12月9日
担当:松原
こんばんは!
約3週間ぶりにまわってきたブログ当番。
何を書こう...。
クラブワールドカップ関係は、私が語るまでもなく語り尽くされている。
12月9日。
誰か誕生日の人はいないだろうか?
トップチームにはいない...。
アカデミースタッフにもいない...。
シュウタ(U-14所属)とシンノスケ(U-10所属)の誕生日だ!
「おめでとう!」
しかし、これだけで今日のブログを終わるわけにはいかない...。
携帯電話に保存した写真からネタを探す。
新聞記事を撮った写真を発見。
「禁煙くらい易しいことはない。私は何千回と実行したよ」
※2011年6月5日 読売新聞朝刊 編集手帳より引用
アメリカの作家マーク・トゥエインの皮肉。
「そんなに簡単に禁煙は成功しないよ」と言った時よりもずっとインパクトがある。
この方は、皮肉のこもった数々の名言を残した皮肉屋としても有名である。
皮肉屋というと悪いイメージに聞こえるが、愛情がこもった皮肉ならば、むしろ人の心に強い印象を与えられる場合もある。
私の恩師であるタムさん(田村脩さん。元柏レイソルコーチ)がそうであった。
タムさんは、私が柏レイソルユースでプレーしていたときのコーチである。
「相手にパスばかりして、うちのダブルボランチはダブルボランティアだ」
いつも皮肉たっぷりに言われるのだが、不思議と嫌な気持ちが全くしなかった。
15年以上経った今でも鮮明に覚えているタムさんのことばがある。
「遠足に行くな!!」
オーバーラップしたら、さっさとポジションに戻れということである。
色々学んだはずなのだが、当時学んだ中で唯一覚えているのが「遠足に行くな」である。
そして、「遠足に行かない」ことは、大学に進学した後もプレーヤーとしての私の最大のこだわりであり続けた。
巷には、色々な技術論、戦術論、トレーニング論などサッカーの情報が溢れている。
しかし、指導者が色々伝えようと試みても、案外伝わっていないことも多いのかもしれない。
40年近くの指導歴を持ち、国際経験も豊富なタムさんが、あえて私に与えてくれたことばのように、決して忘れないことばもある。
私も愛情たっぷりの皮肉を使いこなす、タムさんのような器の大きな指導者になりたい。
ということで、12月9日は「皮肉の日」になりました。