ドイツ遠征9日目
こんにちは。
8時間を過ごした寝台列車の室内は、三段ベッドが狭い通路の両側にあり、そのベッドは寝返りが出来ないくらいの細さ。しかし選手に話しを聞けば、朝まで一度も起きずに爆睡したとのこと。揺れもかなり激しかったのですが、実に頼もしい話です。まあそれほど疲れていたのかも知れませんね。そしてミュンヘンに到着した一行は、すぐさまバスに乗り込み、約170km離れたNuernberg(ニュルンベルク)という町に移動しました。
対戦相手は1.FC NuernbergというBundesligaのチームのU17です。週末に開幕するリーグ戦の前であり、相手は週末に向けて「本気モード」で臨んでくれます!日本でいう17歳の早生まれと16歳の12月生まれまでで構成されるチームは、海外から選手を買ってくる様な強烈な才能を持った選手は居ませんが、体格もスピードもパワーも、これまた昨日までとは違って格上です。
結果は1-2●(木村)
相手はボールを奪いに必死に来るし、それでも奪えない場合はスライディングをして来ます。こちらはボールを奪われない様に素早くボールを動かし、こまめにポジションを取り直しながら相手のプレッシャーをかい潜ります。
しかし少しでもパスやコントロールがずれたり、ボールを持ってからパスコースを考える判断スピードでは、今日の相手には必ず身体をぶつけられボールを奪われ、カウンターを仕掛けられました。
日本では体験した事のない様なプレッシャー、懐深いボール奪取、身体のコンタクトに、ただ上手い、ボールが持てる、テクニックがあるなどでは、海外では全く歯が立たないという事を今日は相手は教えてくれました。
年下相手にでも本気でぶつかってきてくれたNuernbergというチームには、とても好感が持てましたし、このチームに関わる全ての方がとても親切にしてくれ、素晴らしいクラブだと感動しました。
また、私のかつてのチームメイトがこのクラブでプレーしている為に、クラブハウスの中まで案内してくれました。施設の充実ぶりに、これまた感動を覚えた1日でした。その選手との集合写真を一枚。
最後に。
寝台列車から見た深夜のケルン大聖堂は、最高に美しい景色でした!写真が無くて申し訳ありませんが。
送信者:松本