2012年7月 5日

今年は受講者!

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担当:松本

皆さんこんにちは。
毎年柏レイソルアカデミーでは、4種の指導者の方を対象にしたGK指導者
講習会を実施しておりますが、今年はEURO2012でも優勝を遂げたスペイン
から講師を招いて、「GKクリニック」を実施する事になりました!

講師はジョアン・ミレッド(Joan Miret)という方で、27年もの間、スペインで
GKコーチを職業としている方であります。
私はGKコーチを職業として、今年で12年目です。ジョアン氏は僕の指導歴の倍以上も
キャリアを持っております。
他の指導者の練習を見学する機会などはあまりないので、今回のクリニック
はクラブとしても、個人としても大変楽しみです!
今年は「受講生」として豊富な指導力を見学させていただきたいと思います。

定員は50名を予定しておりまして、現在30名程度の申し込みを頂いております。
先着順となっておりますので、興味のある方は奮って申し込みください。


さて、話は変わりますがEURO2012で特に注目していたGK

「ジャンルイジ・ブッフォン」。

その姿を決勝の舞台まで観ることが出来ました!予想通り、「品」のあるプレーを
魅せてくれました。しかし、決勝のスペイン戦はブッフォンであっても止められない
ような失点だったのではないでしょうか?
ブッフォンの特徴は、抜群のシュートストップ、そして1対1の対応だと個人的には
思っていて、今大会でも数多くの上品なプレーを魅せてくれました。

しかし、近年の得点の傾向としてゴール前で数的優位を作られるいわば「崩す」
得点も多くなりました。決勝のスペインのゴールで言ったら、4得点目の様な形
でしょうか?

それにより、GKとしてもただシュートと止めるだけではなく、ただ1対1を止める
だけでなく、より味方と連携しながら、そしてより頭を使いながら、崩された
状況にいかに対応するのかが今後求められてくると感じます。ブッフォンは簡単に
ゴールを空け、そして無人のゴールにシュートを入れられてしまいました。
今までに無いゴール前の状況。GKが悪いという事は一つもありません。しかし、
今後はこのような状況に、いつGKが飛び出し、どう対応するのかが求められてきた
のでは無いでしょうか?

サッカーの歴史に名を刻んだ、神様ジャンルイジ・ブッフォン。

しかし、サッカーの流れと共に、今後はGKにとっても求められる要素が変わって
来ていると感じた大会でもありました。
そして、一つの偉大な歴史が終わりを告げている・・・
そんな気持ちにもなりました。

そんな現在サッカーの最先端を行くスペイン。その本場から、第一線で活躍されて
いるGKコーチのクリニックは、本当に楽しみであります!
皆さん、まだまだ申し込みお待ちしています!

ブッフォン・カシージャス.jpg

しかし、この写真はたまらない!