良い関係
担当:吉川 脩人
GKは試合に1人しか出場することが出来ません。
当たり前のことですが、1つの席しか空いていません。
絶対に"譲りたくない"ものです。
そんな中で、アカデミーのGK選手が、
同学年のもう1人のGK選手に"譲った"話を紹介します。
トップチームの選手から実際に使用していた道具を1つ頂き、
どちらかが貰える状況がありました。
以前にもこのような状況があり、その時はPK対決をして勝敗を決めました。
今回もどのように決めるか選手たちに相談したところ、
前回勝ち取った選手が「譲ります」と言いました。
前回は勝負をして勝ち取った物です。今回も同様に勝負をして貰える事も出来ました。
ですが、彼は譲ることを選びました。
憧れの選手が使っていた物ですから、本音は欲しかったと思います。
しかし、相手のことを思い、考えた結果が彼の行動でした。
同じポジションを争うライバルであり、常に隣にいる仲間。
お互いを認め合い、いい関係であるからこそ生まれた行動だったと思います。
マイナスを数える関係ではなく、プラスを競い合う関係であって欲しい。
プラスの関係であれば、どちらが試合に出ても、いつ出番が回ってきても、
常に良い準備から、いいパフォーマンスに繋がっていくと思います。
そんな選手の行動が、素直に嬉しかったです。
明日からも大事な隣の仲間と共に頑張ろう。