2016年6月24日

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こんにちは。

欧州各国のリーグが終了し、暫く海外サッカーともお別れかと思いきや、毎日のようにユーロにコパアメリカと世界最高峰の試合が行われており、トッププレーヤーたちのプレー、トップクラスの選手たちをピッチで思う存分プレーさせる監督たちのチームマネージメントや戦術に日々刺激を受けてます。

中でも、スペイン代表のイニエスタは別格。(あくまでも僕個人の意見ですが)
通常、目の前で起こっている、起こりそうな状況の中で何をするべきかという答えを見つけていくものですが、彼の場合、あらゆる状況下で、答えをすでに何通りも持っていて、その中で一番相手が嫌がりそうなものを選ぶことができます。

身長170センチ。
走るのもさほど早くない。
ただ、普通の人よりちょっと先の未来が読める。
それを実行する素晴らしい技術がある。
そんな選手です。

ただ、ある番組のインタビューでイニエスタはこんなことを言っていました。

「自分がプレーしている時、殆ど意識していないよ。状況に応じたアドリブから生まれるものが多い。
特にスペースが少ない場所では予測して行動する時間はない。」

つまりこう解釈できます。

次のプレーを予測して、その中で論理的にプレーを選択しているのではなく、『直感力』が働いて、身体が自然と動いてる。

では彼のように直感力を働かして、考える前に身体が行動するにはどうしたら良いのか。
その直感力を鍛え、磨きをかけるしかありません。
こう考えた時に、以前本ブログでも登場した「田坂広志」さんの言葉を思い出します。

〜直感力や大局観などは生まれ持って身についた力量でもなければ、あるいは突然天から降ったように身につくものではない。
論理的思考によって考え、考え、考え抜いた時に大局観の世界が開けたということ。そしてそのことは大局観だけでなく、直感力や洞察力についても同じことが言える。
つまり、大局観や直感力と呼ばれる力を磨くためには、その「対極」に徹することが近道なのである。

一つのこと極に徹すると、その対極に突き抜ける

それが我々生きる世界の「理」に他ならないのです。〜


これらのことを肝に銘じ、選手たちとともに切磋琢磨してきたいと思います。


担当 飯塚 浩一郎