担当:松原
こんにちは。
昨夜のAFCチャンピオンズリーグ第4節vs広州恒大。
2011年中国超級リーグチャンピオンチームの「パワー」には、本当に驚かされました。
選手がピッチで発する「パワー」だけでなく、スタンドで観客が発する「パワー」も圧倒的でした。
中国サッカーの「パワー」には、我々が見習うべき点も多々あるのではないでしょうか。
『敵(ライバル)を知り、己を知らば百戦危うからず』
中国サッカーの「パワー」の源を知るべく、先月中国を訪問しました。
?キャンプ編?
total football asia主催のサッカー教室特別講師として上海を訪問しました。
【キャンプ概要】
名称:Jリーグ王者柏レイソル!! 上海ジュニアサッカーキャンプ
日程:2012年3月中旬
場所:中国上海
対象:total football asia所属の日本人小中学生×約100名
内容:2泊3日のサッカー合宿(トレーニング6回、ミーティング)
講師:柏レイソルアカデミー 増本・松原
※total football asia(TFA)
上海を拠点として活動するサッカークラブ。主に上海在住日本人を対象としたサッカースクールを展開。「心の力を強くする」が合言葉。会員数は約600名。 http://www.totalfootball-asia.com/
参加者募集パンフレット
サッカーを楽しみながら、レイソルアカデミーのコンセプトを感じてもらうことを目指しました
真剣にトレーニングに取り組みながらも、楽しそうな選手たち
最終日トレーニング後の記念撮影
3日間のキャンプを通じて、TFA選手たちからたくさんのことを学ばせてもらいました。
TFA選手たちは、わからないことがあればためらわずに質問してきます。
日本では、わからないことがあっても質問することを躊躇する子供が多いような気がします。
わからないことは恥ずかしいことだという意識があるからでしょう(私自身がそうです...)。
言葉も文化も異なる異国に移ってきたTFA選手たちにとっては、わからないことは恥ずかしいことではなく、当たり前のことなのかもしれません。
わからないことをわからないままにしていては、環境に適応することができません。
『聞くは一時の恥、聞かぬは末代の恥』
わからないことがあれば聞く。
わからないことがあれば調べる。
素直に学ぼうとする彼らの姿勢を見習わなければいけないと強く感じました。
彼らの学ぼうとする姿勢が優れている背景には、上海におけるサッカーの情報(特に日本サッカーの情報)が限られていることもあるかもしれません。
情報が氾濫している → いつでも情報を得られる → 進んで情報を得ようとしない
情報が限られている → 今しか情報を得られない → 進んで情報を得ようとする
選手だけでなく、TFAコーチたちの情報を得ようとする貪欲な姿勢も際立っていました。
恵まれた環境にいることに胡坐をかいて、積極的に学ぶ姿勢を忘れてはいけないとあらためて気付かされました。
TFA指導者の皆さん
あるTFAコーチが熱く語っていました。
「海外から日本を強くする!」
日本とは異なる環境(海外)で育った選手が、帰国して日本のサッカーと融合することで、より大きな「パワー」となる可能性があるということでした。
上海の日本人選手たちの姿を見ていると、近い将来、「海外から日本を強くする」ことが実現する日がくるだろうと感じました。
柏レイソルも「日本を強くする」ことに貢献できるよう頑張るぞ!