2012年5月 9日

日々の積み重ね。

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担当:前嶋

みなさん、こんにちは。
先日の平山コーチのブログでも書かれていたように、今アカデミーでは自分のカテゴリーの試合を録画・編集して選手に見せるという作業が頻繁に行われています。
これは、選手が客観的に自分のプレーを見ることもできれば、気づいていなかった良いプレーや改善が必要な思わぬミスを見つけることにもつながるでしょう。
選手同様に、スタッフにとっても自分のチームの現状や、自分のコーチングの現状を知り、改善する非常に有効な手段だと思っています。

先日、練習からクラブハウスに戻ると、増本マネージャーが作業していました。
「何してるんですか?」
そこには、膨大な数のDVテープがきれいに整理されていました。
そのDVテープには今はトップチームに上がっている工藤選手や酒井選手達が中学1年生や2年生の頃、そしてこれまでアカデミーで育ってきた選手達の試合が1試合ずつ残されていました。
10年近くに及ぶ1試合1試合の蓄積が、今や柏レイソルアカデミーの歴史となって残っているものでした。
プロになっていった選手達が、中学生の時は一体どんな選手だったのだろう。
今のユースの選手達が、小学生の時、中学生の時は一体どんなプレーをしていたのだろう。
スタッフが選手の現状を把握するためにも、持っているビジョンに近づけていくためにも、非常に重要な参考になるものです。
また現実にプロになった選手と自分を照らし合わせる事は、アカデミーの選手にとっても今の自分を見つめる良いきっかけになるかもしれません。

強烈に印象に残った試合や練習は、人の記憶に残るものです。
とはいっても、人の記憶は徐々に薄れていくものです。
この積み上げられた映像は、その記憶を思い出させるものになります。

今、私達が毎週のように行っている映像編集が、現在アカデミーでプロを目指して日々トレーニングしている選手のために働いてくれることだけでなく、
その積み重ねが、今後のアカデミーの歴史の1つとなってくれればと思って、今日も映像を作ろうと思いました。

選手は日々こつこつとトレーニングし、自分の中に柏レイソルのサッカーを積み重ねていっています。
継続は非常に大変なことだと思います。
それを選手とともに続けていくことが、最終的に大きな結果につながるものだと思いました。
また今日のトレーニングで選手たちは何かを積み上げていくでしょう。
成果に見難い小さな積み上げの連続が、大きな成果につながってくれることと思います。

またそんな成果を目指して、みんなで頑張って行きたいと思います!!!

DVテープ.JPG