栄光の礎
担当:松原
こんにちは!
日立柏総合グランドの体育館にロビーがあります。
そのロビーの一角に写真のような陳列棚があることをご存知ですか?
この陳列棚には、柏レイソルアカデミーが各種大会で獲得したトロフィーや賞状が飾られています。
新しく獲得したカップや賞状を飾るために、陳列棚を整理しました。
整理が済んだ陳列棚には、全国大会で獲得したカップや賞状が飾られています。
約20年間の歴史の中で柏レイソルアカデミーが手にした栄光です。
一方、体育館の廊下に写真のような倉庫があることをご存知な方はいないはずです。
暗い廊下に面した三つの倉庫の中には、所狭しとトロフィーや賞状が詰め込まれています。
関東大会、県大会、地区大会、各種フェスティバルなどで獲得した数え切れないほどの品々。
ロビーの陳列棚に飾られることなく、暗い倉庫に保管されたままの栄光の数々。
嬉し涙を流して獲得したトロフィーもあれば、悔し涙を流して獲得したトロフィーもあるはずです。
決して光を浴びることはなくとも、その一つ一つには、選手の、スタッフの、家族の、チームの、たくさんの想いが染み込んでいます。
南アフリカワールドカップでベスト16進出を果たした岡田武史監督がこんなことを言っていました。
「ジーコ監督がドイツ大会(予選リーグ敗退)でレンガを横に置いてくれたことで、南アフリカでレンガを1つ積み上げることができた。あの時、横に置いたレンガがなければ、南アフリカで積み上げようとしたレンガは崩れ落ちてしまったはずだ。」
輝かしい栄光は、大小様々な挫折や栄光が礎となって、はじめて手に入れることができたもの。
勝っても負けても、優勝してもしなくても、必ずや後の礎となるような、そんな取り組みを続けることが大事なのだと改めて感じました。