一生の恥
担当:下平
「ピピーッ、集まろう!」
この合図で選手が集まりトレーニングが始まります。
練習の説明をし士気を高めトレーニングに入りますが
この円陣に選手の個性が実に出る。
いつも人より前に出てて話を聞こうとする選手。
一言一言にうなずく選手。
目が合うと視線をおとす選手。
人の影に隠れ気味な選手。
話を聞く姿勢や態度は選手それぞれ。
それをどうこう言うつもりはないけど
自分が選手だった時はどうだったか振り返ってみた。
いつも円陣中央で監督の言葉を漏らさず聞いていた記憶がある。
監督が何を求め、何を要求しているのか常に考えていた。
分からないことがあればコーチにも相談していた。
それが良かったのかどうかは分からないけど、監督が替わるなか15年間プロとして過ごすことができた。
今は指導者として伝える側になったけど
選手時代から今でも大事にしている言葉。
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」
ある日のジュニアユースの試合でのハーフタイム。
真剣にコーチの話を聞く選手たち。
レイソルの未来は明るいと思った。