2014年1月12日

ブラジル遠征13日目

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一昨日予選を終えた我々は、決勝トーナメント進出の為に他会場の結果を待つ
状況でしたが、本日決勝T進出が決定。あとは、明日試合のある1つのグループ
リーグの結果により2位の1位か2位かが決定します。
歴史のあるこの大会で、国外のチームが決勝Tに進む事は初の事で、実に喜ばし
い事です。選手の皆は、よく頑張りました。おめでとう!
ただし、実際はベスト32に残っただけで何も得ていません。予選では相手の
力もあったとはいえ、普段以上にミスも目立ち、カウンターを受ける回数も
多くありました。こういう中でもボールを奪われずに、レイソルらしくプレー
する為に練習をしているのですから、ミスになるなら練習から質を上げて行く
しかありません。

今日は午後からサンパウロFCのアカデミーの施設を見学しました。
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これは、サンパウロFCのアカデミー専用の施設。トップチームが使用する訳では
ありません。これまで欧州、中東と、数多くの施設を見学してきましたが、ここ
は、今までのそれをも凌ぐ最強な環境。全てが揃っています。
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トレーニング施設で我々を迎えいれてくれたのは孔雀(クジャク)。
あり得ませんね...。あまりの環境の凄さに、逆にブラジルらしいハングリー精神は
身に付くの?と個人的に感じはしましたが、サンパウロFCのアカデミーで育つ選手
は、常に半年契約という厳しい状況に日々さらされながら、遠そうで近い、近そう
で遠いトップチームを目指して努力しているのですね。

さて、その後はサンパウロFCと45分一本勝負。
スターティングメンバー:
GK:松本
DF:中島、上島、中谷、熊川
MF:山本、白川、中山、山崎、辻川
FW:浮田
(※古賀太陽は、体調不良の為に無念の見学。今夜の便でカタールに飛びます!)
ブラジル遠征 ? 004.jpg
試合を行った練習グランドは若干ピッチが狭く、プレッシャーもハードに来ま
す。決勝T1回戦で当たる可能性もあるからか、後ろを3枚に変更し、中盤を全て
マンツーマンにして戦ってきました。お互いハイプレッシャーでボールロスト
する場面もありましたが、13分に手薄なDFラインの背後に中山が絶妙なスルー
パス。抜け出した、ドラゴンと呼ぶにはまだ早かった竜の落とし子浮田がGKを
も交わして得点。その後の山崎が18分に追加点を挙げて2-0。主導権をつかむま
では至りませんでしたが、相手の自由を奪い、ピッチの狭さも手伝って連動して
守備を出来たことが功を奏し2-0で勝利。ハードなプレスに一時も息の抜けない
試合となった中で、勝利出来た事も大きいですが、木村裕を除く全員がこのブラ
ジル人のハードなプレス、強いコンタクトを肌で感じた事が、今後の決勝Tに向け
て貴重な経験になりました。

その後ホテルに戻り選手は夕食。我々スタッフはジャメーリ(元レイソル選手)から
の招待を受けて自宅訪問。ジャメーリは僕のユース時代のトップの選手で、エジウ
ソンとのコンビが印象に残っています。その後スペインで5年間も第一線で活躍
した人がどんな生活を送っているのか?大変興味がありました!

24時間警備体制のひかれる大きな扉。中に入ると高層マンションが4棟。その中央
にプールがあります。自宅の中に入ると、なんてモダンなお部屋でしょうか!
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建築家の幼馴染みの奥様のデザイン。ベランダから眺める景色には、正面に自然
溢れる広場。少し横に目を向けると、建設中のパルメイラスの新スタジアム。通訳
のタッキーと近藤トレーナーがホテルに留まった為、前嶋コーチのスペイン語がこ
んな所で大活躍!前嶋コーチ、ブラジルに来て初の(!?)仕事です。
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日本で過ごした日々、スペイン時代の話、今大会の話、ブラジルサッカーの話...。
ジャメーリ料理長の、美味しいシュラスコをたらふく頂き、時間を忘れ、楽しい
一時を過ごす事が出来ました。特にシモさんは、共に戦った仲間との、またブラ
ジルでっていうのが良いんだなこれが......(しかもバルコニーで)昔話に大変花が
咲いていました!
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明日は遂に、決勝Tの組み合わせが決定します。そして恐らく明後日、お世話に
なったBarueriの街を後にし、いよいよ決勝Tの地に移動。また戦いが始まります。
それではCiao!

最後に...
吾郎、徳島でも頑張ってください。活躍を祈ってます。