飢えている。
担当 上村 捷太
先日、福井県敦賀市に今年で19年目の活動になる、柏レイソル巡回スクールに行ってきました。
私自身、3年連続敦賀市にお邪魔させていただいていますが、19年前というと、私が物心つき始めたくらいであろう3歳の頃に始まった歴史あるスクールに今回も参加させていただき、大変うれしく思いました。
そんな中、敦賀市の小学生たちにサッカーの指導をさせて頂き、敦賀の子供たちにいつも強く感じることが一つあります。
それは「飢えている」です。
知らないことを知りたい。うまくなりたい。強くなりたい。
そんな飢えている子供たちにサッカーの指導をさせて頂き、吸収の早さ、表現する早さに驚きました。
そこで改めて、指導をするうえで、飢えというものの大切さに気付かせてもらいました。
ご飯だって、お腹が空いているから、よりご飯がおいしく感じられたり、そもそもたくさんご飯が食べられる。
満腹の状態では本来おいしいものも苦しく感じてしまったり、そもそもそんなに食べられないですよね。
サッカーも一緒で、体が元気で、頭もフレッシュだからこそ、色んなことにチャレンジできるし、表現できる。
ただ、疲労がたまり、体も頭も疲れているときに、色んなことにチャレンジすることは難しいですよね。
ONのスイッチを入れさせてあげることにも全力を注ぎたい。けれどもまた、OFFのスイッチを入れさせてあげることにも時には全力を注ぎたいなと思いました。
そんな気付きを教えてくれた敦賀市の選手のみんな、ありがとう。
勝利に飢え、ゴールに飢え、ボールに飢え、全ての向上に飢えている。
シュートを外すと本気で悔しがり、ゴールが決まると走り出し叫びだす。そんな姿が印象的でした。
指導者として、目をキラキラと輝かしながら、思いっきりトレーニングに取り組む。この人はどんなことを言っているんだろうと必死に耳を傾ける。
そんな選手たちと一緒にトレーニングができることは最高に楽しく、とてもやりがいを感じました。
みんなの活躍が柏まで届くことを期待してます。がんばれ!