カタール遠征3日目
担当:松本
カタールでの生活も慣れてきた3日目。
我々は今日の試合を最後に帰国することになります。
相手は勿論、Aspire academy。2日前に対戦している相手との再戦です。
一体どんな結果、どんな内容になるのでしょうか?
さて、試合結果です。
Kashiwa ReysolU14 vs Aspire academyU14
試合時間:16時キックオフ(35分?2)
試合結果:2ー0(中村?1・八代?1)x
Kashiwa ReysolU17 vs Aspire academyU17
試合時間:17時半キックオフ(40分?2)
試合結果:2ー2(山本?1・宮沢?1)
U14の試合は、前回の対戦でレイソルはサイドからの攻撃が多く、今回はサイド
で数的不利を作られまいと、相手も横へのスライドを根気強く行います。ただ、
サイドが開かなければ中央から攻め、徐々にペースをつかみます。
ただ得点が入らずに嫌な雰囲気も漂う中、中村陸(なかむらりく)がDFラインの前
でフリーになり、自らドリブルで突破しサイドネットに技ありのシュートで先制。
その後も主導権を握っては相手陣内に押し込み、ボールを奪われてはすぐさま
ボールを奪い返す展開が続くが中々追加点が奪えず。そんな中、超決定機を外し
嫌な雰囲気を作りかけた中、八代廉也(やしろれんや)が次こそは超決定機を押し
込み追加点!2度の試合も勝利を挙げました。
U17の試合は、カタール代表が抜けた月曜日の試合とは全く違い展開に。カタール
U17代表がAspire academyのメンバーで固められているらしく、今回はいわば
カタールU17代表と試合をするようなものでした。
開始ボールを失った1回目に、強烈なスピードで一気に抜け出され失点。そして
再度攻撃に出かけた所でボールを失い、またもや強烈なスピートで突破されて
前半5分で0ー2のビハインドの苦しい状態に。
Aspireは全体的に、レイソルが人から人へボールが渡った時のアプローチスピード
が非常に速く、パスを出した後のレイソル選手の足先に、相手の足が当たる。
少し判断が遅ければボールが引っ掛かてしまう、全く気の抜けない展開に。
しかし、彼らは身体的なスピードが売りであれば、こちらはパスを丁寧につなぎ
ゴールに向かうのが売り。お互いが特徴を出しながらも、徐々にゴール前までボー
ルを運ぶ展開になるが、ゴールを奪えずに前半終了。
相手監督は、前回の敗戦が相当悔しかったらしく、今回は一度も座らずに、必死に
選手を鼓舞し続けます。一度も声を切らす事はありません。
迎えた後半は、徐々にプレッシャーが遅くなってきた事でフリーになる時間も長く
なり、主導権を握ります。相手の攻撃なロングボール一辺倒になり、こちらが
プレッシャーをかけるとロングボールを蹴ってきますが、このボールが一番厄介
で、そのボールを強烈なFWが監督のゲキと共に猛烈に拾いに来ます。
どれだけお互いのベンチも声を出したでしょうか?
後半、相手選手は一回一回プレーが途切れる度に「足が吊った」と倒れ時間を使い
ます。相手選手も勝利に対する執着心にはものすごいものがあり、テレビで見る
ような時間稼ぎを当然の如く披露します。しかしペースはレイソル。残り10分は
相手陣内に押し込み、ボールを失ってもプレッシャーをかけ続けボールを奪い返し、
そして右サイドを突破した中3熊川翔(くまかわかける)の上げたクロスを、ゴール
前で胸コントロールから山本健司(やまもとけんじ)が豪快に振り抜き1点差。
その後も猛攻をしかけ終了間際に宮沢弘(みやざわひろし)が難しい浮き球ボール
を合わせて同点!その後ももう一点取りに行きますがそのまま試合終了。
最初の2失点は非常にもったいない失点でしたが、高校3年生が抜けた新チームで
の戦いに、手応えをつかんだ部分も多くありました。
短時間のカタール遠征も今日で終了。別れを惜しんでいる間もなく、試合後
すぐにシャワーを浴び、一行はバスで空港に向かいます。23時過ぎのカタール発
の便でアラブ首長国連邦まで飛び、その後乗り継ぎ、羽田空港行きの便で18時半に
帰国。カタールでの滞在はわずか3日間でしたが、実に中身の濃い、タフさを身に
つけるには最高の遠征となりました。招待をして頂いたAspire academyの方々、
イタリア遠征の時も、今回の遠征もコーディネートして頂いた山崎、星野両氏。
どうもありがとうございました!
中3の5名を含むU17組は休むことなく週末のプリンスリーグU15関東リーグに
向けて明日から学校とトレーニングが待っています。
またこれからも応援よろしくお願いいたします。皆さんお疲れ様でした!