夏の思い出
担当 根引
振り返ってみると、あっという間に終わった夏休み。
たくさんの大会があり、選手は本当に多くのことを学んだと思います。
ひとつあげるならば、U12の韓国遠征。
大会の結果は望む結果ではなかったですが、選手たちの強い絆を感じたり、
試合ごとに成長していく選手たち。ミョンボさんとの再会。本当にたくさんのことがありましたが、選手たちの一番お思い出は、異国の地でできたオッパ(お兄さん)、ポールとの出会いでしょう。
現地での通訳として参加してくれたポール。見た目はイケメン。韓流スターとしても十分いけそうな男前。それでいてとても礼儀正しい好青年。仕事も早く、こちらの無理なお願いもいやな顔せず、てきぱきとこなしてくれました。
当然子供たちと仲良くなるのにも、時間はかかりませんでした。昼休みにはポールの部屋に選手が出向き、カードゲームをしたり、おしゃべりしたり、昼寝までしていました。
気がつくと、バスの中ではポールを囲むように、話をしたり、二人っきりで夢を語り合ったりしていました。
本当に濃い時間を過ごしてきたからこそ、別れはとてもつらかったです。
前日から、泣き出した選手も荷造りしながら、ポールとアドレス交換。
別れが近づいてきたときも笑顔のポール。。。
選手からお別れの挨拶を聞いているときも、選手全員が号泣してても、笑顔のポール。
そして、「写真撮ろうよ」
「がんばれよ」と声をかけながら一人一人と握手
でもやっぱり最後は、こらえきれなっかたポール。
その話は選手一人一人に深く伝わっていたと思います。
選手たちが搭乗口に入っていってもずっと中を見ては手を振り続けていたポール。
ポールの事を探し続ける選手たち。
人と人の「絆」を強く感じた瞬間でした。
それを感じさせる出来事が最後に、
フライト直前に、ポールからコーディネーターに、「ぼくはこれからなにをすればいいですか?家に着いたけど、何も手につきません。子供たちに会いたいです。」というメッセージが届いていました。
本当に素晴らしい出会いを、素晴らしい夏休みを過ごすことができたのではないでしょうか。
そして今朝U13はスペイン遠征に旅立ちました。
こちらもまた素晴らしい経験を積んできてくれると思います。
明日からは、スペインでの様子をアップしていきたいと思いますので、こちらも楽しみにお待ちください。