U-13スペイン遠征報告
こんにちは、U-15コーチの前嶋です。
先日、スペイン・マドリードより選手、スタッフ共に全員無事に帰国してきました。
今回の遠征による経験は、私たち柏レイソルにとって、目の前の日々や将来の成長に対して大きなものになってくれると思います。
お世話になりました皆様、今回の遠征に関わって頂いた皆様に心より御礼申し上げます。
準決勝進出から、ブログのUPが滞ってしまいまして申し訳ありませんでした。
準決勝のACミラン戦は、残念ながら0−3で敗れてしまいました。
相手はピッチに立った選手全員が175cmくらいある選手ばかりで、その大きな選手たちがピッチに立つ雰囲気や、あのACミランのユニフォームやエンブレムは、
やはり独特の雰囲気を放っていました。
立ち上がりから全員で勢いを持って入ろうとミーティングし試合に臨みました。そして前線に速いサッカーに対してちゃんとセカンドボールは獲得するように心がけて望みましたが、それとは逆に相手が完全に引いてブロックを作ってくる試合展開となり、立ち上がりから少し選手が予想と違った戦い方に慌てたのもあったのかもしれません。
立ち上がりはそんな中から、相手に引っ掛けてしまったボールでカウンターを受け、2失点してしまいました。
その後から後半にかけてはレイソルがボールを支配しながらも決定機を生み出せず、試合終了間際にも失点してしまい0−3で試合終了。
相手の勢いと雰囲気に完敗でしたが、選手の目には涙が浮かび、それを見た観客からの声援はスペインらしい心温まることでした。
その後、もう一試合の準決勝FCバルセロナvsアトレチコ・マドリードを観戦し、3位決定戦の相手がFCバルセロナに決まりました。
ACミラン戦のように、試合の入り方にはじゅうぶん選手全員で注意し、同じように立ち上がりから相手の雰囲気に飲まれないように試合に入るように話して試合に臨みました。
一生で一度戦えるかわからないFCバルセロナ相手に、選手は積極的にボールを支配しようとし、サイドバックは積極的にオーバーラップし、相手を驚かせる瞬間を何度も作り出しました。先制ゴールは10番伊藤の落ち着いた素晴らしいゴールでしたが、そのゴールも中央から全員が関わり崩した素晴らしいものでした。
どこまで相手の黒人のセンターフォワードを抑えることができるかの勝負でもありましたが、信じられないスピードで1点失点してしまいましたが、そのまま試合終了し、PK戦へと入りました。
その結果4位ということになってしまいましたが、選手は人生でこれ以上ないファイトを見てくれましたし、こんな大きな経験になったことはなかったでしょう。
こうして大会は優勝がアトレチコ・マドリード。準優勝がACミラン。3位にFCバルセロナ、そして4位が柏レイソルという結果に終わりました。
最終日は全員でマドリード市内を観光し、新たに目にする異文化に大きく興味を持っていた様子でした。
その中でも、レアル・マドリードのスタジアムで試合を翌日に控えたレアルの選手に偶然出くわし、テレビの中でしか見れない選手が目の前に現れ選手全員興奮が冷め遣らない様子であったり、生でみたリーガエスパニョーラのアトレチコvsバルサも彼らにとっては人生でなかなか経験できない素晴らしいものになってくれたと思います。
こうして短い期間でしたが、本当に内容の濃いスペイン遠征を無事に終えることができました。
選手たちはもう日常の生活をしています。
これからサッカー選手として、また中学生として、この経験がプラスに活きてくれるよう私たちスタッフも指導に努めていこうと思います。
新たな経験を積むことは、今回のように非常に重要ですが、経験したあとにどう変われるかが本当に重要なことだとも思います。
またここから一歩でも前進していけるように、選手・スタッフ共に頑張って行きたいと思います。
応援してくださった皆様、関係者の皆様、そして頑張った選手たち、本当にありがとうございました。
U-15コーチ 前嶋