2009年12月 6日

第571回

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最後の挨拶で言葉に詰まる雄太が大型ビジョンに映る。
忘れられない光景が、また1つ増えた。

今期を締めるセレモニー、契約解除6選手の挨拶。最後は雄太だった。こみ上げるモノがあるのだろう、とぎれとぎれに喋る。感情が伝播してくる。あああ、ちょっと待って・・・こうゆうの弱いんだ。そして力強く「またいつの日か、日立台で会いたい。柏レイソルを愛してます」と雄太。横でアッキーが泣いている。あああ、イカン・・・つられてしまう!

ポポも泣いた、どしゃぶりの日立台。最終節は勝てなかったが、レイソルの意地は見れた。大谷キャプテンの力強い言葉も聞けた。来期に繋がる・・・いやいや、もっと大きくなれるレイソルを感じたので今はOKな気分だ。スカパー解説「ボールにいってますけどね・・・」のパクドン・タックルがPK取られたこと以外は!

2009年最終節vs川崎戦、敵は優勝をかけた大一番。故に報道陣も2バ?イ2バ?イ!であります。そして記者の眼とTVカメラは川崎の選手を追う。こっちは無視ですか、そうですか。でもねレイソルにも意地ってもんがあるんですよ。試合直前には「最終戦は勝つよ!ムフフ」的なビデオが流され盛り上がる日立台であった。

目の前での優勝だけは見たくねぇ!とキックオフ。浩太が清水に戻るとはつゆ知らず、このスタメンが来年の基本かな?なんて考えながら前半は進む。おお、なかなかイイじゃないか!オレの眼には優勝を狙う川崎と、互角の戦いに見えるぜ!

これはイイ試合。オレは今モーレツに感動している!しかし、その先にマンモスをも飲み込む大きな落とし穴が待っていた。30分、パクドンが巧みなタックルでシュートを阻止・・・と思ったら主審はPKだと言う。おそらく主審以外の日立台全員が「そりゃ違いまっせ!」と思っただろう。

しかしサッカーのルールでは「主審のジャッジは絶対」だ。これじゃ選手もサポもスタッフも・・・ああ納得いかない!でも地道に言い続けるしかない「あれは間違いじゃなかったのか?」と。

これで全てが変わった気がする。優勝が見えてきた川崎と不満くすぶるレイソルの戦い。2失点目はオフサイド?と思いきやオンサイド。状況がよくわからなくなってキタ?!そしてレイソルが混乱を収束させる前に中村選手に3点目を奪われる。あのシュートは・・・スゴかった。

このまま2009年終了なのか。そんなのイヤイヤ!と後半開始。しかし間もなく祐三が退場し、0-3で数的不利。意気上がる川崎。これは一方的な試合展開になる悪い予感!そこで再び意外な展開。藏川が倒されてPKゲットだ。

いつもなら嬉しい展開だが、このプレーも本当はPKじゃないように見えた。主審はゲーム内でジャッジのバランスを取ると聞いたことがあるが、そう感じてしまったのだ。とりあえず、そんな疑念は置いといて・・・フランサが決め、これで1-3だ。

まだ時間はある。追いつける!するとどうだ、またフランサが点を取った。さっきから一人少ないレイソルの押せ押せ状態だ。そして残り時間10分を切った頃、浩太に連続イエローカードで退場。執拗に抗議する浩太。レイソル選手とレイソルベンチは審判に対して不満が爆発。ワタクシも腹の中ドロドロであります。

その後なんとか同点にと踏ん張るも、2人少ないレイソルには如何ともしがたく終了のホイッスル。そして鹿島優勝を知らされ、膝をつく川崎の選手達。ああ、この試合で降格決定しなくてよかった。確かに川崎は強かったが、審判に惑わされ振り回された試合でもある。負け惜しと言われようが、言わせてくれ!

そして審判団が引き上げる。その時かつてない巨大ブーイングが日立台に巻き起こった。至極当然、久々に本気のブーイングを聞いたぜ!負け惜しと言われようが・・・ブ?ブ?!

今期を締めるセレモニーは、契約解除もインフルエンザで欠席のカマジビデオから。そしてハモンから前出の雄太までの挨拶。次は河西社長の挨拶。2005年の小野寺社長の挨拶もハッキリと覚えている。降格の挨拶だけ覚えてるって人の記憶とはなんぞや?そしてキャプテン、監督の挨拶で日立台を一周。


今年もこれで見納めか・・・大雨でも皆、残ってた。
ゴール裏で、浩太がサヨナラの挨拶をしたようだ。

靴をビショビショにしながらレイソルロードを歩く。今日はサポ友と徹底的に飲むぜコーヒーを!柏駅到着後、ファミレス行って、焼肉屋行って、居酒屋行って、ファミレス行って・・・来期について夜中まで徹底的に議論してきた。そして得た結論は「どう考えても1年で昇格できる」だ。この熱き想い伝えたい!今すぐアナタに!眠くて意味不明になってきた・・・さあ昇格へ始動開始だ!