「気分爽快だぁ?！」札幌戦の試合終了後、オレはそう叫んだ。柏西口HUBを出ると小雨交じり、あいにくの天気だったが、レイソルサポにとっては小春日和の完璧な土曜日だ。道端で草木が笑っている。箸が転がっても笑える。ガ?ハッハ！

勝利から15時間が経過したが、いまだ恋する女子高生の気分である。それほどレイソルの勝利は気分を高揚させる。これで夢のような一週間が過ごせる。まるで絹の肌触り、羽毛の優しさコンニチワ。次節は首位仙台か・・・勝ちたいデス、ブモォ?！

近藤の2点目、ガッツポーズがカッコいい！まさに近藤。
オレが女子高生なら無条件でファンレターを書くレベル。

J1第5節vsコンサドーレ札幌は、アウェー札幌ドーム。友人と西口HUBでTV観戦。札幌は雪で寒いらしいがドーム内は暖かいのだろう、裸のレイソルサポがTVに映し出される。もちろん裸なのは上半身だけだが勢いがある！オレが女子高生なら・・・もういいって。

さあキックオフだ。いきなり札幌がプレスをかけてくる。ものすごい勢いで突進してくる。これぞ鬼プレス！なんか、どっかで見たな・・・そうこれは数年前のレイソル、石崎プレスだぁ！しかし近藤、増嶋はあわてない。ここらが王者の風格、さすがの経験値。

「この試合は負けたらマズいですよ」と友人。Ｊリーグ博士の友人が言うには、札幌は怪我人続出でレイソルの倍ぐらい状態が悪いらしい。だから王者レイソルは勝たなきゃいけない。でも最初の10分は札幌プレスをかわす時間帯。

20分ぐらいになると、早くも札幌の足が止まりだした。まあ、あれだけ走れば疲れるよね！少しずつレイソル支配が始まる。さイケイケ?！そして33分相手DFのスキを突いて工藤がボール奪取、そのまま超絶角度無しシュ?ゥゥトオォォ?！ザンッ！

決まった！アナウンサーの言うには気持ちのこもったシュート。つまり御中元シュートである。まだ御歳暮の季節じゃない。オリンピック世代同士のマッチアップで工藤が勝った。うむ、よかよか?！西口HUB店内、一挙に興奮状態へ。

後半もレイソルペース。酒井のサイド攻撃が目立つ。もう10秒前から「そこ突破するよ?！」と酒井が宣言してるのに防げない札幌DF。でもレドミのシュートが決まらない。多分レドミは次節から本気になる。ロボも初得点を決める。ご馳走は最後まで隠しておく作戦だ。

セットプレーが柏の武器。そう言われて3年ぐらいたつ。つまり正確なキックが打てる人材、そして高さも備わってきた。強いハズだぜ柏レイソル！まだ10位だけどね、ウヒヒ。で、そのセットプレーが炸裂。レドミのコーナーを近藤が華麗ヘッドで決める。よっしゃ！

ゴールした近藤が吼えている。唇を読むと「ブワァ?シュレ！」である。たぶん猫科の言語で「もう猫バスじゃないぜ！ライオンバスだぜ！」って意味だろう。それにしても札幌の近藤選手と近藤が対峙する場面が多く、ややこしい。「近藤・・・札幌の近藤がいった！それを近藤・・・近藤直也ふせぐ?！」アナウンサーお疲れ様です。

試合は危なげなく、そのまま2-0で勝利。これで気持ちよく一週間休める。そして体調万全で首位仙台と日立台で激突。いまＪリーグで一番強いのが仙台。でもレイソルの覚醒が始まった。すごい試合になる。そして勝つのはレイソル。もしオレが女子高生なら・・・関係ねぇ！さあノッていこうぜ、ゴ?ゴ?レ・イ・ソ！