2011年11月30日

140年前の今日。

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担当:前嶋

サッカーが初めて行われたのは、中世のイングランドだと言われています。
当時はルールも何もなく手でも足でもボールを扱うことができました。規定のグランドもなく、チームの人数も決まっていない村同士の戦いで、ある町の両端にある目的地にボールを運び、そこにボールを3回タッチすることができたら勝利するというスポーツでした。

今でもサッカーはフットボールとも呼ばれますが、このSoccerという言葉はこのルールのなかったスポーツを協会のルールで行うという所から生まれました。Playする人をPlayerと言って最後にerを付けると?する人という意味になるように、協会(Association)のルールでこのスポーツをする人達という意味でAssociationのsocの部分を使ってSoccerと名づけることになりました。それだけ当時のサッカーは現代の整備されたルールのサッカーとはかけ離れたスポーツだったんでしょう。

そして約140年前の今日、11月30日は初のサッカー公式国際試合として、イングランドvsスコットランドが行われた日でもあります。この頃、サッカーはすでに現代のルールに近いものに整備され、国と国の戦いが行われるようにまで発展していました。
長い歴史を経て、サッカーは村と村が競うお祭りから、死傷者が出ることもある歴史背景を理由とした代理戦争として使われたり、様々な形のエンターテイメントとして現代に至っています。

Jリーグ開幕で見た日本中の盛り上がり、W杯で見た日本中の盛り上がり、日本でのサッカーはレベルの向上と共にサッカーが人々を盛り上げ、一流のエンターテイメントとしての地盤を確実に築き上げてきました。
ここ柏でも、今週末の戦いを前に日本中が柏のサッカーに注目する瞬間を迎えています。
こういった瞬間と盛り上がりを向かえる度に、サッカーは成長し、人々が気軽に足を運ぶことが出来、更には普段の生活からかけ離れた興奮を得ることが出来るエンターテイメントとして着実に日本に根付いていくのです。

140年前の初の公式国際試合と比べたら、現在のサッカーのレベルは考えられないものになっているでしょう。けれど、140年前も同じように1つの試合が注目され、期待されて興奮を呼んだものに違いないと思います。
この140年前の試合はネットで調べればすぐに拾える歴史として名を残しました。
同じように、今週末の試合は歴史に名が残る可能性が大きな試合でもあります。
注目して、期待して、応援してこの試合を乗り越えた後、柏のサッカーは更に進歩して更なるエンターテイメントとして歩を進めることになるでしょう。

今週末はアカデミーの選手全員が1つにまとまってトップチームを応援します。
こんな瞬間に本当に多くの人達が、このクラブと共に生活を送ることが出来て嬉しいと感じることが出来る瞬間になるように、僕たちが今出来ることは、全員でピッチに力を送ることです。
難しい試合になることは変わりありません。
みんなで最高の瞬間を作れるように、力を合わせて頑張りましょう。