『経験』⇒『良い経験』
担当:山中
先日、新潟で行われた「Jリーグ・アカデミーコーチ研修会」に参加してきました。
この研修会はJリーグ各チームのアカデミーコーチが年3回集まり、より良い指導者になるために講義を受けたり、指導実践を行います。(写真参照)
研修のキーワードは2つ、『オープンマインド』と『内省』。
思ったことは伝える。相手の意見を聴く。自分の考えに固執しない。新たな知識を身に付けるための『オープンマインド』。
自分の行動・発言・考えをかえりみる『内省』。
研修中は常に『オープンマインド』であること、常々『内省』することが求められました。
指導実践では、なぜそのトレーニングを行ったのか。
なぜそのコートの大きさなのか。
なぜそのルールなのかを担当コーチは求められ、選手役のコーチは意見やアドバイスを伝えます。
また、コーチが発する言葉に対しても「それってどういう意味?」「何を伝えたいの?」と意味や意図が求められます。
他のコーチからの意見の中には、その発想はなかったと新鮮に感じられるものもありました。
職業は同じサッカーの指導者ですが、様々な考えが集まる環境。
そこでサッカーの話をし、サッカーを考え、自分を見つめる。
そんな貴重な経験を終えたあとに、上司からの言葉を思い出しました。
「終わった直後は『経験した』に過ぎない。
その経験をもとに、その経験を活かして、考え、行動し、努力する。
そして成長する、前進する。
そこで初めて、『経験した』ことが『良い経験だった』と言えるのではないか。」
大切なのはここから。
今回経験した研修が『良い経験』になるように。
アカデミーの選手たちのためにも。