指導者として
担当:松本
こんにちは。
随分と前の話になりますが、7月22日にスペイン人の「ジョアン・ミレット」
氏による「GKクリニック」を実施いたしました。
指導をしてくれたジョアン氏、そして受講者の方々、どうもありがとうございました!
さて、このジョアン氏のクリニックで印象に残った言葉が2つあります。
?ゴールキーパーのミスは、ゴールキーパーコーチの責任。決して選手が
悪い訳ではないから、ゴールキーパーのせいにしない。
?ゴールキーパーは、プレーについて自分で分析できるようになる事が大事。
何故、良いプレーにつながったのか?何故ミスにつながったのか?
一番問題なのは、そのどちらもゴールキーパー自身が分からない事。
ゴールキーパーというポジションは、ミスが失点につながる事が多く、
試合の勝敗に最も影響を与えるポジションです。ゴールキーパーが失点を許さない限り、
試合に負ける事はありません。
ゴールキーパーにおける「唯一」は色々とあります。
? チームの中で、唯一手を使用できる。
? チームの中で、唯一ゴールキーパーグローブを使用できる。
? チームの中で、唯一ユニフォームが違う。
? チームの中で、唯一全体を見渡せるポジション。
? ゴールキーパーが居ないと、ゲームが成立しない。
こんなに唯一が多い重要なポジションであるが為に、サッカーにおける番号は、
ゴールキーパーの「1」から始まるのではないか?と思っています。
だからゴールキーパーは、試合に勝利する(失点をしない!)為に
? 人よりも沢山練習をする。そして「こいつが失点したら仕方がない!」
と思ってもらう、信頼のある存在になる。
? 声を出して、味方に指示をする。また、存在感を出して相手にプレッシャー
を与え、味方に勇気を与える。
「選手のミスは、我々指導者の責任」
ゴールキーパーコーチとして、スペインという世界最高峰の第一線で指導されて
いる方からこのような話を聞けて、やはり一番大切な事は、まずは指導者として
の姿勢だと、再確認する事になりました。
これを機に、また初心に戻り指導にあたりたいと思います!