73000kmの旅
担当:前嶋
昨年末、U-18はブラジル・サンパウロへ。
「Copa Sao Paulo」
日立がこの大会の冠スポンサーとなったことで、招待して頂くことができました。
予選を通過し、決勝トーナメントの相手はサントスFC。
サントスのスタジアム「ヴィラ・ベウミーロ」には1万人近い観客が押し寄せ、ブラジルのスタジアムを肌で感じてきました。
4月に入り、U-17という新たなグループでUAE・アルアインへ。
「Al Ain International Football Jr Championship」
昨年に引き続き、世界各国から中東の地に集まって開かれるこの大会に招待して頂きました。
決勝でUAE代表に敗れ準優勝という結果でしたが、砂に囲まれた土地に、コーランの鳴り響く異空間での戦いにはまたヨーロッパやブラジルでは味わえない雰囲気がありました。
そして5月、UAE同様にU-17のグループでスペイン・マドリードへ。
「Mundialito del clubes U-17」
ヨーロッパでのシーズンの締めくくりに行われる、ヨーロッパ・南米のクラブが中心となって戦うこの大会。
今回はアジアからこの戦いに招待して頂きました。
当然、スペインもブラジル同様にサッカーが文化に根付いた国。
残念ながら予選敗退に終わってしまいましたが、勝利に対する執念には圧倒されそうな雰囲気も感じました。
昨年末からここまで、U-18の選手たちが戦った海外での試合は15試合。
サンパウロまで往復37000KM、ドバイは15800KM、マドリードは21400KM。
すべての大会に参加している選手は、海外で45日間の時間を過ごし、地球1周をはるかに超える距離を移動していることになります。
世界を舞台に戦うということが、特別なことではなくなってきているように感じます。
世界を知るということは、一生自分の中に残る素晴らしい経験だと思いますが、負けて泣いた悔しさも簡単に消せない大事な経験になってほしいなと思います。
大会が終わり、世界各国に戻った選手たちは、また必死で自分の夢に向かってトレーニングに励んでいるでしょう。
こんな貴重な経験、誰もができることではないと思います。
頑張るのみです。