第683回
うおおお!ジェフ戦、いい試合だった!レイソルが一方的に勝つのも良い試合だが、数々の困難を打砕いて掴む勝利も格別だ。先制するも追いつかれ、再び引き離すもクリの退場、そしてロスタイムは異次元の6分と次々に襲い掛かる試練・・・この先は次週!って感じですワ。
身悶えながら最後の数分を耐え抜く。そして勝利。今期最高の勝利だった。この試合を見ないでどうする!こんな試合があるからサッカー観戦はやめられんのだって試合。この試合を少年マガジンで劇画化連載して欲しい。ハリウッドで映画化でもOK。
試合後、抱擁するスゲ?ノとレアンドロ。こんな喜んでる菅野は初見。
それほど興奮する要素てんこ盛りの試合だった。
柏サポの一体感も凄かったし、やっぱりイイねJ2は・・・違うって!
第26節vsジェフ千葉は福田電子アリーナ。夕方5時、京葉線蘇我駅に降り立つと潮の香りがプ?ンと漂う。いいね?情緒がある!なにせ海がある、プロサッカークラブがある、イイ街ですね蘇我!晴々とした気分で「ジェフさん一緒に昇格しよう!」そう叫びたくなった。
フクアリに到着し「千葉と黄色は譲らない」のポスターやジェフサポの「♪柏には負けられない?」を観察してたら「ジェフよ、アンタ達だけには負けられん!」とメラメラ燃えてきた。そうだ、一緒に昇格?オレが甘かったぜ!とキックオフ。
開始早々からジェフの気合がすごい。ガシガシに走って前線からプレスしてくる。そう来たか・・・よし予想通りだぜ!絶対に勝ちたい気持ちがジェフを駆り立てている。そう思ったのは自分だけではあるまい。
しかし先制はレイソル。陵平様がワタルからのクロスを綺麗にヘッド!ま、これで諦めるジェフじゃない。8分後、元レイソルの谷澤選手が同点弾。フクアリが燃えてきた。もう潮の香りとか言ってる場合じゃない!男の血潮が飛び散るぜ!あれ?これも潮なんだな・・・
15分?30分は勢いづいたジェフの時間帯。しかしキタジですよ。最近のキタジは活火山ですよ。マグマドバ?!ですよ。キレも勢いもある。そして経験も技もある。ワタルのクロスを右アウトでスパ?ン!ですよ。これで再びレイソルリードだが、さらに燃え上がるジェフサポ。レイソルサポも負けじと大爆発だぜ!血肉が飛び散るぜ!
後半になってもジェフは走る。これさ、絶対にスタミナ持たないだろ!足止まるだろ!と思うのだがプレスしてくる。すると73分栗澤が2枚目イエローで退場ですよ。クハァ?厳しい判定だ。まあでもギリで許容範囲か・・・仕方ない。退場は慣れっこだぜ、1点差を守れ?!
当然ジェフの猛攻開始。こりゃ同点に追いつかれ、うなだれて京葉線か?と予想したが・・・レアンドロキタ?!ホジェルのナイスアシストだった。これで2点差。残り4分だし、勝ったな。完璧に勝った!
すると場内がざわめいた・・・ロスタイムは「6分」だ。ウソだ!ボードに入力ミスだろ?そりゃ?クリがゆっくり退場したけど、レアンドロのコーナーは遅いけど、菅野のゴールキックもギリギリのタイミングだけど、普通は4分でしょ!まあ仕方ない守れ?!
ま、ここを守りきるのが首位なんですな。シュートがバーを叩く絶体絶命の場面では心臓がキュ!っとなったけど、岡田主審がピ?!と終了のホイッスル。勝った。うなだれるジェフ選手とサポ。お祭り騒ぎのレイソルサポと選手。これ、ジェフ側は地獄なんだよな・・・わかります。
蘇我駅に向かって歩く。周りはジェフサポばかりだ。負けた時のレイソルロードよりは明るい雰囲気がある。これも潮風効果か、まだ大丈夫!と思っているのか。フクアリでこれだけ気分最高なのは初めてかもしれない。いいなフクアリ、また来るよ!一緒に昇格しようぜ!