2012年4月 8日

イタリア遠征6日目

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担当:松本

いよいよ始まった大会。初戦の相手は地元イタリアのチーム「TREVISO」。相手は5バックに、中盤が4枚、中央に1トップという5-4-1という布陣で来ました。後方でボールを奪ったらシンプルにトップに当ててカウンターを狙ってくるチームです。
中盤の枚数はレイソルの方が多いため、必然的に主導権を握ります。しかし、5バックの相手になかなか最後の突破するスペースを見つけられません。また、相手の1トップの選手が大きくややパワーもあり、その相手に競り合いで怯んでしまい、ルーズボールを拾われるシーンも目立った前半となりました。ハーフタイムには酒井監督の激が飛びます。「お前たちはイタリアまで何しに来たんだ?」確かに言われて当然の内容です。まずはバトル(競り合い)しなければ、勝てる見込みもありません。
後半はバトルに負ける事もありましたが、全員が怯む事なく戦い、主導権を完全に握り、攻撃→奪われたらすぐさまボールを奪い返す。最後まで相手陣内に押し込んでいました。ただ、20分ハーフという短い時間と、5バックの相手を崩しきれずに、最後まで得点が入らず、0対0の引き分けで初戦は終了しました。

2戦目の相手は、スイスの「SELEZIONE TICINO」。相手は4-4-2で、片方のサイドにボールがあるときに逆のSHがレイソルのトップ下をマークする為に、ボールと逆のSHは常にフリーです。素早くチェンジサイドをすると数的優位ができ、一気にゴール前までボールを持っていく事が出来ます。しかし、芝生が長い事、パススピードが遅い事、パスが少しずれてしまう事などが原因で、スムーズに攻撃出来ない事もありますが、前半、数的優位を活かす為にオーバーラップした印南が上げたクロスが直接入り先制!
その後は相手陣内に押し込んでは途中で奪われ、カウンターを受ける場面もありますが、前半は1対0で折り返します。
後半も前半と同じような展開ですが、ボールを失いカウンターを受ける回数も増えてしまい、その1回が失点につながり、またしても1対1の引き分けで終了です。2戦2引き分け。

明日の予選リーグ残り1試合は、2点差以上で勝てば自力で決勝トーナメントに進出出来ます。
しかし、やはり「主導権を握り相手陣地に押し込む」「厚みのある攻撃」「奪われたら瞬間からの素早いプレス」
と、我々がやりたい事がまだまだ発揮出来ていないというのが現実です。
残り2日しか時間は残されていません。時間を無駄にせずに取り組むのみです!

明日は10時から予選リーグ第3戦。相手は地元イタリアの「FIUMI VENETO」。
決勝トーナメントに進出した場合は15時からベスト16、その試合に勝利すると今度は20時からベスト8の試合と、勝ち進むと一日3試合する事になります。

今日はこの3名からコメントをもらいました。
大野義博(写真中心)
−大会が始まりましたが、大会にかける意気込みを
−試合に出たときは得点を決めて勝利に貢献したいです
−親御さんに一言
−高いお金を出して連れてきてもらっているので、お父さんお母さんにはとても感謝しています。

白川恵士朗(写真右)
−今日の結果を踏まえて、明日ならの意気込みを
−今日の事を反省するというよりも、明日、何をしなければならないのかを考えてプレーしたいと思います。
−親御さんに一言
−(イタリアまで連れてきてもらった事に対して)本当に感謝しています!

高埜秀太(写真左)
−今日の反省を踏まえて、明日からの意気込みを
−僕の課題は冷静にプレーする事です。この大会では冷静にプレーして効果的な攻撃、効果的な守備が出来る様に意識します。
−親御さんに一言
−(連れてきてもらって)どうもありがとうございます!笑顔で帰れる様に頑張ります(笑笑笑笑)!

ありがとうございました。

今回、例えば大野は、試合にはあまり出ていませんが、ボールの受け方をとても考えて工夫して、努力している姿が印象的です。その努力を無駄にしない為にも、選手もより頑張らなければなりませんし、我々スタッフも協力していかなければ結果はついてきません。
残り少ない遠征ですが、選手と協力して頑張っていきたいと思います。