第1156回
痛ッ!イタタタ?ッ!サッカー好きなら誰だって4失点の厳しさを知っている。ACL杯獲得の為に、超えなければいけない壁。その高さも厚さも堅さも倍になってしまった。だが、それがなんだ!そんな時は壁の地下を掘って進むのだ。策はあるハズだ。
確かに広州は強かった。強敵であるコトは間違いない。しかし、諦めたら試合終了と安西先生も言っている。フフフ・・・見える、オレには見えるよ!後世まで伝えられるであろう「広州の奇跡」を10月2日、レイソルサポは目撃するのだ。ブオッ、ブオォォォ?!
AFCチャンピオンズリーグ準決勝1stレグは、しとしとぴっちゃん、しとぴっちゃんの日立台。昨年に続き、またしても超満員の広州サポ。噂ではクラブがチケットを、すべてお買い上げとか。サポは若者だらけ。日本滞在中の留学生だろうか?ユニもクラブからのプレゼント?広州さん、並の財力じゃねぇ!
さあACL頂点を目指してキックオフだ。前半はよかった。慎重に試合に入って、相手を見極める。そして10分、ジョルジのFKが直接ゴール。よし、いける!そう思った。前半はこのまま、何事もなく終わればいい。そして後半に追加点。2-0で広州に行こうぜ!
その筋書きとおり、前半は終了。さあ後半だ。少しずつ、広州が本領は発揮し始める。レイソルは連戦で疲弊していると言われている。だがオレの目には元気そうに見える。でも実は疲れていたのだろうか?まあ元気ビンビンのわけないか・・・
広州の猛攻が始まる。53分に同点にされると、67、82分にも追加点。そしてロスタイムにダメ押しの追加点。目の前で4回も得点シーンを見た広州サポは狂喜乱舞。まあ水原で6-2の勝利を見たレイソルサポみたいなものか。
試合後、レイソル戦士が日立台を一周する。あきらめるな?!の声援。広州で4-0以上での勝利が必須になった。選手達が、どんな気持ちで試合に臨むのかオレには想像もつかないが・・・もう祈るしかない。そろそろ伝説の太陽神を召喚しないと!
雨上がりのレイソルロードを歩く。Jリーグでの敗戦とは悔しさが違う感じ。現実感が希薄とういか、なんと言うか、これが国際マッチってやつだろうか。Jの敗戦は生々しくて気分がドロドロして、負けられないリストに追加だ!とかなる。
柏駅には大量の広州サポ。オレはポケットから携帯を取り出した。その時、100円玉が落ちて転がったようだ。すると広州サポがオレの肩をポンと叩いて教えてくれた。ああ落ちたか・・・そして他の広州サポが拾って渡してくれた。
何を言ってるか全然判らなかったが、ありがとうと御礼を言った。ちょっとだけ広州サポの優しさにふれた。だが内心では「広州で大逆転だぜ、ガ?ッハッハッハ!」とメラメラ状態。よ?し、ちょっと復活してきた。さあいくぞ、ゴ?ゴ?レ・イ・ソ!