2012年11月30日

柏のエンターテイメント

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担当:前嶋

こんにちは。

私がまだスペインに暮らしている頃、ユース年代の国王杯でバルサユースと戦ったことがありました。
試合終了後に、敗れて家で試合の編集をしていた時にふとYoutubeでバルサ首脳陣のコメントに出会いました。

インタビュアーに対して、「世界三大エンターテイメントを知っているかい?」

「ウォルト・ディズニーとシルク・ド・ソレイユ、それとFCバルセロナだよ。」

敗戦後ということもあって、その時の私にはとてつもなく嫌味に映っていました。
ただ、とてつもない言葉を聞いてしまった印象も残っています。


サッカーというエンターテイメントはサポートあって成り立つものだと私は思います。
サポーターのために戦う選手と、勝利を願うサポーターの一体があって、ホームスタジアムは対戦相手にとって脅威となり、その結果勝利をもって最高のエンターテイメントとなります。
見て楽しむだけのエンターテイメントとはまた違った、参加し一体になることでより高い水準のエンターテイメントが出来上がっていくものがサッカーだと思います。


私が柏レイソルアカデミーになってから、ここ日立台ではその一体感に驚かされることが何度もありました。
チームがサポーターの強烈なパワーを受けて、試合をひっくり返す場面に何度も遭遇しました。
毎試合ホームゲームのボールボーイを務めるユースの選手達は、その度に日立台のパワーに感動しています。
トップの選手を応援しているアカデミーの選手達の目には、選手だけでなく日立台が映っています。
9月8日の天皇杯2回戦では、勝利を目指す形とはまた違いましたが、ピッチでその暖かいパワーを実際に受けて、言葉にならない感動を覚えました。

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2012年のJ1も残すところあと1節です。
ACLをかけたとても重要な試合です。
ただこの時期になると、やっぱりなんだか寂しくなります。

大事な1戦をみんなで応援して、来シーズンの日立台が柏のエンターテイメントとしてさらに大きくなれるように、皆さんがこのエンターテイメントを楽しみたくて足を運びたくなるような、そんな柏レイソルのために、私達アカデミースタッフも頑張って行こうと思います。

まずは明日の試合、みんなで応援しましょう!