2019年6月22日

千葉戦

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担当:大重正人

「試合の主導権を握れているというのは、ひとりひとりがそれぞれの役割をしっかり果たしているからだ。後半も最初から続けていこう」。2-0で前半を終えたネルシーニョ監督は、ハーフタイムのロッカーでこう選手たちに語りかけました。そして93分になって最初の交代カードを切ったというのも、どこも悪くなっていないから変える必要がない、ほぼ問題なく試合を進めていたという証左でしょう。シュート数も17対2。千葉ダービーを共に戦った12000人の両チームサポーターが作り出したすばらしいスタジアムの雰囲気の中、2-0、快勝といえる一戦でした。

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試合を優位に進められた要因はいくつもあるでしょうが、やはりレイソルの前線のプレッシングや運動量の多さが、序盤からのリズムを作り出したのは間違いありません。攻撃では瀬川選手とクリスティアーノ選手が相手の3バックの背後を執拗に狙い、レイソルのDFラインもその動きを見逃さず効果的なアタックを繰り返します。一方でレイソルは4バックや、ボランチがサポートしながらのビルドアップもスムーズで、長短織り交ぜながらの攻撃が有効でした。

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そして守備になれば、相手の陣形に合わせたシステムに変え、江坂選手も加わったプレッシングで相手DFの時間とパスコースを奪い、中盤で何度も何度もボールをカットして攻撃に繋げました。クレーべ選手というビッグターゲットへのロングボールで起点を作られることもありましたが、この日復帰まもない鎌田選手らが激しいアタックで自由にはさせず、そのセカンドを拾う。ビルドアップへいかにプレッシャーをかけるかというポイントで、レイソルは上回れていたと思いますし、そこが攻守にわたって優位に運べた要因だと思います。

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レイソルの右サイドの攻撃は本当にすばらしかった。果敢に高いラインを敷くジェフに対し、裏を狙うランニング、間で受けるポジショニング、縦パス。クリス、小池選手、染谷選手の息の合ったプレーが何度もビッグチャンスを作り出しました。江坂→瀬川→クリスと完璧につないだゴールから一転、我々にとっては好機逸失、相手にとってはGKのビッグセーブ。すこし嫌な時間帯だなと思っていたところ、この前半で何とか追加点がほしいというところで決めた瀬川選手のゴールは非常に意味あるものでした。

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今日は、状況に応じてシステムが変わる中で、可変を可能にしたのは菊池選手がいたからこそ。守備時は最終ラインの5バックに加わり、攻撃になればサイドバックの前にポジションをとり、さらに最前線まで飛び出しました。大谷選手も「大介は、(最終ラインが)5枚にもなるし4枚にもなるし、茶島君の位置によってはFWみたいな位置にもなるし、という難しい立ち位置ではあったけれど頑張って最後までやり切ってくれた」と左サイドの安定をもたらす90分にわたる大きな貢献でした。

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殊勲の1ゴール1アシストのクリスも「長崎戦に続く良いゲームだった」と充実の表情でしたが、「これをベースにして」と瀬川選手が言うように、この戦い方と、内容に伴う結果を出し続けなければいけません。今日のように相手の背後をとれればレイソルのストロングポイントが遺憾なく発揮されますが、レイソルに対して5バックにしてスペースを埋め尽くす守備戦術をとるチームの方が多いですし、そうした相手に対してもゴールをこじ開けていかなければなりません。この一勝を次に勝利に。来週はいよいよ首位山形との決戦、6ポイントゲームです!

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2019年6月21日

明日は千葉ダービー

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担当:大重正人

6月に入り、ナイトゲームシーズンに入りました。あす土曜日、ジェフ千葉とホーム日立台で対戦。リーグ戦では2010年以来9年ぶり、天皇杯を含めても2014年以来、久々の公式戦での「千葉ダービー」を戦います。マッチデープログラムのインタビューに登場してくれた高橋峻希選手にとっては古巣対戦。「同じ千葉県内のチーム同士ですし、僕らからしてもどの試合よりも重要で、気持ちも高ぶります。サポーターの皆さんも気持ちが高ぶっていると思うので、その高ぶりを試合にぶつけて、必ずこのダービーをモノにできるように頑張ります」。ジェフの江尻監督、堀コーチは峻希が過去に師事したコーチでもあり、自然とこの一戦に懸ける思いも高まります。

レイソルから期限付き移籍中の増嶋選手は契約上出場できず残念ではありますが、レイソルU-18出身の船山選手はジェフのエースとして得点を量産しており、その船山選手は桐畑選手と同期、また鎌田&染谷選手は流経大での先輩にあたります。地域的、個人的にもつながりの深い同県内のライバルとの決戦。サポーターの皆さんにとっても絶対に譲れないダービーマッチです。

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ネルシーニョ監督も「サポーターの皆さんあっての試合。両チームのサポーターの白熱した応援があれば、ゲームの雰囲気は自ずと違ったものになってくるでしょうし、サポーターの皆さんが作ってくれる雰囲気がチームを後押ししてくれると思います」とその応援に勝利でこたえるべく今週も入念にトレーニングを積んできました。

レイソルは前節の福岡戦、4バックにシフトチェンジ、攻撃面でのリズムや連動性を取り戻す、悪くない内容ではありましたが、1点のビハインドに苦しみ、最後の最後、本当のラストプレーで引き分けに持ち込む試合でした。その試合を監督が振り返り「自分がチームの状況を聞かれたときに、いつも基準としているのが、勝敗という結果以上に、いかにチームが戦ったかという点。その基準でいえば、福岡戦は今までとは良い意味で違ったと思います。ボールを保持する時間が長く、何より選手たちが諦めずに最後まで戦いきった。その結果で奪い取った勝点1ですので、そこに関しては次に繋がる良いゲームだと見ています。状況によっては勝っても満足のいかない試合もある中で、この間のゲームの引き分けは選手が諦めずに走った結果、ご褒美としてやってきたものだと思いますし、その姿勢を選手には続けてほしい」。

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攻守におけるプレーのクオリティはもちろんですが、チームのために戦う、走るという献身性を出し続け、なおかつそれを90分やり続けること。この前の福岡戦で見せた姿勢をベースにして、この千葉戦、ホームアウェイともに黄色一色に埋め尽くされるホーム日立台で勝利を届けてほしいと思います。

明日は「ローソンエキサイトマッチ」など多くのイベントが行われます。同マッチ恒例の福引大会では、6/19から試合当日までのローソンでの買い物レシート税込800円分、もしくはスタジアムでのローソン売店での同額購入にて、1回抽選にチャレンジできます。景品は選手サイン入りのボールやウェア、またレイソルグッズなど32名様に当たります。またWチャンスとして、90名様に非売品のオリジナルステンレスボトルをプレゼント。暑くなる季節、バッグにも入れられる小型サイズで非常に便利です。
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https://www.reysol.co.jp/news/event/032235.html
また、ローソンエンターテインメインのマスコット「宇宙生物ジロー」も駆けつけてくれます。ステッカープレゼントやツイッターフォローで缶バッジのプレゼントもあります。スタジアムでジローを見かけたらぜひどうぞ!
https://twitter.com/JIRO_gogo

そのほかにも、柏警察署のご協力によるパトカー&白バイ展示、大谷選手や中村選手らの7選手のユニフォーム型巾着&クッション販売、ポストカードワークショップ、また芝広場の一部では試験的に飲食スペースを設けますので、19時のキックオフを前に、スタジアムフードをお楽しみいただき、いざ千葉ダービー決戦をともに戦いましょう!梅雨時期で心配された天気ですが、なんとか持ちこたえそうな予報に変わりました!!チケットは残り少なくなっておりますが、若干数残っておりますので、ぜひローソンチケット、または日立台公園にてお買い求めください。
★イベント一覧、チケット残席状況などはこちらから
https://www.reysol.co.jp/ticket/next/#0622

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2019年6月16日

福岡戦

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担当:大重正人

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たしかアディショナルタイムは4分の掲示でした。相手選手が痛んで、少しその時間が伸びはしましたが、時計は96分を回っていました。左サイドからのクロスが逆サイドに流れて、いつ試合終了のホイッスルが鳴ってもおかしくない状況でした。最後の望みを捨てず、送り込んだクリスティアーノ選手のクロスに合わせた江坂選手のヘディングシュート!ゴールの右隅に収まり、そしてすぐに試合終了。ラストワンプレーでの劇的なゴールで、なんとか勝ち点1を手にしました。

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「今日の最後の1点というのは選手たちが最後の最後まで諦めずに戦う姿勢をもって戦い続けたその結果、ご褒美としてやってきた得点だったかと思う。チームとして最後の最後に1点をもぎ取るという戦う姿勢を貫いてくれたことについて選手たちは非常に良くやってくれたと思っている」。ネルシーニョ監督は苦しみながらも最後にゴールを奪った試合をそう振り返りました。

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これまで3バックで戦ってきましたが、この日は久しぶりに4バック、4-4-2のシステムで臨みました。「攻撃・守備両方のバランスを考えた上で、守備の安定を狙い当初起用したシステムが3バックだったが、その中でも失点を許してしまうような状況というのもいくつかあったので、攻撃に人数をかける、より攻撃に安定感をもたらす狙いをもって今回もう一度シーズンの序盤でも使っていた4バックで戦う決断をした(ネルシーニョ監督)」

非常にいい立ち上がりでした。ビルドアップは2人のセンターバックをボランチの1枚がサポートしながらボールを動かし、中盤から前線へ。相手を自陣へ押し込んで、主導権を握りました。大谷選手は「今日の方が後ろに変に重くなりすぎなかった。攻撃ではここまで長いボールが多かったのでそれは減らそうと思っていたから、拓巳や太陽からとにかくボールを受けて、なるべくボールを保持しながら前進していこうというのはアタルとも話していた」。

それまで良い時間を進めていた中で、一瞬のスキを突かれたのは本当に痛いことでした。縦パス2本でDFラインの裏をとられ、キーパーと1対1。アビスパは久藤新監督にかわり、そして起用されたクラブの象徴、一番やられてはいけない城後選手にゴールを許し、スタジアム全体を勢いづかせてしまいました。

1点を追う後半、さらに攻勢を強めたレイソル。しかし5バックになって固める相手をなかなか崩せません。それでも我慢して、ビルドアップから攻めこみ、サイド一辺倒にならず、中央へポジションをとった選手の足元へ鋭いボールを入れて、なんとか打開を図ります。細谷選手、小池選手、田中選手と次々に投入。黄色いゴール裏からの応援も最初から最後までゴールを信じて続いた中、本当に最後の最後にゴールネットが揺れました。

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相手の順位、我々の状況を考えれば、当然勝ち点3を手にしなければいけない状況で、それが1ポイントに終わってしまったことは、劇的だった状況に浮かれることなく、やはり悔やみ反省しなければならないことです。ただゼロだった勝ち点を「1」にできたこと、この1点があとで大きな意味をもつような状況にもっていかなければいけません。4バックでの良いところ、3バックでのメリット、それぞれがあります。今後どういう戦い方を選択していくかはまだわかりませんが、自分たちの戦力と、相手の戦術を見極めてチョイスしていく監督の戦術をもっともっと高いレベルで遂行できるようにならなければいけません。次は6月22日、千葉ダービーです。勝利を望んで駆けつけてくれる多くのレイソルサポーターにホームで勝利を届けてほしいと思います。


2019年6月14日

日曜は福岡戦

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担当:笹原麻央

関東地方も梅雨入りし大雨で始まった今週でしたが、昨日今日は晴れ間が見え、晴天の中でトレーニングが行われました。しかし明日は再び大雨の予報。変わりやすい気候が続きますので体調を崩されないようお気を付けください。

先日杉井颯選手に、読売新聞に掲載していただいているコラム「フロムレイソル」の取材が行われました。どんな性格か、という問いかけに「おしゃべりで物怖じしない、(周りからしたら)面倒くさいやつだと思います(笑)」と答えた杉井選手。おしゃべり、という点はサポーターの方々もよく感じているのではないでしょうか。「(練習から)早く上がったはずなのに、サポーターの方と話していたらみんなに抜かされていつの間にか一番最後になっていたりします(笑)」と本人も口にするように、気付けば他の選手が誰もいなくなっているくらいまで長く話していたり、子供たちと縄跳びをして遊んだりとサポーターとの交流にたくさんの時間を割いている様子をよく目にします。これは村田和哉選手の教えもあるのだそう。「サポーターの方との関わり、時間を大事にするようにと言われて始めましたが、自分自身も楽しくて。サポーターの方にもそういった時間を楽しんでもらいたいです」と杉井選手。皆さんも練習見学に来た際にはぜひ杉井選手に話しかけてみてください。

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ルヴァンカップ仙台戦でデビュー、さらに岐阜戦と愛媛戦でリーグ戦の出場も果たした杉井選手ですが、愛媛戦後のコメントでは反省の言葉、悔しい思いが多く語られました。 "ピッチで年齢は関係ない"とよく言われるように、ピッチ上で起こっていることを伝えて味方を動かさなければいけないDFの選手にとって、杉井選手のように物怖じせず発信していくことはすごく大事なことです。しかし愛媛戦ではそれができなかったと反省。自分の特徴、長所でもある部分を出せなかったからこそ、余計に悔しい思いをしたのではないでしょうか。サポーターの信頼を得るためにももう一度やっていかなければいけない。そう強く語る杉井選手のコラムは、6月26日発行の読売新聞千葉県版に掲載されます。是非ご覧ください。

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明後日はアウェイでアビスパ福岡戦です。福岡は昨年、井原正巳現レイソルヘッドコーチの指揮のもとで7位という成績を残しましたが、現在は勝ち点16でJ3降格圏の21位。レイソルを破り浮上のきっかけを掴もうとしてくるでしょう。福岡にはここまで6得点を挙げるFWヤンドンヒョン選手、4得点を挙げるMF松田力選手ら、高い得点力を誇る選手たちが顔を揃えます。さらには2017年までレイソルに在籍したDF輪湖直樹選手も先発に名を連ね出場しています。間違いなく古巣対決に強い気持ちで臨んでくるでしょう。
レイソルは前節の愛媛戦に敗れ、勝ち点は27。J1プレーオフ圏外の7位となり、首位との勝ち点差は6に広がってしまいました。下を見ると、10位の琉球で勝ち点が24。1試合の結果で大きく順位が入れ替わる混戦となっています。開幕前は長いと思っていたJ2の戦いも、もう間もなく折り返し地点。このまま足踏みをしているわけにはいきません。アウェイで勝ち点3を掴み取り、ここから巻き返しを図っていきたいものです。

福岡戦前のネルシーニョ監督コメントです。
「(福岡は)今季、なかなか厳しい戦いを強いられているチームという印象。どの試合も振り返ることで教訓を得られるものだとは思っているが、敗戦に関してはその幅は大きい。(下位に位置していた)鹿児島戦や愛媛戦で勝ち点6を手にできていれば現在首位にいたはずで、この勝ち点6というのが今後響いてくることは間違いない。負けたという事実を真摯に受け止めて、そこから得られる教訓をしっかりと選手たちにフィードバックし、備えていきたい」

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次回のホームゲームは6月22日(土)のジェフユナイテッド千葉戦、千葉県ダービーです!芝広場では、試験的に芝広場内の一部エリアを飲食スペースとして開放させていただきます。エリア内に設置されているテーブル・イスの上にて飲食をお楽しみいただけます。是非ご利用下さい。AR席は残りわずかとなっておりますが、ホーム側、ビジター側ともにローソンチケットにてまだ残数がございます。是非スタジアムで、レイソルへの後押しをお願い致します!
https://www.reysol.co.jp/ticket/next/

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2019年6月10日

愛媛戦

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担当:大重正人

心身、またサッカーでは戦技体(戦術、技術、体力)と言い換えられるかもしれませんが、その要素がバランスよく充実して選手たちは躍動できます。それだけの理由ではないのかもしれませんが、とにかく愛媛でのレイソルの選手たちが躍動していると感じられたのは前半からほとんどなく、後半26分にクリスの同点ゴールが決まってからの数分間だけだったと思います。躍動していたのは間違いなく愛媛の選手たちでした。失点はセットプレー、カウンター、リスタート。レイソルが集中して守れていれば防げたものもあったでしょうが、何よりシュート数が7対20と圧倒され、前半キックオフからの内容からみても、妥当な結果、完敗でした。

オルンガ選手はケニア代表へ。定められた既定よりもずっと遅い3日前になってから招集レターが届く事態に、話し合いを続けてきましたが、結果的には彼を送りだしました。これまで主として戦ってきた3バックの3選手、染谷選手は累積警告で、古賀選手は代表招集による負傷で、田上選手、杉井選手が先発し、そして上島選手にかわり、中川創選手が出場のチャンスを掴みました。ルヴァンカップの仙台戦でトライし、いいプレーを見せた形、中盤にボランチタイプの選手を3枚ならべ、その前に2トップというシステムで臨みました。ただこの愛媛戦キックオフから、守備で相手をはめることができず、ボールを支配され、シュートまで打たれるという状況に。ネルシーニョ監督は前半26分で早くも手を打ち、江坂選手を入れ、3トップに変更。懸命に沈静化につとめ、GK中村選手の好守もあって前半はなんとか無失点に終えることができました。

しかし後半立ち上がり早々にセットプレーで失点。相手は勢いづきました。レイソルも良い内容ではないながらもそこで粘り、後半26分に田上選手の激しいアタックからのカウンターで、投入早々に瀬川選手がチャンスメイクし、この日唯一最大の好機をクリスがしっかりゴールへ流し込んで同点。それまでの停滞したムードが一変し、ようやく目を覚ましたかのように躍動した選手が見せたプレーは「逆転するぞ」という雰囲気を大きく膨らませました。ただそれまでの苦しい時間帯でのダメージがあったのか、残り10分を切っての連続失点、そしてそれを跳ね返すパワーがありませんでした。

試合後、DFラインの選手たちに話を聞きました。もちろん反省の言葉、悔しい思いばかりでした。杉井選手は「今日は自分のところを狙われて、潰しきれず、入れ替わられた」と潔く自分の実力を認め「自分が目指すところに行くためにはまだまだ足りない」と話しました。ルーキーがトップの舞台に立ち、身をもって体感できたことで、また日々の練習で取り組むべきことを再認識、必死になってやっていくはずです。

そしてみんな一様に感じていたのは、後ろから見ていて上手くいっていないこと、そしてその状況を声を出して改善できなかったこと。ピッチ上で起こっていることを感じ取り、それを周りに伝えて、味方を動かせる選手に。大谷選手、鎌田選手、染谷選手といったベテラン選手たちはその経験と方法を持っていて、悪いながらも粘り、少しずつ好転させていく術を知っています。彼ら不在のなかで、立て直しがなかなかできないまま90分が過ぎてしまった。この日先発したDFラインの選手たちは自分の役割、プレーで、本当に必死で懸命だったと思いますが、まず個人のところで相手を抑え込みながら、さらに味方を動かしチームを勝たせられる選手になってほしいですし、これからもそこをめざして努力していってくれるはずです。

チームとして良い守備なくして、良い攻撃はできない。この完敗を代償にして、失った勝ち点を取り戻す勝利を。スタジアムからの帰路では柏ナンバーや野田ナンバーの車をみかけました。市内には黄色いユニフォームを来た方がいらっしゃいました。その応援に対して、感謝の思いや言葉だけでなく、何より勝利という結果をお届けしなければいけません。

2019年6月 8日

明日はアウェイ愛媛戦

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担当:大重正人

国際Aマッチウィークで、日本代表チームの活動が続いています。伊東選手、中山選手がキリンチャレンジカップに参加し、伊東選手は先日のトリニダードトバコ戦で元気な姿を見せてくれて、惜しくシュートもありました。ベンチ外だった中山選手も、川島選手や岡崎選手という世界を知る大先輩、そしてともに世界へ羽ばたこうとしている久保選手との観戦は、この日プレーできなかったとしても何かを感じ取って、これからに活かしていく材料となったはずです。明日は、レイソルの試合が17時開始、日本代表が19時から。ちょうど重ならず、サッカー三昧の日曜の夕方になりそうですね!!

レイソルは、アウェイでの愛媛戦に挑みます。愛媛は現在下位に位置しているものの、最後尾からしっかりとボールをつなぎ、動かしてくるスタイル。ネルシーニョ監督も「相手が3バックなら4バックに、逆に相手が4バックなら3バックと、いろいろなバリエーションのあるチーム。ポゼッションもできて技術的にも高いものを持っている良いチームです」と分析と警戒をしています。

愛媛の攻撃の中心である神谷選手と長沼選手がU-22日本代表のトゥーロン国際大会出場のため欠場。残念ながら負傷離脱した古賀太陽選手は日立台に戻り、一日も早い復帰をめざして治療やリハビリを進めていきます。そしてレイソルは新加入からすでに最終ラインの柱となり支えてくれている染谷選手が4枚目の警告により出場停止です。古賀選手と合わせて、3バックのうち2枚を欠く難しい試合になりました。

監督は「彼ほど経験があって、リーダーシップも発揮できる選手が出場できないことはもちろん痛手だが、若手選手を起用することに対して、ベテランも含めてルヴァンカップを我々が戦ってきた結果として、選手個人の能力は公式戦でどれだけやれるのかという計算はできている。ソメに代わって入る選手がしっかりやってくれるだろう。ソメ以外の選手が出場することには何の心配もありません」。前節はリーグ戦初出場のルーキー杉井選手が攻撃の起点となり、また守備でも奮闘しました。そしてチーム得点王のオルンガ選手もケニア代表に加わり不在です。それでもまたあした、チャンスをもらった選手がその流れを継いで、勝利に貢献してくれることを期待したいと思います。首位との差、3ポイント差に詰められるチャンスを逃してはなりません。

2019年6月 1日

岐阜戦

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担当:大重正人

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今日も我慢の試合でした。0-0が続き、今日もスコアレスドローか、と頭をよぎりそうにもなった方もいたかもしれませんが、それでもあれだけ前に戦っている選手たちの姿がいて、ベンチから喉を枯らして鼓舞する選手やスタッフの姿があって、スタンドからは試合の前からずっと変わらぬテンションでのホームの大声援があって、最後の最後まであきらめず信じた結果が、ついにようやく86分、ミカの長い足が伸びて、柏熱地帯前のゴールネットを揺らしました。

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「前半はなかなか難しい時間帯が続き、悪い流れの中で攻守に渡って相手に主導権を握られる展開が続いていた。」これまでの公式戦、ネルシーニョ監督は、冷静に選手の動きや試合を分析したうえで、結果的に拙速に交代カードを切るようなことをほとんどありませんでした。おそらく変える必要がなかったからでしかないと思うのですが、それでも前体制時代には、選手たちが「ハーフタイムに査定があるんです」と冗談めかして言ったことがあるように、それまでに良いプレーができていなければ常に変えられる、という危機感の中で練習も試合もおこなっていました。今の選手たちにそんな気持ちがない、なんてことは全くないのですが、それでも、ついに監督が早めの決断をした、と感じたハーフタイムでした。それだけ、今日の岐阜戦において勝利を逃してはならない、という強い思い入れがあったのではないかと思います。

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手塚選手と菊池選手を投入し、選手の配置にも手を加え、ようやく後半からはボールを握る展開に持ち込みました。「ハーフタイムに監督から「もっと高い位置を取ってくれ」と指示があり、そう言われてからやりやすく、前へ行きやすくなった。(手塚)康平は前にボールを出せるボランチなので、そういった監督のメッセージも含めて、後半は押せたと思う」。今日、レイソルでのリーグ戦初先発、高橋峻希選手もその変化にも順応し、攻守ともに非常に貢献度の高いプレーを続けてくれました。

後半14分江坂選手を投入し、残り30分を残して3枚目のカードを使い切りました。この前の試合で足をつらせたルーキー杉井颯選手がいて、「ハヤテ、最後までなんとかもってくれ」と願うばかりでしたが、まさに監督が勝負を懸けた瞬間でした。
「彼はまだ若いがキャンプの頃から非常に献身的にチームの活動に取り組んでくれていて、彼のクオリティーもそうだが、非常に強いパーソナリティーというものを普段から我々に見せてきてくれている。ルヴァンカップという実戦で(他の若手もそうだが)、出場機会を与えた際にこちらが期待していたものを十分に発揮してくれた。今現在リーグ戦においては古賀が(U-22)代表招集されているので、(杉井に)再びチャンスを与えたが、今日のゲームでもこちらが要求したことに対してしっかりと期待に応えてくれたと思う。我々指導者の立場からすると計算できる選手が育ってきてくれていると実感している。」ネルシーニョ監督にはこんな計算と信頼がありました。

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それでも岐阜の前田選手が投入され攻撃の起点を作られるなか、時間がじりじりとなくなるばかり。その杉井選手からのパスが起点になりました。ヒシャルジソン選手が力強く切れ込んで、クリスティアーノ選手へ。「私とクリス(クリスティアーノ)が組めば必ず何かが起きるというお互いのフィーリングがあるので、クリスを信じて走り込んだ」。オルンガ選手が浮き球に反応して、長い足を延ばしてボールを押し込みました。「ストライカーにはペナルティボックスの中で発揮される本能がある。自分の脚のリーチを生かして、相手より先にボールに触れたので、点を取ることができた。ストライカーの本能を発揮したゴールだった」。ここにも信頼し合う関係性がありました。

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ひとつひとつの勝利、勝ち点を着実に積んでいくことでしか、J1復帰は叶いません。苦しくともうまく行かなくても、我慢してやり続けること。今日は最後の最後にそれが実りました。次節はアウェイでの愛媛戦、最終ラインの大黒柱、染谷選手が出場停止で、古賀選手も引き続き代表戦です。今日の杉井選手や高橋選手のように「新しくチャンスをもらった選手が活躍する」というサイクルを続けて、連勝を期待したいと思います。

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