向き合う
ヨーロッパでは各国リーグ戦が終了し、先日行われてUEFAチャンピオンズリーグでは、
レアル・マドリードがアトレティコ・マドリードをPk戦で下し、11度目の優勝で幕を閉じました。
しばらく海外サッカーに触れられないかと思いきや、今年は
今月4日からはアメリカでコパ・アメリカが、10日からはフランスでEURO2016が始まり、
まだまだ楽しみな大会が目白押しとなっています。
サッカーネタとはちょっとかけ離れるのですが、
先日ネットで、素敵な記事を見つけたので、ちょっと紹介します。
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小さいお子さんのいらっしゃる方々の話題を拝見して
思い出したことがありました。
自転車の後ろにつけていた子供用座席のことです。
うちの息子は中学生になりましたが、
あの子が小さい頃は今のようにいろんな種類のおしゃれな子供用座席って
あまりありませんでした。
金属製のカゴのような、簡単なものです。
息子が小学生になった時、
もう、乗せることはないからと、その座席をはずしたんです。
長く使っていたのでいたるところが錆び付き、ドライバーを使ってもなかなかはずれない。
必死になってはずしながら一息ついたとき、急に涙が溢れてきました。
私は車の運転が出来ないので、
息子とどこかに行く時にはいつでもこの自転車と一緒でした。
具合が悪くて小児科に行く時、
寒くないようにバスタオルで息子をくるんでここに乗せたな、
幼稚園バスに乗ると気持ちが悪くなるからと、
毎日二人で歌を歌いながら幼稚園に向かったな、
春は桜を見上げながら、
夏は汗びっしょりになって、
冬はだるまさんのようにモコモコにさせて、
いつも二人、この自転車と一緒だったな・・・。
「ママ、あのね・・・」
「ママ、おなかすいた」
背中から、いつも息子の声がしました。
毎日何気なく、当たり前のようにしていたことがもうできないんだ、と思ったら
涙が止まらなくなりました。
早く大きくなればいいのに、
何でも一人でできるようになればいいのに、
早く自分の時間がほしい、
早く・・・。
ずっとそう思っていたはずなのに、本当に寂しかった。
今はどんなに望んでも、あの頃に戻ることは出来ません。
錆び付いたカゴがとても愛しいものに見えました。
長い間、ありがとう。これからもママがんばるよ。
そう言ってさよならしました。
今、子育て真っ最中のお母さん、毎日大変だと思いますが、
今しかできないこと、お子さんといっぱい思い出を作ってくださいね。
※YAHOO! 知恵袋より引用
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この記事を読んだときに胸が熱くなったことと、いろんなことが頭の中を過ぎっていきました。
自分も二人の息子がいるのですが、下の子は幼稚園に通っており、妻の自転車で自分が送迎することもあるのですが、
子どもたちとどれくらい関わりを持てていたのだろうか?
子どもたちが中学生になってしまえば、親という存在は少し距離を置かれてしまいます。
無邪気に寄ってきてくれるのも本当に限られた時間かもしれません。
自分も含め男性の場合、多くの人が仕事を持っており、家族よりも仕事を優先しがちです。
自分も週末は仕事があるので帰るのはどうしても遅くなります。疲れててもおかまいなく寄ってくる子どもがしんどいときもあります。
今回この記事に触れて、子どもとともに過ごす時間が自分にも子どもたちにとっても、とても貴重な時間だと思いました。
「今」という時間の優先順位、行動、過ごし方についても考えさせられました。
可能な限り「今」というこの時間を子どもに寄り添い、成長を見届けていきたいなと改めて感じました。
アカデミー選手も然り。
選手とも限られた時間の中で、
「今」できること、やれること、伝えられることを
選手の成長の助けになるように向き合い続けていきたいです。
担当:根引