第504回
「眠れる太陽神、遂に覚醒す!その輝きたるや七海五大陸を照らすものなり!」
昨日のレイソル大勝利を報じる今朝のレイソル新聞の見出しです。もちろんトップ記事ですよ。噂によると昨日はNHKで速報も流れたの?いや?見逃したっす・・・ま全部脳内ですが。いや?ホンットに勝利っていいモンですね、じゃあまた来週!
これがリーグ戦だったら・・・父さんそれは言わない約束でしょ。
ま、そんな感じで久々の勝利に少々浮かれ気味であります。これで前方に明かりが見えてきた。まだユラユラの明かりだけど確実に輝きだした。レイソル戦士達も自信回復、滋養強壮、七転び二起きぐらいでしょうか。さあ階段を一歩ずつ登っていくぜ!
ナビスコ杯予選リーグvs神戸戦、もし勝てなかったら手詰まり感爆発だな・・・なんて不安一杯で日立台に到着した。平日のカップ戦だからか観客は5000人弱。流石に今日は神戸サポも少ない。こんなガランとしたアウェーゴール裏は久々に見た。よ?し、撮影でもするか。
あ・・・カメラ忘れた!グォ?眼鏡も忘れた!ヒィ?財布も忘れた。要するにカバン忘れた。しかし携帯だけはポッケにある。1週間前に機種変したので使い方がよくわからん。まあとりあえず撮るか・・・パチリ!
ヒドイ画像だ。絶対にカメラの設定間違えてるよ!
さあ、選手入場だぜ。今日こそ勝ってくれよとパチリ!
ハゥ、スミマセン。フェアプレーフラッグが確認できます。
画像から熱気が伝わって・・・こねぇ!まあ心眼で見てください。
さあ試合開始だ。見慣れない背番号37・・・山崎ナビスコ正登だぁ!茨田に続いて続々ユース組が登場だ。おお、結構馴染んでるぞ。すんなりJ1の試合に溶け込んでイル?!よし、3年後のレイソルは安泰だな・・・違うって!降格圏脱出が先だってばよ。
5分、10分と時間が過ぎていく。よし、失点しないぜ!OKだ。失点しないせいか落ち着いて着実にプレーしてるように見える。しかも若干レイソルが押し気味である。よし勝てる!しかし前半は何度かいい形をつくるも得点には至らず終了。
さあ後半開始だ。決定機は先に神戸に訪れた。ゴール前への縦パスをボレーシュートされ「ヤラレタ!」と思ったら菅野が鬼反応して左手ではじき出す。鬼や!アンタ鬼や!昨日の菅野は一段と絶壁・・・いや石壁だった。今考えると、このセーブはでかい!
そして後半13分ついにキタ?!キタジがこぼれ球を叩き込む。そして4分後、再びキタジがどんぴしゃヘッドを決める。狂喜乱舞の日立台。これだ、この雰囲気ですよ!しかし2?0は危険なスコア、しっかりと守ろうぜ。
昨日はDFの安定感も復活していた。神戸の調子がイマイチなのか、決定機をほとんど作らせない。主導権はレイソルにあり!久々のイケイケムード。この試合をリーグ戦にコピー&ペーストしたい!移植したい!でもできない。いやデキル、できるさ!
そして試合は危なげなくロスタイムに突入。レイソルの押せ押せムードは変わらない。ミノルと大津が積極的に攻め上がる。よし今日は勝ったなと思ったらミノルに決定的チャンス到来。打て?!の瞬間、横にいたドフリーのチュンソンにパス。チュンソン、これを確実に決めて試合終了。
この時、実際はミノルの前に一枚DFが居た。でもチュンソンに譲ったように見えた。
ミノル「おっしゃ?!これは確実に貰った!ん?チュンソン・・・ビシ!」
チュンソン「え?何故オレにパスを?ミノルでも入るだろ?」
ミノル「フ・・・いいんだよ。黙って早く蹴れよ!」
チュンソン「いいのか?オマエが作ったチャンスなんだぜ!」
ミノル「うるせ?よ!蹴りぁ?いいんだよ。早くしないとDFがくるぜ!」
チュンソン「うう、ミノル・・・よし確かに受け取った!オリャ?!ドカ?!」
と、0.5秒の間にこんなドラマが垣間見えたワケです。
まあアニメだったら確実に「来週に続く!」の場面でしたね。
お待たせ?!勝利のダンス。心眼でお願いします。
快勝だ!本部室に行くと、強化部のシモさんがニコニコ顔で立っていた。
河合「やっときましたね!シモさん、いろいろ言われるでしょ?大変ですね」
下平「どこでも『どうしたレイソル?』って感じです・・・ふぅ。これからですよ!」
するとマネージャーの拓ちゃんも登場。
河合「やっと勝ちましたね!」
拓「ええ・・・ホント、やっと、やっと・・・ですよ!ええホント」
疲れた中にも安堵の表情である。
・アベシュー、山崎よかった!「普通のことを普通にできる。これ大事」スタッフ談
・大津がまた進化してた。フラフラしてるのに倒れない!恐ろしい子!
・ミノル、チュンソン、頼むぜ!何を?レイソルを!
さあ帰ろう。サポ友人と勝利のレイソルロードを歩く。これが至福の時。「よし、山形に行く弾みがついた?!」なんて、みんな浮かれてる。ナビスコ杯あと2試合。このまま上向けばイケル!波にのっていける。祈るような気持ちの水曜日でありました。