第232回
つい先日、柏ウォーカーなる雑誌の取材で我が所属事務所に出向いた時のこと。マネージャーと二人で休憩室に入ると、ソファーに腰掛けていた社員・・・小島さん(48才)がコチラを向いて言った。
「ウハッ!河合さん、全身タイガースっすかぁ?!」
そう、この時自分は黄黒のレイソル帽に、レプリカを着用していたのである。なんとゆう屈辱。黄黒と言えばレイソルではないか!しかし世間の常識は違うらしい。涙で小島さん(48才)の顔が滲んで・・・ヒドイ、ヒドイよ小島さん!
レイソルしか見てないと忘れがちだが、世の中では黄黒=阪神タイガースなのだ。自分は悔しいであります!河西社長、どうにかしてください!日立台改修してください!関係ないか・・・ウヘ。場の空気を読んだマネージャー、すかさず解説を入れる。
「あ、小島さん・・・これはレイソルなんです。ほら柏の・・・ね?」
いいよ、いいのだよマネージャー。自分が悪いのさ。事務所内でのレイソル啓蒙活動が足りなかっただけさ。よし、これからも地味?にレイソルを宣伝してやる。無理に誘っちゃイカン。逆に「あの人はなんだ?レイソル?胡散臭?!」って結果になりかねないのだ。
大企業に勤める柏サポの友人がいる。役職は部長で偉いらしい。この会社、金曜日はカジュアルデーで、スーツではなく私服で出社するらしい。よせばいいのに・・・友人はレプリカを着て出社したのだ。
部下「あれ?部長、なんですかソレは?HITACHI・・・サッカーですか?」
部長「なんだ??ウルサイよ!レイソルを着ちゃ悪いのか!バカタレがぁ!」
部下「ヒィィ?!そ、そんな・・・聞いただけですよぉ?ブチョ?」
これは明らかにレイソルのイメージダウンである。失敗である。この部下が日立台に来ることは未来永劫ないであろう・・・残念。このように、自分を含め、レイソルしか見えてない、柏愛に満ちた人々の言動は誤解を招きやすいのだ。よ?し、誤解されないように勧誘するぞ?!
さてさて、アッキーが歌った「柏マイラブ」にコーラスで参加してくれた女性と、仕事をした。東大出のミュージシャンとゆう、目の前に立たれると土下座してしまいそうな女性である。
花乃ルサカってバンドもやってる清水さん。ギターは・・・飾りです。
やはり、レイソルについて聞かねばなるまい。いや、そもそもサッカーに興味があるのか。学歴社会の頂点に君臨する人間は・・・どうなんだ!
河合「え?と・・・やっぱサッカーなんてくだらない!って思ってる?」
清水「ええ?そんなことないですよ。くだらないなんて・・・ヤダ?!」
グオ?!いきなり卑屈な質問だ。我ながら情け無い・・・
河合「Jリーグみたことある?」
清水「ありますよ!え?と、横浜の・・・え?と、マリ?マリン・・・あれ?」
ハゥ?!いきなり、そう来るか!予想外だぜよ!
河合「・・・マリノス?」
清水「あ、それです!友達に連れられて10年ぐらい前に行きました。楽しかった!」
ふぅ・・・マリサポってワケじゃないようだ。いやいや・・・冷や汗タラ?リだ。
河合「じゃあさ、レイソルで好きな選手いる?いや、知ってる選手でも・・・」
清水「え?と、ん?と・・・ゴメンなさい、わからないかも」
河合「ホラ、菅沼とか、忠成とか・・・南雄太!とか・・・ホンミョンボとか!」
清水「スミマセン・・・」
河合「じゃあ日本代表だった玉田とか明神とかさ?、まあ今は柏じゃないけど」
清水「・・・・」
河合「中田ヒデは?」
清水「あ?知ってますよ!レイソルだったんですね?!」
河合「違うよ」
清水「ア?ン、ヤダ?!」
よ?し、清水さんを勧誘することに決めた。彼女はサッカーに関して無色透明だ。今のうちにレイソルに取り込んでしまえ。清水さん→同窓生の高級官僚→銀行頭取→日立台改修融資!流れは完璧だ。聞くと、本人もレイソルを生で見たいようだ。日立台の虜になってしまえ!
さて、これからU-20「日本×スコットランド」 を見る。桐畑は元気かな?お腹壊してないかな?出場機会は無いかもしれないが、ちょっとでも映れば・・・まあ今回はそれで満足だ。異国の地でもレイソル戦士の闘いは続くのだ!