あたりまえ
先週末行われた試合結果により、2017年度柏レイソルU-15の公式戦が全て終了しました。
ただU-15の活動自体はまだ年内中続きますし、フットボールライフもこの世界を離れる日まで続いていく。
今後それぞれの道を進んでいくチームメイト同士の関係も、これでおしまいというわけではないので、特別大きな節目を迎えたわけではありませんが、1つの区切りを通過したなという感覚です。
昨日、選手達と共に普段使わせてもらっているグラウンドや倉庫を大掃除しました。
普段、特別気にせず使っていたあたりまえの場所を自分たちの手で掃除をし、普段から見ない角度でそれぞれの場所を見てみると、あたりまえだったものがが違った姿に見えてきます。
その中で、普段であれば自分たちがトレーニングをしている人工芝のグラウンドで、他のカテゴリーがトレーニングをしている姿を掃除しながら横目でみた時、今まで幾度となくみてきている光景でしたが、選手たちから発せられる、
こんなプレーにトライしたい
こんな課題を克服したい
今週末のゲームでいいプレーをしたい
勝ちたい 上に行きたい
もっともっと上手くなりたい
ボールを蹴りたい
....
という強い意志を感じました。
そしてあたりまえに追い続けてきていたことが、実はあたりまえではないのだなとも。
あたりまえに日立台にきて
あたりまえに更衣室でチームメイトに会い
あたりまえにグラウンドで同じ夢や目標を持ったチームメイトとボールを蹴り
あたりまえにその日、上手くなるために互いに切磋琢磨しあい
あたりまえにトレーニングが終わりシャワーを浴び、何気ない言葉を交わし
あたりまえに皆でピアノの食事をとり
あたりまえにいつもの電車で帰宅する
また次の日もあたりまえに同じサイクルを繰り返す
そんなあたりまえがあたりまえではないことに気づき、あたりまえを大切に感じられるようになれば、今後の取り組みがきっとより濃密な時間となるはず。
決して望んだ結果ではありませんでしたが、何かを掴み、何かを感じれたきっかけとなり、3年後、10年後に成熟した姿にいられるよう、「今」と「自分」に真正面から向き合って、成長し続けていってほしいです。
担当:飯塚 浩一郎