さようならの後
ひたすら突き進んでいた高校時代。
高校卒業してからも、とにかくひたすら突き進みドイツに留学。
2年と少しばかりだったけど、自分の人生にとってはかけがえのない
時間を過ごすことが出来た。
12年が経ち、先月、連絡の途絶えた昔のチームメイトから急に携帯に連絡が来た。
携帯の番号は一度変えているし、お互い連絡先も分からなくなっていたが、
なぜか連絡が来た。
12年ぶりの再会。まさか会えると思っていなかった。
しかも日本で。だから、日本をおもてなし。
浅草で団子とお汁粉を食べてもらう。浅草の事や、日本の事を聞かれても、
あまり答えられない(苦笑)。言葉の問題よりも、知識の問題。
でも、
分からない事が出てきても、上手く伝えられない言葉が増えてきても、
同じピッチで汗を流した奴らとは、それでも何だか分かり合えるモノがある。
今年もあと1ヶ月足らず。
クライマックスのシーズン。それが終わればさようならの日も近い。
でも、同じピッチで過ごした仲間とは縁が切れる事がない。
浅草で、外人には珍しい人力車に乗ってもらおうと思い立ち、金額を
聞いてすぐさま提案を撤回。上手く言葉が伝わらないことがここでは
功を奏する(笑)
別れもあれば、再会あり。
こういうつながりがあるのも、やはりサッカーがあるからだとつくづく思う。
サッカーを通して、人生を豊かにしていこう
担当:松本