第44回
石崎新監督も決定し、新体制へ一歩踏み出した柏レイソル。広報日記に「このオフシーズンに様々な問題点を洗い出し、解決せねばならない」とあった。「様々」とはスタッフも含むに違いない。では、そのスタッフの所属する株式会社日立柏レイソルとは、いったいどのような会社なのか?
日立台でいつも眺めてるスタジアムに隣接する建物内部に「それ」はあり、秘密のベールに包まれている。自分もナラさんがアナウンスする本部室しか入ったことが無い。奥はどうなっている?知りたい。見てみたい。会社のゴミ箱の中身を見れば、その社風さえわかるとゆう・・・ホントかよ!連結子会社が966!もある巨大日立グループのホープ柏レイソル!その中身は?これは御歳暮代金2000円(安いな?オイ!)を投資した渾身のレポートである。
そごうで文明堂のカステラを仕込み、日立台の社屋へ。受付には・・・誰もいない。大丈夫か巨大日立グループ!いや、人件費削減だろう。ロビーに来客らしき人影は無く、受付人員は無駄だ。しかし、寒さも相まって微妙に荒涼感が・・・まあオフシーズンはこんなものか。すぐ横のドアをノックして中へ。
おお!約30個の机が並べられ、15人程が湯気を出して働いている!やっぱ会社はこうでないと。すぐに横井氏を発見し、吉田広報部長と隣の社長室へ。社長室といっても普通の部屋で、歴代社長の写真と巨大レイソル旗が壁にある。「社長はスポンサー回り等で留守なんです」なるほど・・・J2なのだ!平身低頭、挨拶回りは欠かせないのだろう。日本茶をすすりながら、しばし雑談。
吉田「石崎新監督、イイですね。頑張ってくれると思っています」河合「ほう・・・そうなんですか?」吉田「今のレイソルにジャストフィトじゃあないかと思うんです」横井氏も隣で静かに頷いている。自分は石崎監督のこと全然知らないが、この2人は少なくとも嘘はついてない!目がまっすぐだ!うん、信じる。期待してる。
その後、横井氏と社内探検。う!壁にレイソル日本一プロジェクトの張り紙が・・・「横井さん、これは既に意味無いのでは?剥がさないと!」横井「一応、3年計画なんです・・・」河合「自分が経営コンサルタントなら剥がしますよぉ!」ああ、責めてしまった。グイグイいじめてしまった!でも昇格の為、頑張ろう株式会社日立柏レイソル!
3階の記者室を観察してから、4階VIPルームへ。横井「ここから見る日立台は違う景色でしょ?」確かに高さも距離も完璧で、ゲームのすべてが見えそうだ。ジーコもここで見る。横井「でも臨場感はありません!」むむ、横井氏は臨場感派か!
エレベーターで1階に戻って試合用ロッカールームへ。横井「狭くてちょっと選手がかわいそうです」ワールドカップ規格のスタジアム設備と比較すると、やはり寂しいものがあるらしい。う?ん、それは仕方ないか。昇格するまではガマンして・・・昇格したら「よ?し改築だ!」ってなるかも。
横井「ではクラブハウスへ移動しますか」長くなってきたんで、続きは次回。