2007年6月 4日

第220回

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日曜日の昼、U-18の試合観戦をするためにレイソルロードを自転車で走る。それにしても人がいない。今日はレイソルロードじゃなくて、三小通りである。土曜日の練習試合は大層盛り上がったようだ。う?ん、ソッチを見ればよかったかな?まあいい、レイソルU-18!未知の世界が待っている。人間は知識欲の動物なのである。知らないモノ程知りたくなるのだ。


日立台に到着すると、普段設置されてる柵がなく、植え込みの銅像をしげしげと見た。台座には「汗」の文字が彫られている。多分何かの選手であろうが、髪型も角刈りでスポーツ選手とゆうよりボディービルダーっぽい。しかし何故、パンツ1枚なのか?きわどい演出である。シャワーを浴びる寸前か?ダビデ像のように素っ裸にしたいが、1部上場企業の倫理観がそれを許さなかったのかもしれない。


開始15分前のゲート。試合あるのかな?一応公式戦なんだよなぁ・・・

メインスタンドに行くと、400人程がノンビリと試合開始を待っている。ユニ着用率は5%ぐらいで、スタンドから家庭用ビデオで撮影する人も多く、選手の近親者が多そう。関係者席に私服姿で強化の飯田さん、運営の辻上さんがいた。
河合「あれ?広報の大重さんは?」
飯田「今日、レイソルは休みなんですよ、場所だけ貸してる感じです」
河合「でも辻上さんいるじゃないすか」
飯田「まあ、お手伝いみたいな・・・」
U-18とはいえ公式戦。緊張感が張り詰め・・・と予想したが、そんな感じが伝わってこない。そして選手紹介があるワケでもなく、音楽が流れるでもなく・・・なんとな?く試合が始まった。


さあレイソル戦士の卵達ガンバレ!と観戦開始するも、アナウンス無い、時計は無い、得点表示無い、ボールボーイもいない。オマケに選手名もわからないので、竹本GMが「ひがいいですよ?」と言った時、今日は大安吉日なのかな?と勘違い。察知した竹本GM「いやね、比嘉です、比嘉!」なんて間抜けな会話も。

トップチームを見慣れた目には、展開が遅くて迫力不足だが、逆に一生懸命さが伝わってきて面白い。しかし試合はFC東京が押してる。プレスも効いてる。レイソル卵、ほとんどフィニッシュまでいけない。ボールをキープしても自陣でのパスが多い感じ。う?ん大丈夫か、君達にはレイソルの未来がかかっているのに!

そしてついに、レイソル失点。その後もピンチが何回か・・・初めて見るレイソルU-18は、どう見てもFC東京U-18に負けている。最初はノンビリ見ていたが、段々と青いユニフォームが憎く見えてきた・・・イカン、黄色い血が微熱を帯びてきた。10人程のレイサポ集団の声もでかくなってくる。


いつものゴール裏とは違う人が太鼓を叩く。普段は真面目な勤め人らしい。この後ろにサポが10人ほど。当然だが選手全員を熟知している。彼等の黄色い血はドロドロで血栓ができる寸前です!

結局、試合は0?1でレイソルの負け。印象的だったのは、惜しいシーンで、スタンドから上がる歓声だ。リーグ戦では「ウア?!」と図太い溜息だが、昨日は「キャー!」って感じの母親っぽい声質だった。母親が息子を応援している図式が脳内で出来上がってしまった。

しかし、あと2?3年で彼等がトップチームに合流できるのだろうか?不安を飯田さんにぶつけると、「でもね、大谷も近藤もあんな感じでしたよ。これから伸びるんです!」とのこと。選手の長所を見きわめて伸ばす。指導者が大事らしい。いやホント、頑張って欲しいです。天気の良かった日曜日、レイソルの違った側面を見れた気がして、なかなか有意義な時間でありました。