状況だったことを差し引いても、特に前半はレイソルが試合を優位に進めていました。サヴィオ選手にボールが入り、前を向いたときに、周りの選手が信じて動き出す。何度もチャンスが生まれ、また左サイドからの小屋松選手と三丸選手のコンビネーションも試合を重ねるごとに高まっています。

セットプレーでの失点がなかなか防げないというのは、チームとして引き続きクリアしなければいけない課題です。今日はすばらしい高さでのヘディングを見せていた上島選手が頭を打ってピッチを離れた際のセットプレー、不運もありましたが、だからこそより集中を高めなければいけない場面でもありました。あそこさえ抑えられたら、勝ち点1のチャンスは十分にありました。

ただ、ネルシーニョ監督が残した会見でのコメントがすべてを表していると思います。「もちろん、今日の結果というのは望んだものではないが、今日の敗戦がゲームの内容の価値を下げるものでは決してない。非常に攻撃的で魅力的なサッカーを終始できていたと思っているので、試合後選手たちにもそう声をかけた。敗戦こそしたが、今日のゲームが次節につながるようにしっかりと準備していきたい」

そして、リーグ戦初出場のルーキー加藤匠人選手のプレーには、みなさん期待が高まったことと思います。フリーになれるスペースをみつけ、スムーズなトラップ&ターン、そして持ちすぎずテンポよくさばく。味方が次のプレーに移れる時間を作るボランチらしい持ち味を発揮してくれました。インサイドキックはもちろん、鋭いくさび、相手の背後へのフィード、レイソル最後の追い上げのリズムを作ったのは間違いなくタクトでした。

「その中でもボールを触って散らしながらリズムを作る部分で自分の特徴は出せたが、パスの精度だったり、チャンスメイクという意味ではまだまだ足りなかったし、チームの力になれなかったという悔しい気持ちが大きいです。一本シュートも打ったがかなり力んでしまった。自分からのパスでゴールが生まれるイメージをこれまでしてきたが、そこからゴールにつなげたかった。まだまだ力不足を痛感しました」と雪辱を誓いました。もっともっとやれる。そういう期待を持って見守っていきたいと思います。

今日は、開場を早めましたが、早くからたくさんのサポーターの皆さんにご来場をいただいて本当にありがとうございました。選手会ブースでのチャリティくじ、OB増嶋竜也選手と大谷選手のトークショー、MCにはナラヨシタカさんと岡田亜紀さんもご参加いただきました。ウォームアップの際にはひときわ大きな拍手で迎え入れていただき、初開催のイエローサンシャインナイトも予定していた演出をスムーズに運ぶことができましたし、何よりサポーターの皆さんのご協力でスタジアムを照らしたイエローのライトが本当にすばらしく綺麗でした。今日の改善点も振り返りながら、今後のナイトゲームでの実施も検討していきたいと思います。

これまでの30年の感謝をお伝えするとともに、これからの時代も変わらず応援いただけるようにクラブ一同、力を注いてまいります。本日はご来場ありがとうございました。柏熱地帯を中心とした手拍子の応援、いつも以上に心強く聞こえてきました!3日後、ルヴァンカップグループ突破を懸けた京都戦もぜひスタジアムでお待ちしております。

今日のトークショー、OB皆さんからのメッセージ、30周年記念ムービーは明日以降、順次SNSにアップしていきますので、またお楽しみください。

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2022年5月13日

明日は「柏レイソル創立30周年記念マッチ」

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担当:大重正人

いよいよ明日、レイソル創立30周年記念マッチの日を迎えることになりました。まずガンバさんの方でコロナ陽性者が出ているということでお見舞いを申し上げます。試合に向けてやりとりをさせていただいていますが、本日時点では予定通り試合を開催することで、双方準備をしております。ガンバにはレイソルゆかりの方が何人もいます。片野坂監督を筆頭に、U-12出身の柳澤選手、安田コーチ、上村コーチ、吉田GKコーチ、木村通訳。明日の試合を何とか無事に迎えたいという思いでいっぱいです。

この試合に向けて、レイソルとしても、皆様の長年の応援に対しまして感謝の気持ちをお伝えできればと、イベントを準備し、また選手たちも自らで企画してきました。
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OBの増嶋竜也さんが、1月に続いて日立台に来てくれることになりました。あのドラフト会議ではたくさんの思い出やエピソードでサポーターの皆さんを楽しませてくれましたが、今回はピッチサイドでサポーターの皆さんの目の前でその姿を見せてくれます。①17時から20分間のトークショーではTwitterでの質問にお答えします。#マスに聞きたいことのハッシュタグをつけて、明日0時からトークショーの時間まで投稿ください。②18時からのピッチサイドトークでは試合の注目選手、そしてOB選手の動画メッセージを4分ほど放映します。合計5組11名のみなさんが懐かしい表情や声を届けてくれました。③キックオフ直前には光の演出イベント「イエローサンシャインナイト」の呼びかけ、30周年記念ムービー90秒版の放映もあります。④整列後にはキックインセレモニー。現役を退いてもいつまでもカッコよく凛々しいマスの姿をお楽しみに!

「イエローサンシャインナイト」は初めてのイベントになります。日立台の照明が今季からLED化されることになり、暗転や色んな演出ができる装置も付いています。今季、どこかでライトイベントを開催したいというアイディアを温め、練ってきました。せっかくなら記念試合に合わせよう、4月と5月のナイトゲームはいつかな、というところで準備期間なども踏まえて、このガンバ戦を選んだという裏側です。12色に光るペンライトをスタジアムで販売し、また使い切りタイプのライトも先着10000名様に無料配布いたします。この日はぜひ18時50分までにお席に付いていただき、マスの呼びかけに合わせてライトを点灯し、記念ムービー放映、選手入場への応援手拍子と、試合を大いに盛り上げてください。

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選手達による「チャリティくじ」は、戸嶋選手が中心となって進めてきました。「選手会ブースを作って、1000円くじをやりたいんです」というサチの提案がきっかけでした。じゃあ何人分グッズを用意すればいいか。コロナでファンサができないんで選手のサインを入れたいんですよね。毎日のように実現可能なアイディアを持ち寄り、フロントスタッフと話しあってきました。購入したグッズに、選手全員がサインを入れ、若手選手たちが袋への封入、くじ作りも行いました。お一人様一回、500個販売と、数に限りがあり申し訳ございませんが、選手たちの思いが少しでも多くの方々に届けば何よりです。

チームは3連敗の後、1勝1分と立ち直りの兆しが見えています。前節のレッズ戦では相手のパスワークに苦戦するも徐々に対応、応戦し、後半は十分に盛り返してのドロー。無失点で終われたことで、自分たちのハードワークの手応えと、やはり走り続けること、賢く走ること、チームとして組織的に戦うこと、を再び感じ取れたことと思います。

この30周年記念マッチに向けて、選手達も思い入れを持って戦います。
「アカデミーから在籍しているので、自分の中でも記念の試合にしたいですし、サポーターの思い出の残る試合にしたいと思っています。本当に良い試合をして勝ちで終えたいと思います」(細谷選手)
 「30周年ということでこれまでクラブを支えてくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。感謝の気持ちを実際にピッチでプレーで示すことがすごく大事。こういう記念すべき試合でホームでしっかり勝って、サポーターの皆さんと喜び合いたいです」(古賀選手)

太陽はマッチデープログラムでもインタビューに答えています。アカデミー時代から数えて15年のレイソル在籍。強い思い入れを持って、この試合に挑みます。

この週末、天候の乱れが心配されてきましたが、予報では週の初めより、雨を回避できそうな予報に変わってきました。この大切な日立台の1日を太陽が光り照らしてほしいと心から願っています。先週のレッズ戦には及びませんが、それでも通常より多くのチケットが売れています。当日券もありますし、天候を見ながらご判断をいただいた上でご判断をいただいて、よろしければぜひスタジアムに足を運んで、この1日を私たちの日立台で共に過ごしてほしいと思います。ご来場を心よりお待ちしております。

★チケットやイベントのお知らせはこちら
https://www.reysol.co.jp/ticket/next/#0514

2022年5月 8日

浦和戦

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担当:大重正人

まず、久しぶりの日立台満員と言える「13418人」のご来場をいただき、ありがとうございました。会う人会う人が「すばらしい雰囲気だね」「元に戻ったみたいだね」と言ってくださいました。いつぶりかと振り返ると、2020年の開幕札幌戦が12468人、2019年4月の横浜FC戦が13056人、そして2018年5月の磐田戦の14208人というのが近年の最高値です。チケット完売となってもすべてのお客様が来られるわけでなく、観客数としてはもう少し低い数字になることが多いのですが、ここまでの着券率になったのは本当にありがたいことです。この大観衆の声援をうけて、両チームの選手たちの熱気が織りなす、一進一退の好ゲームになりました。

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試合後の両チームの談話を聞くと、レイソルの2トップの背後のエリア、レッズがボールを引き出すか、レイソルがいかに圧力をかけるか。ここに監督も選手も頭と体を腐心させていましたし、この攻防が本当に激しく、今日の見どころだったと思います。江坂選手を自由にさせないことが昨秋の大敗の反省でもあり、今日のテーマでもありました。上島選手が「シイが対応するのか、3バックが対応するのか。さらにワイドの選手も中に入ってきてなかなか捕まえきれなかった」と苦慮した序盤戦でしたが、「カイトとマオの2トップを縦関係にして、ボランチが引き出すところをケアし、前線からのプレスがはまる時間が増えたと思う」とネルシーニョ監督による戦術変更で試合をニュートラルに、そして後半は徐々に流れを引き寄せました。

モーベルク選手のすばらしく、脱帽するしかないシュートがわずかにオフサイドだったり、前半の細谷選手による相手DFへの強襲から迎えた森選手のビッグチャンス、また終了間際のアンジェロッティ選手の右足シュートなど、双方に大きなチャンスがありました。一方で互いの守備陣の踏ん張りも光りましたし、レイソルは4枚のイエローカードをもらったものの、潰すべきところ、大ピンチになる手前のところで摘み取った激しい守備がこの勝ち点1を呼び込みました。このドローは妥当な結果と言えるのではないでしょうか。

「ディフェンス陣含めて後ろが無失点で抑えることによって、前線の選手も多少なりとも気が楽にプレーできると思う。自分たちは無失点に抑える、失点を減らすということに思いを置いてプレーしているし、それが自分の役割だと思っている。もちろん勝ち点3が欲しかったが、それでも価値のある勝ち点1だと思う」(キム選手)
「後半に入ってからは我々がいいテンポでボールを動かせていたし、良い守備から攻撃の良いサイクルも見られた。この厳しい戦いの中で勝ち点1をしっかりと積めたことは私自身満足していて、選手たちは終始それぞれの役割のもとしっかりとハードワークしてくれた。次につながる勝ち点1だったと思う」(ネルシーニョ監督)

最高の結果ではなくとも、選手たちが力を出し切ってファイトしたからこそ得られた1ポイント。そしてまたサポーターの方からも、今度こそという願いがこもった拍手がありました。この健闘を来週の試合へ。30周年記念マッチを勝利で祝いたいです。今日もすばらしい応援をありがとうございました。来週もぜひ日立台へ、選手たちと共に戦ってください。

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2022年5月 7日

明日は浦和戦

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担当:大重正人

リーグ戦3連敗からの劇的な逆転勝利。広島戦は前半から苦しい試合でしたが、試合を振り返った上島選手が「1点差だったら、リードしている相手にもプレッシャーがかかる。0-1でなんとかしのぐことができたのが大きかった。去年は0-1から0-2にされてしまうことが多くて、繰り返してはいけないという思いでした」と、去年の反省を生かして粘り強く戦えたことが、試合の流れを引き戻し、森選手の鮮烈な逆転ゴールにつながりました。

明日の浦和レッズ戦も同じく簡単な試合にはならないでしょう。昨年10月のアウェイ戦、前半だけで4失点を喫し、1-5の大敗でした。守備時に前から相手を捕まえにいこうとしましたが、相手の巧みなパスワークやポジショニングで、レイソルのプレスを無力化され、レイソルゴール前までの侵入を許しました。いま公式スタッツを見ると、レッズのシュートは7本でしたが、その4つを決める精度の高さも見せつけられました。メンバーの入れ替え、酒井宏樹選手ら負傷選手もいるようですが、それでもロドリゲス監督の作り上げた戦い方に大きな変化はありません。リーグ戦序盤の過密日程で勝ち点こそ伸びていませんが、ACLで多くのゴールと勝利を重ね、日立台へ乗り込んできます。

一躍時の人となった森海渡選手。口調はいつものように冷静淡々でしたが「終わった直後はあまり実感がなかったですけど、日が経って実感が沸いてきました。それがチームの勝利につながって、嬉しく思っています。なかなか試合に出られなかったけど、そこで気持ちが落ちていくのではなく、自分の中ではやり続けてきた結果が、この結果につながったと思います。少しは気持ちが落ちた日もありましたが、でもその中でぶれない、ここで腐ったらここに来た意味がない、自分の成長に何もつながらないと思っていた。そこはぶれずにやってきました」と内に秘めた強く熱い気持ちを話しました。

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ただ、ここからが本当のスタートです。「たくさん良いFWがいて誰が出てもおかしくない状況です。毎日が勝負ですごく良い競争ができているので、良いトレーニングが積めているし、常に良い準備ができているからこそ、この結果につながったと思います。FWとして点を取ることが一番の仕事なので、自分が点を取ってチームを勝たせることは大事ですが、一番はチームが勝つことが一番。マオの守備の強度に比べたら自分はまだまだですし、守備でハードワークをして、攻撃で起点になってという部分をピッチで示していかなければいけない」。ゴールに加えて、監督からの要求、チームの中で求められる働きをどれだけ発揮できるか。明日の試合でピッチに立てたら、どんなプレーを日立台のサポーターの前で見せられるか。真価が問われる大事な試合になります。

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マッチデープログラムのインタビューは、浦和ジュニアユースOBでもある戸嶋選手です!

明日は、ホーム今季最多の入場者数が見込まれます。ホーム側開場を15分早め「13時」とします。野球場では「自衛隊車両展示」が行われ、大きな車両が2台やってきます。車両への乗車や記念撮影、またアンケート回答でノベルティグッズプレゼントもあります。同じく野球場では大人気の選手ガチャシリーズとして今回は「パズルチェーンキーホルダー」が登場です。6枚集めるとボックス型にもできます。その他新グッズやスタジアムフードも出店されます。

チケットは残りわずかの席種もありますので、ローソンやローソンチケットでお早めにお買い求めください。それでは明日、日立台でお待ちしております!

2022年5月 3日

アウェイ広島戦

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担当:大重正人

厚別でのサヴィオの連続ゴールも何年かに一度というレアな逆転劇でしたが、あれから1ヶ月もたたないうちに、また同じような逆転勝利が見られるなんて。本当に驚きですし、4連敗が近づいていたピンチを救う、ルーキーのプロ初ゴールからの逆転ゴール。森海渡選手、初ゴールおめでとう!勝利をありがとう!

ただ、苦しい試合でした。「前半の入りがあまり良くなくて、特に守備のところで我々が準備してきたプラン通りの形に持っていけず、選手たちも外から見ていても自信なさそうにプレーしているような印象だった」。ネルシーニョ監督がこう振り返った通り、数回のチャンスの後は、なかなか前に出ていけず、守備で後手後手に回る時間が続きました。

前半20分ぐらいだったでしょうか。監督がベンチから立ち上がり、テクニカルエリアの前方まで進み出ました。いつもの監督らしい激しい檄がピッチの選手たちへ飛ばされました。もちろん勝ちたいのは皆同じ気持ちですが、やっぱり監督が誰よりも一番だと。その執念や気迫が何度も選手たちに火をつけて、劣勢だった試合をものにしたことがありましたが、今日もその一つに数えられる試合になりました。

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「ハーフタイムに選手たちには、自分たちが準備してきたもの、自分たちがこれまでやってきたことを信じてもう一度やっていこうと話した」。守備でも攻撃でももっと前に出ていくこと、そして球際で絶対に負けないこと。強く説かれた選手たちが後半になり、少しずつ流れを引き寄せていきました。。25度近い暑さの中、疲労が見えたり足を攣らせた選手をスイッチし、チーム全体のインテンシティをさらに上げていきます。

後半19分にカイトが投入されました。先発の2トップ、アンジェ&細谷コンビは、相手のビルドアップにプレスをかけ、またマイボールの時には裏への抜け出しを狙い、献身的に走り続けていました。相手に少しずつ疲労が見えて、攻めていくスペースが見えていました。その6分後、自陣からのビルドアップ、椎橋選手が受けてからの鋭い縦パスを細谷選手が短く繋いでのスルーパス。2つの素晴らしいパスからのチャンスに「まずマオが前を向いた時に背後が空いているのは分かっていたので、少しタッチが小さくなって相手に突かれそうだったが、右下は狙っていたので上手く入って良かった」

追いつかれた広島もギアを上げて、さらに激しいバトルの時間が続きました。このシチュエーションに持ってこられたのは、間違いない守備陣の奮闘のおかげです。前半からGKスンギュ選手のセーブは何度もレイソルを救い、5バックやアンカーの椎橋選手ら、みんなが体を張って2失点目を防ぎ続けました。自分としては3連敗中で1ポイントでも持って帰りたいと祈っていましたが、それを超える結末が待っていました。

三丸選手のプレスから、相手のバックパスを小屋松選手がカットして、左サイド裏へ流れたカイトへ。「相手DFに若干ファーを切られている感じがあったので、ニア上を撃ち抜こうと思った」。1点目の見事なコントロールショットから一転、今度はニアへの強烈な一撃。中央へ走り込む味方が見えてはいましたが「パスしようとは思いませんでした」とストライカーの矜持。

筑波大3年次でのプロ入りを決断。大学有数のストライカーが古巣のレイソルに戻ってきてくれて、鳴り物入りの注目を集めていたプレシーズン。ただ蓋を開けるとなかなかメンバーに入れず、年下のユースの後輩たちがゴールを決め、忍耐や強い悔しさの気持ちがあったはずです。ルヴァンカップでのチャンスは活かせず、リーグ戦に向けてのトレーニングでは紅白戦にも入れないこともありました。そんな状況での頑張りをチームメイトはそばで見てきました。勝利の瞬間、彼の周りには自然の笑顔の輪ができました。

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「自分の課題はハードワーク。フォワードだからシュートだけ打てばいいではなく、裏を狙ったり守備のチェイシングもまだまだやらないといけない」。彼にとっては少し遅かったスタートかもしれません。ミックスゾーンのメディア対応をそばで聞いていて、まだまだ満足していないことが十分伝わりました。これからです。

このところアウェイで3連勝。一方で、ホーム日立台で勝てていません。ここからホーム3連戦です。日曜のレッズ戦はアウェイサポーターが大挙押し寄せます。次のガンバ戦は30周年記念マッチ、そしてルヴァン京都戦はGS突破が懸かる大一番です。今度こそ、ホーム日立台でサポーターの皆さんと勝利を分かち合えますように。どうぞチケットをお買い求めいただき、スタジアムで選手たちを後押しください。このアウェイ3連勝はサポーターの皆さんのおかげです。今日も遠く広島まで応援ありがとうございました。

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2022年5月 2日

明日はアウェイ広島戦

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担当:梶山由珠

昨夜、日本サッカー界に信じ難いニュースが届きました。
5月1日、日本代表やジェフ千葉を率いたイビチャ オシム氏がご逝去されました。オシム氏といえば「考えて走るサッカー」を浸透させ、日本サッカー界に大きな衝撃を与えた人物です。
ちょうど私がレイソルを応援し始めた頃、ジェフを率いていたのがオシムさんでした。多色のビブスを用いた複雑なトレーニングや、会見やインタビューなどで飛び出す「オシム語録」の数々。それらに興味津々で、色んな記事を夢中になって読んでいた当時小学生の私も、オシムさんに魅了されたうちの一人でした。
私は直接関わりがあったわけでもなんでもないですが、きっと私と同じように影響を受けたサッカーファンが、日本中に大勢いると思います。あらためて、日本サッカー界の発展に寄与いただいたことに敬意を表すとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。

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明日はアウェイ広島戦です。今季広島と対戦するのは初めてですが、昨季は2戦2敗の戦績。ただ、広島は選手こそ大きく入れ替わってはいませんが、今季よりミヒャエル・スキッベ新監督が就任しています。スキッベ監督は新型コロナによる入国制限を受けてチーム合流は遅れたものの、4月に入ってからはリーグ戦で3連勝。その後は2試合ドローが続いていますが、ルヴァンカップでも2戦2勝を挙げ、4月を無敗で終えています。

対するレイソルは3連敗中。並行して行われたルヴァンカップでは2勝したものの、リーグ戦では浮上のきっかけを掴めぬまま苦しい状況が続いています。
だからといって、チーム内に重苦しいネガティブな空気感はありません。前節大幅にメンバーが入れ替わったように、今節も誰が選ばれるか分からないという中で良い緊張感がありますし、チームの雰囲気もこれまでと変わらず、明るく前向きな印象を受けます。
一昨日は北爪健吾選手、昨日は佐々木雅士選手の誕生日をみんなでお祝いしました。その写真からも、良い雰囲気の中でトレーニングできていることが伝わるのではないかと思います。

ネルシーニョ監督が「前半の入りが非常に良くなく、それを引きずったような形でミスが続いてしまった」と前節を振り返ったように、レイソルの注意が切れたところでスローインとフリーキックから2失点。前半で2点のビハインドを負い、苦しい展開を強いられました。試合の入り自体は悪くなかったと感じただけに、先に失点してしまったことが悔やまれるゲームでした。
3連敗を喫した川崎戦・京都戦・鳥栖戦は、すべて先制点を許しています。逆に今季レイソルが先制したゲームでは、4勝1分で無敗。明日も先制点を奪えるかどうかが、重要なポイントになってくると思います。

明日が終わればホーム2連戦(5/8浦和戦・5/14G大阪戦)。ルヴァンカップも含めると3連戦を日立台で迎えることができます。まずは明日の広島戦で連敗を脱出し、勢いをもって柏に帰りたいところです。
コロナ禍以降初となる移動制限のないゴールデンウィークともあって、広島へ向かわれるサポーターの方も多くいらっしゃるのではないかと思います。どうか道中はお気をつけて。
広島戦は明日14時キックオフ。エディオンスタジアムやDAZNで、ともに戦いましょう!明日もよろしくお願いいたします。

2022年4月29日

鳥栖戦

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担当:大重正人

セットプレーでの連続失点で2点ビハインドとなってしまうと、当然試合は厳しくなります。鳥栖の川井監督からは試合後にセットプレーを強みにしたいというお話がありました。一方レイソルもロングスローに対する準備をして警戒を強めてはいましたが、結果的に失点を喫しました。組織的にも個人的にも、ここは克服しなければならない課題です。これでやられてしまったら本当にもったいないことですし、拮抗した試合をものにするためにセットプレーで抑え、セットプレーで獲るということは突き詰めていかなければなりません。

ただ、セットプレー以外の内容面を見ても相手が優勢でしたし、鳥栖が攻め込んでいたからこその絶好位置からのセットプレーでした。偶然というより、必然的な失点とも言える2点でした。レイソルとしては、相手のビルドアップに対する守備がはまらず、また自分たちのビルドアップもなかなかうまく運ばない。1-4というスコアが示す通りの完敗でした。

試合をもとに戻すチャンスはありました。後半から投入された武藤選手、北爪選手が推進力をもたらし、敵陣での時間が増えていたタイミングでの追撃のゴール。武藤選手のシュートを細谷選手がコースを変えてゴールへ流し込みました。その数分後、今度は細谷選手が力強いシュートを放ち、GKの手をはじいたボールに武藤選手が飛び込みましたが、無情にもゴールの上へ。

「あのビッグチャンスを決めていればという、悔しい想いがあります。流れ的にもあれを決めていればかなり変わった。もっともっとレイソルの流れにできた」。当然のことながら、両チームにとってこの試合で一番の分水嶺で、悔やみきれない気持ちを口にしました。ただ、膝の手術による治療を決断し、ほぼ当初の予定どおり2か月ほどでの復帰。そしてこの初戦でメンタル的にも沈みかけていたチームを数分で勢いづけるプレーを見せてくれました。

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渾身のガッツポーズと、手を叩いて鼓舞する姿。そして連敗の最中ではありますが「チームが勝っていたときは、チームを見ていて前向きに自信を持ってプレーできていた。一丸となって監督の求めることをやれていたという経験やイメージは残っているはずなので、負けて自信を失うことがないように若い選手たちに声をかけていきたいと思っています」。1-4という敗戦の直後、もちろん悔しい想いがあるなかでも、まっすぐに前を向いて、自分の言葉でしっかりメディアに向けて力強い言葉を発してくれた。J1で勝つことの難しさを知っている彼だからこその言葉でした。武藤祐樹という選手が、レイソルにもたらしてくれるものは本当に大きくて、ここで下を向いていられない、と思い返させてくれました。

そして「柏に関わる人を喜ばせられるようにゴールを決めたい」。そう言い切る彼を信じて、選手たちを信じて、どうか引き続き応援していただきたいです。今日はネルシーニョ監督が復帰し、ベンチで采配を振るいました。この想定外の出来事を乗り越えて、懸命にチームは戦っています。アウェイ広島、ホーム浦和→ガンバ、ルヴァン予選突破がかかる京都戦と引き続きの後押しをどうぞよろしくお願いいたします。今日は冷たい雨の中、勝利で応えられず申し訳ございませんでした。ご声援ありがとうございました。