担当:松原
アカデミーの練習中。
ある選手のスパイクに、なにやら小さな文字が書かれていることに気付いた。
「楽しむ」
彼はサッカーを楽しみたいのだ。
楽しもうとして一所懸命頑張っている。
でも、彼の表情や仕草には「楽しい」とは書かれていない。
「楽しい」と感じているのならば、わざわざ「楽しむ」と書かないだろう。
「笑え」と言われても笑えない。
「泣け」と言われても泣けない。
「楽しめ」と言われても楽しめない。
彼にサッカーの「楽しさ」を伝えられるようになりたい。
彼にレイソルの「楽しさ」を伝えられるようになりたい。
「楽しい」が「感謝」を導くような、温もりのあるクラブを目指して。