イタリア遠征8日目
担当:松本
同じベスト16で破れた「I FALCHI PASIANO」との試合は10時半キックオフ。
4-4-2の相手に、中盤で人数が多いレイソルが終始ボールを支配しますが、前半またしても自分たちのミスから、相手のシュート1本で1失点。それ以外はミスも無く押し込み続け、決定機も数多く作り、後半8分に1点返して同点!しかしなかなか2点目が取れずにPK戦に突入。
レイソルは5人全員が決め、相手は最後、5人目のシュートをGK松本が止めて、ラストマッチは勝利で終えました。
GK松本とは僕の事じゃないです(笑)
昼食後は、決勝戦を観戦。パルティザン・ベルグラード(セルビア)対エンポリ(イタリア)です。結果はエンポリが1対0で勝利しました。
その後は表彰式に全チームが参加しました。
表彰式で印象的だったのは、優勝した青のユニフォームを着たエンポリの選手の振る舞いです。優勝した後でも誰一人勝手な行動を取ることが無く、15歳にして既に品格がある。歴史のあるチームが作り出す品格のある選手たち。選手にはこういう所を見てほしかったなぁと少しばかり残念です。
写真(上)では分かりにですが、行儀良く座り、発表されるチームの健闘を最後まで拍手で称えてました。彼らは皆、レイソルの選手と同じ15歳です。
さて、あなたはサッカーで生きて行きたいですか?
イタリアはW杯で3回も優勝をしている国です。
イタリアや、世界と肩を並べる為には、我々にはより努力が必要です。今回、チームのムードメーカーだったレイソルの選手も、結局ピッチでは存在感をあまり発揮できませんでした。我々がグランド外で(自分たちのだけの世界観で)楽しい時を過ごしている傍ら、サッカー先進国の選手らは、毎日画面から流れるサッカー映像や、世界のトップを走るリーグを肌で感じて時を過ごしています。
世界との差をどうやって埋めましょうか?
まだまだやれる事は沢山あります!
話は少し変わりますが、僕の尊敬する柏の守護神は、6年生最後のGKスクールに来てくれて、こんな事を言いました。
− 君たちは何でプロサッカー選手になりたいんですか?
− プロサッカー選手になるのは、お父さんお母さんに恩返しする為なんだよ!
− 今身に付けているGKグローブやスパイクは、誰が買ってくれたの?それはお父さんお母さんが一生懸命働いて買ってくれた物だから、大切にしないといけないよ!
− 物を大切に出来ない人(選手)は、絶対に一流の選手にはなれないからね!
− 人から尊敬される選手になれば、沢山の人を幸せに出来るし、それがお父さんお母さんへの最高の恩返しになるんだよ。だから、自分の好きな事に対しては一生懸命頑張らないといけない。
一生懸命頑張る事が、お父さんお母さんの為だけで無く自分の為であっても、遠く遥々イタリアまで来させてもらっているのは、紛れもなく親御さんのお陰です。
ならば今出来る最大の努力をするべきです。
大会も遠征も、明日で終わりです。「あっ」という間でした!今週末からは関東リーグ、ユースもプリンスリーグが待ってます。1年もあっという間です。
時間を無駄にしない様に、一緒に頑張りましょう。今回の親御さんへの恩返しは、人としても選手としても成長した姿を見せてあげる事です。
選手からのコメントも今日で全員終了です。
小川晃大(左)
−遠征を振り返って一言。
−サイドからの数的優位を作ればチャンスは作れたし、ボールを失った後のプレッシャーも、みんなが一つになってかければかなり奪えたので、それはこれからも継続したいです。失点も気の緩みや声をかけてない事が原因なので、ボールだけに集中せずに周りと声をかけて失点しない事を心がけたいです。
−親御さんに一言。
−1年の時(スペイン)も今回も、お金を出してもらっているので、今回も経験した事を日本で活かしていきたいです。
安西海斗(右)※再登場!
−終末から関東リーグが始まりますが、遠征での感想を含め意気込みを。
−世界と戦って課題も見つかったし、その課題をくくふく(克服)して関東リーグにつなげていきたいです。
−親御さんに一言。
−良い経験をさせて頂いたので、ありがとうございます。
※今回の遠征で一番成長したのは、彼ではないでしょうか?所で、口の中には何が入れてますか?克服と言えてません(笑)
明日は午前中、ミラノの街を観光→午後2時35分のAZ786便で成田に向かいます。到着は11日の午前9時25分となっております。
時間があればまた明日ブログを更新させて頂きます。それではチャオチャオ!!