2008年8月 9日

第397回

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ああ、もうダメだ・・・ロスタイムに浦和に勝ち越され、TVを消す準備をしていたその瞬間だ。スゴイものを見てしまった!魔法使い、いや魔人、魔獣、鬼神あたりに昇格したフランサの「真夏の夜の夢ゴ?ル!」ですよ。


フランサゴールの瞬間、全身ビリビリしましたね。まさに納涼ゴール!

いやホントにロスタイムは4分で、フランサゴールが決まったのは94分17秒あたり。「ああ、今年のお盆は陰鬱に過ごすんだな・・・」と諦めた瞬間のゴールだったので、まさに勝った気分。ご先祖様も嬉々として帰ってくるだろう。いやいや・・・引き分けでも気分は最高ってのは久々だぁ!

TVの前に座ると、そこはレッズ王国だった。例によって真っ赤っかの埼スタとコーナーに陣取るレイソルサポ。あのフランサゴールを眼前で堪能した柏サポは超勝ち組だ。あのプレーは1年に一回見られるかどうか?ってぐらいでしょ。

さあ試合開始。レイソルが果敢に攻める。解説者によると、ここ数試合のレイソルは試合の入り方が良くなかったと反省して、今日は積極的展開を心掛けてるらしい。心掛けでこんなに変わるんだ。ならば、もっと早く心掛ければ・・・ってのは素人考えだ!多分。いろんな事情があるんだろう。

ミノルがいい。ズイズイとゴールを狙っている。惜しいシュートがあって、すかさず先制点をゲット!これね、結構なスーパーゴールだったんです。コーナー隅に決まるミドルシュート。現在はフランサ祭り開催中で目立たないけど、スゲェですよミノルゴール。

しかしレッズ阿部選手に同点にされる。これも何気にスーパーゴールだった。あのシュートを蹴られたら失点しても悔しさはあまりない。仕方ないと諦めるしかないのである。いやいや、勝負はこれからさ!

そして悪夢のロスタイムである。90分47秒、永井選手に勝ち越しゴールを決められる。何が起こった?何かの間違いだろ!お盆休みを暗い気分で過ごすのはイヤなんじゃあ?!しかし残りロスタイムはあと僅か。もうダメだ・・・94分07秒に菅野がゴールキックを蹴る。これでホイッスルかと思いきや・・・

その何秒後かにアナウンサー「フランサが最後に魔法をかけるか??」と魔術師召喚の言葉を叫んだ。するとTV前の自分、埼スタのレイソルサポ、そして30万全柏サポに歓喜の瞬間が訪れた。入るのか!アレが入るのかぁ?!魔術師は降臨したのである。ロスタイムの屈辱は何度も味わったが、逆がこんなに気分爽快とは知らななんだ。

腕に鳥肌が立ちましたね。唐揚げにしたいぐらいの鳥肌でした。どん底気分を覚悟していただけに・・・いや?救われました。ああ、またミノルのゴールを忘れそうになった。あれもスーパーゴールですよ!解説の金田氏が、祐三とミノルが五輪代表候補だったが選ばれなかった。しかし代表に負けないプレーヤーだ!と言っていたが、その通りだ。嬉しいよ、その言葉がスゲェ嬉しい。

今、スカパーでは何度もフランサゴールを流している。金田氏「フランサはこれまで何もしてなかったのに!スゲェ?!」と感激してた。アフターゲームショーの野々村氏も「いや、スゲェよ・・・いや?ホント。もう一回見せてよ。いや?スゲぇ!」と感涙中。プロだから判る凄さってのもあるんだろう。ああ、レイソルサポに生まれてよかった!

それにしても、冷静に振り返るとレイソルvs浦和、なんたる好ゲームだろう。五輪のサッカーで胸に溜まったモヤモヤを吹き飛ばしてくれた。いや、そりゃ?勝って欲しかったのは当然だし、浦和サポにとっては地獄の展開だったろうが、こんな手に汗握るゲームが毎節続けばJリーグも安泰って感じだろう。

さてさて、次節は日立台。何があっても駆けつけなければなるまい。ここで勝てば・・・いや勝つだろう。そして、お盆休みの倦怠感を吹き飛ばす予定である。よし、勝ち決定!