第862回
後半31分、茨田のシュートが決まった瞬間「ホントに優勝できる・・・」そう思えた。2回降格して、94年含めて3回昇格して、泣いたり笑ったり。そして初優勝。ここまできたら絶対に優勝しなきゃダメだ?!と思い詰めてた気がする。だから安堵が先に来た。
埼スタでの優勝セレモニー。静かに見守るレッズサポ。そんな中で選手とスタッフとレイソルサポが幸せを噛み締める。レッズさん御協力ありがとう。個人的に還暦までには優勝を見たいと思っていた。それが・・・9年も前倒しじゃね?か!イッツ・アメージングのJ2&J1連覇だぜ!
厳密に言えば、天皇杯、ちばぎんカップまで全て勝ち続ける予定だが、
ここは謙虚にCWC制覇とだけ言っておこう・・・ファ?ハハハ!
J1第34節vs浦和レッドダイヤモンズはアウェー、埼玉スタジアム2002。今日は朝早く目が覚めた。当たり前だ、レイソル初優勝が決まる日に寝坊なんかできるか!埼玉高速鉄道に乗り込む。鳩ヶ谷を過ぎると車内はレッズサポで満員だぁ!
オレの黄色いタオマフをレッズサポが凝視している。刺すか刺されるか、車内は一触即発状態だ。その緊張感に耐えかねた下校途中の女子高生が「ヒィ?もうイヤ?!」とか何とか叫びながら東川口で降りていった。すまない御嬢さん、今日は戦争なんだ。総員突撃準備?!
54441人、埼スタは相変わらず赤かった。でも一万人はレイソルサポだと思う。NHKやスカパーで見てるレイソルサポだっている。昔応援してたよ・・・なんてサポも今日は絶対に見てるハズだ。そして日本中のサッカーファンが見ている衆人環視の中で・・・勝ちてぇ!
もちろん勝てば優勝。何年か前のセレッソが同じ状況で5位で終わったコトが頭をよぎる。試合は蓋を開けてみないとわからない。前節、前々節と、レイソルはガチガチに緊張していた。大谷キャプは「緊張?ナイナイ!」と言うのだが、緊張してたっしょ!
さあキックオフだ。今日もガチガチかな?と思いきや修正されてタ?!全然緊張してない!それどころか今年最高の試合運び。いま、レイソルサッカー完成形が眼前で繰り広げられてる。一番大事な試合で最高の出来って・・・強者の証明、スゴいぜレイソル!
もちろん押せ押せのレイソルが先制する。29分ワグネルの猛烈シュートが決まって吼えるワグ様。TVのアップだとムチャかっこイイ。よ?しイケるぜ!そして続けざまにワタルのオーバーヘッドが決まる。天はワタルに味方した!これで2点差、優勝が見えてきた。
しかし後半8分、柏木選手に1点返される。え?ナニさ?同点だと優勝なくなるよ・・・勢いづく浦和。このとき、レイソルサポ全員が生きた心地がしなかったハズ。1点入れられれば3位転落・・・地獄じゃ?!さあどうなる?もう・・・知ってるクセに!
とうとう新婚パワー炸裂だ!この男の出番ですぜ!31分に茨田のポヨヨンシュートがぁ決まった。録画を何度見ても、なぜ浦和GKが後逸したのかよくわからない。おそらく天が茨田に微笑んだのだろう。これで3-1、終われ!今すぐ試合終われ!
ロスタイムは3分。あと3分で初優勝だよ、そわそわ・・・それにしてもレイソルが大事な試合で負けないなんて!すげぇ!「あと2分!」自然と大声になる。「あと1分!」もう大丈夫だ。最悪3-2で逃げ切れる。これは勝っただろ!「あと30秒?!」
ピッピッピ?!優勝だ!レイソルサポ全員が抱き合って、握手して、ハイタッチ。選手もスタッフもワーワーと・・・もうよくわからない。それから30分ほど優勝を堪能する時間。レッズさん待っててくれてありがとう、来年もヨロシクね!私達は日立台に帰ります。
夜9時から日立台で優勝報告。建設中のゴール裏が、のびゆくレイソルを象徴している。強くなる→人気でる→スタジアム増設→動員増→収入アップ→強くなる・・・の無限ループ開始だ。さあ次は8日のCWC。これも勝たないと・・・行けるとこまで行くしかねぇ!ゴ?ゴ?レ・イ・ソ!